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2014.11.28

「安倍政権による解散・総選挙に関する見解 」 を発表。 立憲デモクラシーの会

立憲デモクラシーの会が「安倍政権による解散・総選挙に関する見解」を発表しました。
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2014年11月26日

安倍政権による解散・総選挙に関する見解

立憲デモクラシーの会

安倍政権が本年7月1日、閣議決定によって憲法9条の政府解釈を変更し、集団的自衛権の行使を可能にする方針を示した際、私たちは、それは憲法の枠内における政治という立憲主義の原則を根底から否定する行為であり、一内閣が独断で事実上の憲法改正を行うに等しく、国民主権と民主政治に対する根本的な挑戦でもあると抗議した。

 このたび衆議院を突如解散するにあたり、安倍首相は消費税増税の2017年への先送りと、いわゆるアベノミクスの継続に争点を絞る方針を示した。菅官房長官も、憲法改正は自由民主党の公約であり、限定容認は現行憲法の解釈の範囲内なので、集団的自衛権に関して国民の信を問う必要はないと発言した。衆参いずれの選挙公約にもなかった特定秘密保護法の制定についても「いちいち信を問うべきではない」とした。

 しかしながら、戦後日本が憲法を軸に追求してきた安全保障の大原則を転換するとすれば、国民的な議論の上での、手続きに則った条文改正が不可欠である。選挙に勝ちさえすれば、万能の為政者として、立憲主義や議会制民主主義の原則まで左右できるとするのは、「選挙独裁」にほかならない。選挙によって解釈改憲を「既成事実」にすり替え、選挙後の新ガイドライン策定や安全保障法制の整備につなげようとする企ては看過できない。

 そもそも内閣による衆議院の解散は、新たにきわめて重要な課題が生じた場合、あるいは国会と内閣の間で深刻な対立が生じ、民意を問うことによってしか膠着状態を打開できない際等に限られるべきものである。このたびの動きは、「政治とカネ」の問題が噴出し、アベノミクスが破たんしつつある中で、支持率低下前にリセットしたいという政権側の思惑による恣意的な解散であり、解散権の濫用とも言える。また最高裁に違憲状態と判断された一人別枠方式に基づく「一票の格差」を抜本的に解決しないまま、再び解散総選挙を行うことは、司法府のみならず国民をも愚弄するものである。

 人権を軽視し、権力の恣意的運用に道を開きかねない、立憲主義の原則にもとる憲法改正案を自由民主党が用意していることも懸念される。仮に安倍政権が政権基盤を維持したとしても、選挙で国民に対して憲法改正を正面から提起しない以上、選挙後に条文改正やさらなる解釈変更を進めることは、とうてい許されることではない。この選挙によって政権が、アベノミクス評価を前面に立て、他の重大な争点は隠したまま、白紙委任的な同意を調達しようとしているとすれば、それは有権者に対する背信行為である。

 私たちは、今回の選挙が、暴走する権力に対する異議申し立てと、立憲主義的な民主政治再生のための機会と位置付けられるべきであることをここに提起し、有権者の熟慮に期待するものである。
(原文まま)
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立憲デモクラシーの会とは憲法学や政治学の専門家を呼びかけ人として今年の4月に出来上がった会です。集団的自衛権行使が取りざたされている時、憲法の危機を感じ、平和憲法を救う事を急務として立ち上がりました。
残念ながら集団的自衛権は暴力的とも言える形で近年例をみない閣議決定で決まりました。また12月には特定秘密保護法施行が目前に迫っています。
こんな中、行われる総選挙の意義を私たちもしっかりと考えて行かなければならないと強く思う者です。

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春風亭昇太独演会に行って来ました

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昨日、紀伊国屋サザンシアターで行われた「春風亭昇太」の独演会に行って来ました。
平日の昼と言うのに会場は満員でした。
私はギリギリで会場に足をいれたのですが、
もう熱気ムンムン。
ザワザワとしている感じ。
やはり昇太さんの熱気が会場中に伝わっているのでしょうか?

さて、演目は以下の通り。
オープニングトーク 春風亭昇太
悋気のこま      立川生志
花筏          以下春風亭昇太
化け物使い
富久

まずはトーク。
もう昇太さん満開でした。
笑いの渦に巻き込まれて、なんだか私も大声で笑ってしまって「これって相乗効果?」なんて思ったりしたのですが、掴みはやはり上手ですね。
観客を一体にさせる術はさすがです。

次に、生志さんが「悋気のこま」を噺ました。
マクラは先日の「談志まつり」と同じネタで密かに笑っちゃいました。
この人はだみ声なんですが、
なかなか切れがよくていいですね。

さてさて、これからが昇太さんの独演会。
始めは「花筏」
お相撲さんの噺です。
もともと講釈(講談)ダネで、古くからある上方落語「提灯屋相撲」を、三代目三遊亭円馬が東京に移植したものだそうです。
昇太さんも言ってましたがこの噺は相撲の興行中はとくに「受ける」と言う事ですが、
相撲大好きな私はとても楽しく聴きました。

その次は「化け物使い」。
この噺も古典としてはかなり有名な噺で古今亭志ん朝の得意とするところだったそうです。
談志さんも噺ています。
昇太さんの噺は「オレ流」だったのでしょうが、、、

最後は「富久」
なかなか良い噺で年末にピッタリ。

もう少し詳しく書きたいのですが、
これから出かけるので続きはまた次回。

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今、日本が置かれている立場について

イラク戦争は私たち日本人にとって遠くなった気がします。
報道されることも少なくなり、
そうなると私たちは「知る術がないので自然に頭から消えて行き、
目の前の新しい事につい心奪われてしまいます。

イラクは遠くなった。

と、思っていたのですが、「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」主催の先日のシンポジウムでイラクの最新情報を目にして未だ混迷の事実を知らされました。

そして、そのネットワークの地道な活動から、
一つひとつの戦争をしっかりと検証していく作業こそが、
「次の戦争」への最大の防御なのだと学びました。

今、日本は集団的自衛権行使という戦後最大の危機、つまり戦争への道に突き進むかと言う意味ですが、
その分かれ道に立っています。
そうした時期だからこそ、
今だからこそ、
イラク戦争の原因と状況、そしてその後を知る事が大切なのだと心から納得したものです。
日本をイラクにしてはいけないし、
日本の自衛隊を軍隊にしてはいけない、、、
と、強く思う者です。

本来、積極的平和主義とは「平和学において、「積極的平和」は元来は単なる国家間の戦争や地域紛争がない状態に加え、社会における貧困や差別などがない状況を指している。「積極的平和主義」はそうした積極的平和を志向する主義を指している。」とWIKIPEDIAにも書かれています。
つまり構造的暴力を排除していくと言う意味でした。
が、
安倍さんの言う所の積極的平和主義は安全保障戦略の基本理念と言う使い方になり、
言葉の意味が違ってきました。
これにいついても、国家安全保障会議及び閣議で審議し決定。
国民は蚊帳の外です。
一番大切な事、私たちの命に直結することを、
美しい言葉でオブラートされ、本質が見えないまま、いろんなことが進んで行くことに危惧を覚えます。

この問題、やはりしっかりとみていきたいと考えました。

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2014.11.27

「イラク戦争、集団的自衛権行使を問う東京シンポジウム」報告

昨日11月26日「イラク戦争、集団的自衛権行使を問う東京シンポジウム」に行って来ました。
冷たい雨にも拘らず135人の人が集まりました。
まずイラクの現状報告を高遠菜穂子さんがして、次に元アメリカ海兵隊のロス・カプーティさんが自らの体験を語りました。その次は元防衛官僚の柳沢協二さんが、10年前の自衛隊サマワ派遣の話など貴重な報告をされました。
最後は日本国際ボランティアセンター理事の谷山博史さんが、紛争地での活動を述べました。
後半はこの方々をパネラーとしてのディスカッションで司会は志葉玲さん。
2時間の学習会はアッという間に終わりました。

では以下にそれぞれの詳細を紹介します。
まず一番バッターの高遠さん。ご存知2004年の時のイラク人質事件のご本人です。今はお元気でイラクでボランティア活動を精力的になさっています。
そんな高遠さんは今年になって既に3回、イラク入りしていますが、目の前に繰り広げられる状況を淡々とお話されるのですが、その悲惨さは想像を絶するものがありました。とくに現イラク政府の「スンニー派狩り」は残酷の極みです。路上に放り棄てられる無惨な死体の様子を高遠さんは早口でバンバンと話すのですが、心の中のショックと言うか悲しみを押し隠すようでした。なにしろ、昨日までご自身が話していた友人などが次の朝は死体として路上に転がされているのだから。国際社会はイスラム国ばかりに目を向けているが、実はイラク政府に目を向けその非道さを告発することの大切さを力一杯語りました。市井の人々はイラク政府(シーア派)とISIS(スンニー派)の残虐さの狭間で息をひそめているそうです。そして今年8月、オバマ政権が空爆したとき、多くの民衆は心から歓迎し、喜んでいたと言う事でした。
最早、人々にとって、政府もイスラム国も同じく野蛮で残虐なものとして捉えているとのことでした。


次に元アメリカ海軍の兵隊であったロスさんの話。
2004年11月の2回目のファルージャ総攻撃に加わったそうです。
彼もアメリカ本国に帰り英雄とされたのですが、その後PTSDにかかった一人でした。ロスさんはここでPTSDとモラルインジャリーの違いを教えてくれました。PTSDは症状として悪夢やパラノイア、被害妄想などなど今では良く知られているものです。
一方モラルインジャリーとは良心の呵責障害と言うもので、罪の意識や自分の行ってきた事への恥を感じるなど自分を責める事だそうです。
ロスさんはこのモラルインジャリーに罹ったのですが、病院に行っても治療は捗々しいものではなかったそうです。と言うのもアメリカでは退役軍人のその後のケアとしての病院はあるそうですが、そこではPTSDの治療はするけれどモラルインジャリーのケアはないそうです。なぜなら「イラク攻撃は正しかった」としなければならない政府の思惑があるからとのことです。
ロスさんは「アブグレイブ刑務所での米軍によるイラク人への拷問や虐待も明らかになったが、私は知らなかった。だから、イラク全体で米軍への抵抗運動がなぜ起きるのか理解できなかった。きっと米国人なら誰でも殺そうとする狂信的な奴らなんだと真剣に思っていたのです」と海兵隊のことを思い出しながら当時の心境を語ります。そんなロスさんですが帰国後明らかになってくる米軍の置き土産、つまり濃縮ウランや白リン弾の影響で奇形児の誕生が14、4%と驚異的な数字に胸を痛め、また今なお続いている紛争などなど考えるにつけ、
戦争犯罪を声を大にして叫ばなければならない、告発しなければならないという事で今に至っています。
ロスさんは最後に力をこめて訴えました。「アメリカの軍隊、軍事力とは人道目的ではなく戦略的目的である、つまり力で相手を意のままにするものある。日本の国民をアメリカの非道徳的、侵略的な戦略に協力させることが集団的自衛権の意味である。自衛隊員をPTSDに、国民をPTSDに曝す事」と。

次の柳沢さんは防衛官僚と言うことで、あの2004年のイラク人質事件の時が初仕事だったと言われていました。
自衛隊が今まで誰をも殺さず、誰も死ななかったことを誇りに思うが、
それは武器を持って行かなかったからだと強く主張。
今、安倍さんの押し進めて行く方向に危惧していて、今では集団的自衛権反対の立場でここに立っている。と話されました。

最後の谷山さんはボランティアの立場から、
日本が武力攻撃に参加することは、現地で活動している自分たちの生命が危ぶまれているのだと強調。
戦争直前に気がつくのではなく、気配が生じたとき、敏感に対応して行く事が必要では、、、と語られました。

まだ書きたいのですが。
出かけるので次回に回します。
今回はここまで。

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2014.11.26

トルコ大統領、「男女平等は「自然の摂理に反する発言」

トルコ大統領、男女平等は「自然の摂理に反する」というニュース。
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トルコのエルドアン大統領は24日、イスタンブールであった女性に対する暴力防止などを議論する国際会議で演説し、「女性と男性を平等の地位に置くことはできない。自然の摂理に反している」などと発言した。トルコの女性人権活動家からは「男女平等を定める憲法違反だ」などと反発の声があがっている。
エルドアン氏は「妊婦に男性と同じ条件の仕事をさせることはできない。子どもに母乳を与える母親を男性と同じにできない」と述べたうえで、「正しいのは、女性の間での平等であり、男性の間での平等だ」と強調した。
さらに、「我々の信仰(イスラム)では女性の地位は母親」「母親であることが(女性の)最高の地位だ」などと述べ、女性は結婚して出産すべきだとする持論を繰り返した。
(上記ニュースより 原文まま)
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ツィッターでもかなり物議を醸しています。

対等と平等。
区別と差別。
なかなか境界線が難しいと言うか感覚が問われる言葉です。
現実でも確かに直面する場面はいっぱいあります。
確かに生物学的には明らかな区別があり、
その差ゆえ、可能なことと、出来ない事が生じる事もあります。
が、
その為に女性が生涯を通じて「男性と同じ境遇、処遇から遠ざけられる」というのはいかがなものでしょう???

今回の大統領の発言は即差別に繋がるものでは、、、と思います。「だ

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2014.11.23

「きんぎょの羽衣」を観て

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昨日(11月22日)劇団「横綱チュチュ」の「きんぎょの羽衣」を大学時代の友人と観てきました。
と、言うのも別の友人が劇団「横綱チュチュ」に関わっているからです。
この劇団はアマチュアなのですが、横浜磯子区の幼稚園の保護者を対象に結成。
今年は11周年と言う事でした。
友人は当初から関わっていて、今や劇団にとっては大切で重要な人。
その彼女の活躍がみたくて、私たちは横浜、新杉田まで京浜東北に乗って行きました。
久々に懐かしい顔、かおを見て、学生時代に戻りました。

さて、舞台について。
あらすじ・内容について紹介します。
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天の羽衣を着て自由に飛び回っていた天女たち。失くした羽衣はいったいどこに?
破産寸前の地元の危機。かつてこの町は金魚の養殖で賑わっていたが、今は活気もなく日々がアレコレと過ぎて行く。そんな中「ふるさと活性化アイディアコンテスト」いわゆる町おこしの計画が市から持ち上がり、この町の母ちゃんたちが立ち上がった。それぞれの胸の奥にあるかつての羽衣を引っ張り出して、、、
しかし、ご当地アイドルの道のりは、遠く嶮しい・・・。
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配布されたパンフレットには演出の団のぼるさんと作者の菱倉あゆみさんの言葉が載っています。
作者の菱倉さんは子どもの頃縁日で一番好きだったという金魚すくいにヒントを得て、
この劇を書かれたそうです。
美しくて小さくてため息が出るくらい儚い金魚。
この金魚のしっぽが水にゆれてキラキラと光る様は確かに羽衣のように艶やかでもあります。
手にとると消えてしまいそうな小さな命を愛でるとき、人は限りなく優しくなれるものだな、、、と感じさせられました。
しかし、
ただ儚く観賞用の金魚で金魚は終わらない。
実は、身内からわき上がるエネルギーと躍動する力を込めて、
大きく踊り出すもの、それが金魚の中にある一つひとつの羽衣なんだと教えてくれます。
つまり、
変わるのは自分。
自分が変われば世界も変わり、
そして、
それは忘れていた遠い昔のロマンとともに、現実の今にワクワクするくらい大きく跳ね返ってくるものなんだよ、、、
と、教えてくれました。

アマチュアの劇団と言う事で、
一コマ一こまは素朴です。
役者さんも素です。子どもたちの演技も素敵でした!!!
が、
そこがいい。
真っすぐさ、真剣さがジーンと伝わって来て、
等身大の役者さんをみて、
自分が舞台に立っているそんな地続きの感じがする素敵な演劇でした!!!

とてもやさしい話に、ホンワカと癒され、
金魚のはごろも、というタイトルとおり淡くてほんのりとしながら、
躍動を覚える不思議な舞台は、
やはりアマチュアながら「演劇が好き」という方々の集まりだからこそ得る事ができるんだろうな、、、と感激。
なんだか自分も仲間に入りたい、、、と思わせる舞台でした。
友人にもう一回言おう。
「ありがとう」と。

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「談志まつり」に行って来ました  その4

談志まつり その4

対談後のトップランナーは「立川生志」
生志さんに関して落語ファンとして有名な広瀬和生さんは「この落語家を聴け」という本の中で次のように書いています。
〜〜明るいキャラを活かした達者な落語を陽気に演じる生志はくせ者揃いの立川流にあって、独特の存在感を放っている。ありふれた噺を当たり前に演って笑わせる「落語の上手さ」を備えた生志」〜〜
と。
実際その通りでした。
演目は有名な「道具屋」
与太郎噺として多くの噺家が演じています。
前座噺らしく、どこで切っても、何をいれても、それは噺家に委ねられると言う事で、
噺家の質が試される噺でもあります。
生志さんは、テンポよくそして丁寧に演じていたと思います。
笑う所はしっかりと笑い、
与太郎の身になって、ちょっとドキドキするところは、ドキドキ。
いつの間にか噺に引込まれていました。
こうした所が広瀬さんの言う所の「当たり前に演じて笑わせるツボ」をしっかり心得ている生志さんの憎い演技なのでしょうね、、、
面白かったです。


さてさて。
次は志らくさん。
Wikipediaによれば以下の紹介があります。
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『爆笑問題のススメ』に志らくが出演した時に、談志が「才能だけなら噺家の中で一番。もちろん才能だけだよ。他はない。あくまでも「だけ」なんだ」とコメントしていた。テレビ「落語のピン」では、「弟子の中でもっとも才能はある」と志らくを認めていた。実際、志らくが二つ目に昇進した時に、末廣亭の席亭などに挨拶に出掛けて、志らくを紹介するなど一貫して評価は高い。
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と、言うことで談志さんお気に入りの志らくさん。
実際、談志さんの物まねは本当に上手で、談志さんが一押しだったのも頷けます。
先に紹介した広瀬さんも志らくさんのことはベタ褒め。
次の落語界を担う人と評しています。
さて、演目は「やかん」
この噺も先の「転失気」と同じで知ったかぶり噺。
一昔前は、知ったかぶりを「やかん」と呼んだほど、よく知られた噺だそうです。
題名に直結する「矢があたってカーン」以外は、自由にギャグが入れられる伸縮自在の噺なので、
昔から各師匠方が腕によりをかけて、工夫してきた噺だそうで、
今回の志らくさんは古典を現代の世相に反映してアレコレと盛り込みました。
それにしても落語ってギャグと言うか駄洒落と言うか満載で、
その辺りの感覚、私にはピッタリです!!!
とにかく、面白かったです。

さて、最後は立川龍志さん。
演目はこれまた有名な薮入り
龍志さんは丁寧に落ち着いて噺をされました。
落としどころもバッチリでさすが、兄弟子。
ドラマちりとてちんでは草原にいさんかな、、なんて思ったりして。
ところで、上記千字寄席によると、この薮入り、本当はエロネタらしいです。
はぁ〜〜〜
なんだか、そちらも無性に気になったので調べてみました。
調べてみて、なるほど。と了解。
あらら、、、でした。

しかし、そんな元々のエロネタも、今ではしっかりと人情噺になるところが、
落語の凄い所というか、許容範囲、懐の深さを感じます。
庶民が権力に反抗して密かに笑うと時、それは権力者を無能呼ばわりして嘲りの嗤いか、
性の生々しい部分をあからさまにする事でニヤリと嗤うと言うそのあたりだったのでしょうが、
そこに光をあてて、
そんな淫微さを健全で新しいものにしたところが落語の大いなる魅力なのでしょうね。
とくに談志さんは放送禁止用語なんてバンバン喋るので、
DVDを観ているとよく「ピッィ」ってなるんですね。
あああ、またえげつないこと言ったんだな、と想像しながら聴くのも、
談志を聴く心得の一つ。


と、言う事で、談志まつり堪能した私たちでした!!!

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「談志まつり」に行って来ました  その3

談志まつり その3

前半最後は友情出演の桂文枝
一般には三枝さんで有名。
文枝さんに改めたのは2012年です。
落語は初めて聴いたのですが、さすがにお上手で面白かった。
笑いの世界にずっといらしただけあって、笑いのツボを心得ている、と言う感じ。
無理なく自然に人を笑わせる術に長けているんでしょうね。
さて、演目は「優しい言葉」。
新作です。
内容は夫婦喧嘩の噺。
喫茶店のマスターとその妻の喧嘩。
お互いに相手のことより自分の「正義」を前に、相手を詰る、あるいは不満に思うと言う
いわばどこにでもある夫婦の日常の一場面を、面白く切り取る事で笑いを取る噺。
とくに夫が妻に言いこめられていて居酒屋で愚痴を言う下りは、一人で笑ってしまいました。
隣にいる夫はきっと心の中で「そうだ、そうだ」と快哉を叫んでいるだろうな、、、と。
昨日は「11月22日」。「良い夫婦」の日だったのですが、まさにビッグヒットな噺。

こうしてひとしきり文枝さんの世界で遊んだ後、中入り。

後半はまず「談志さんを偲んで縁の人たちの対談」。
今回は「立川龍枝、桂文枝、野末陳平、司会は立川志らく」。

文枝さんは最後まで談志さんに「襲名することを反対されたエピソード」を語りました。
しかし、襲名した時は喜んでくれて、祝儀として「ばかやろう」の一言を贈ってくれたそうです。
その一言に込められた談志さんの温かい思いが伝わってきました、、、
一方の野末陳平さんは「選挙」の話で盛り上げました。
比例の最後で当選した談志さんは「真打ちは最後と決まってんだぁ」と豪語。
陳平さんは補欠の2番目。
選挙後3ヶ月のうちに当然議員に何かあったら繰り上げられる選挙法の中で、
ギリギリ、目前で補欠当選した時の経緯を談志さんとの会話を披露しながら笑わせます。
そして、弟子の龍枝さんや志らくさんは、所々で談志さんの素顔というかこぼれ話を聞かせてくれました。
どの方も話を聞いても談志さんってやはり群を抜いて異色の傑物だったのですねぇ。
そして、今なおみんなに愛されているんだな、、、と思いました。

すごいぞ、談志。
やるな、談志。
と、思った次第。

もう今は聴く事ができないのは本当に残念ですが、
DVDなどを借り、在りし日の談志さんを偲んでいきたいものです。

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「談志まつり」に行って来ました  その2

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談志まつり「その2」です。
談志まつりトップは泉水亭錦魚
演目は「猫の皿」

「古美術商が旅先の途中で立ち寄った茶店で亭主を騙してある皿を買い叩こうとするが、その亭主の方が一枚上手だったという噺。」
というかなり地味な噺です。
盛り上がりやオチが難しい。
錦魚さんも頑張っていましたが、まだまだかな???と言うのが素直な感想。
上記「落語あらすじ事典 千字寄席」によれば、この噺は最初のマクラの部分をたっぷりと振らないとオチないそうです。
「目から鼻に抜けているような古美術商」と「とぼけているように見える亭主」とのやり取りの中で最後に実は亭主がしたたか者であったことで聴いている方がスッキリ、カタルシスを味あうのがこの「猫の皿」。
錦魚さんの古美術商は嫌らしい商人と言うよりは、焦っている商売人という感じだったし、
とぼけた亭主も世の中を達観している風情があまり出ていなくて、
噺の流れが平坦に終わったことが残念。
今後の錦魚さんに期待!!!


次の噺は立川談修
演目は首提灯

「安永3年(1774)刊の「軽口五色帋」中の「盗人の頓智」ですが、これは、忍び込んだ泥棒が
首を斬られたのに気付かず、逃げて外へ出ると暗闇で、思わず首を提灯の代わりにかざす噺。

上記「千字寄席」によれば「滑稽噺の真骨頂。こんなにふざけた噺はない」そうです。
そりゃそうです。自分の斬られた首を提灯に差し出すというのがこの噺のオチなのだから。
また町人が田舎武士を罵る言葉の流暢な流れが面白かったそうです。
例えば以下のとおり。
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「ぼこすり野郎」の「ぼこすり」は蒲鉾用のすりこぎ。
「デクノボー」「大道臼(おおどううす)」などと同じく、体の大きい者をののしった言葉です。

「かんちょうれえ(らい)」は弱虫の意味ですが、語源は不明です。この男も分かっていません。

「モクゾー蟹」は、藻屑蟹ともいい、ハサミに藻屑のような毛が生えている川蟹で、ジストマを
媒介します。要するに「生きていても役に立たねえ木ッ葉野郎」の意味でしょう。
(上記千字寄席より)
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さて、談修さんは自分の斬られた首を「おっとと」と手でもって如何にもありそうな噺に持って行くジェスチャーというか演技は上手でした。
が、噺そのものの面白さはあんまり伝わらなかったのが残念。
マクラの部分の方が面白かったです。
「白井権八に斬られたという男が上半身は「湯屋の番台」下半身は「こんにゃく屋」で働いている」という噺で、
個人的にはこちらの方に盛り上がりました。


3番目は立川志遊さん。
演目は「転失気」

「知ったかぶりする隠居をやっつける小僧のイタズラを笑う滑稽噺」。

志遊さん、頑張っていました。
噺そのものが笑いを取る内容なので、笑うところはしっかり笑いました。

オチはいろいろあるようですが、
今回の志遊さんは「いっぺいやるか」と「ぺい」に音をかけましたが、
「盃を重ねますと、しまいいにはプープーが出ます」というようなオチもあるそうですね。
なかなか落語って面白い。
噺の筋は一本通りながら、登場人物やら背景やらはそれぞれの噺家によって脚色され、色づけされていて、
その噺家の個性へと繋がっていくのが、なんとも楽しい。
同じ噺をいろんな演者から聴き、
一人の演者からいろんな噺を聴き、
そして、
一人の演者の一つの噺を何度でも聴き、
いろんな楽しみ方や味わい方が出来ます。
実に奥が深いですね♫

桂文枝さんは次に続く。

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「談志まつり」に行って来ました

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談志まつりに行って来ました。
立川談志:没後3年、悲しみから懐かしい思い出へによると以下の通り。
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立川談志さんを、私達も尊敬の意味を込めて「(落語立川流)家元」と呼んでいた。忙しくなる師走直前、そして寒さを意識するこの時期、3年前の11月21日、「家元」は75歳で亡くなった。
21日は3回目の命日。「家元がいたら、何を話し、どのネタを演じたたろう……」と思ったことが何度もあった。長男で所属事務所「談志役場」代表の松岡慎太郎さんも、「そうですね。小笠原(東京都)の(中国漁船による)サンゴ密漁を知ったら『先に採りに行く』と言ってるかもしれませんね」と話す。
3年がたち、悲しみから懐かしい思い出へと、「家元」を愛した人々の思いは変わりつつある。21日から3日間開かれる落語会「談志まつり2014」に合わせて、「衛星劇場」では特別番組が放送され、2枚組みCD「家元の軌跡 談志30歳」(キントトレコード)が発売。そして、書籍化されてない対談やエッセー、落語会のプログラムなどを集めた新著「努力とは馬鹿に恵えた夢である」(新潮社)も出版された。
(上記ニュースより)
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と、言う事で多くの人々に愛され弟子から畏れられ尊敬されていた談志さんを偲んで、
在りし日の談志さんのエピソードなども含めて
縁の人たちの対談を交えての落語会でした、、、

私たちは談志さんが存命中はご本人の落語を生で聴いていなかったので、
とても残念に思っていたのですが、
談志さんのお弟子さんたちの華々しい活躍や、
伝え聞こえる談志さんの想像絶する凄さに敬意を感じているこの頃。
これは是非談志祭りに行こうと思い立って、
チケットを購入。

昨日12時の部に行って来ました!!!

面白かったです♫
談志さんってやっぱり凄かったのですねぇ。
なんて当たり前すぎる感想をさらに実感として確かめたお祭りでした。

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2014.11.21

解散。いよいよ総選挙です

衆院:解散、総選挙へ…アベノミクス問う 12月2日公示

いよいよですね。

==============
衆院は21日午後1時からの本会議で解散された。衆院選は「12月2日公示−14日投開票」の日程で行われる。衆院解散は2012年11月16日に民主党政権の野田佳彦首相(当時)が行って以来2年ぶり。安倍晋三首相は、今年4月の消費税率8%への引き上げ以降、経済が低迷していることを受け、来年10月予定の10%への引き上げを1年半先送りすることを決めた。衆院選では、政権の経済政策「アベノミクス」継続の是非のほか、集団的自衛権の行使容認などが大きな争点となる。
(上記ニュースより)
===============

さて、これからが勝負ですね。
争点を明らかにして、有権者の私たちが納得する議員が誕生することを願いながら、、、

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2014.11.20

安倍首相生出演!NEWS23の発言が話題に

ツィッターやフェイスブックでも話題になっていますが安倍首相生出演!NEWS23への反響 と言うまとめサイトが立ち上がりました。

私もyoutubeにあがっているのを観たたのですが、
先に「まとめサイト」を読んでいたせいか、そんなに安倍さんが「ひどい」狼狽ぶりとは思いませんでした、、、このところの国会中継でみられる「いつものまくしたてる安倍さん」。
町の人々の声をミクロと言い放つ感覚はとても政治家の、しかも総理のものとは思えませんが。

集団的自衛権の時にはさんざん「紛争地に取り残されたお母さんと赤ちゃんの救出」を聞かされ、
秘密保護法の時は「テロの脅威」を聞かされ、
そこから一歩も出ない議論、討論を思い出しました。
安全保障に関わる最も大切な法案を「閣議決定」でサッサッと決めて、
それでいて、今回は突然(でもないかぁ)の解散。
「大義ない解散」とか「やぶれかぶれ解散」「念のため解散」とかとかいろんなネーミングがついていますが、争点がはっきりしない。
何故いま???
誰でも思うよね。
実際、700〜800億円が使われることを思うと、思いつきで解散して欲しくないなぁ、、、

いずれにしても「選挙に行こう」!!!
ですね♫

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衆議院選挙投票の参考に

秘密保護法に賛成した議員に投票するのは絶対に避けたい。というブログに昨年の秘密保護法に賛成した議員の名前が挙がっています。
衆議院選挙の投票にあたり、参考までにご覧下さい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
特定秘密保護法の施行一カ月前となった十日、識者や労働組合などでつくる「『秘密保護法』廃止へ!実行委員会」は施行の賛否を全国会議員に質問した緊急アンケートの結果を発表した。全議員七百二十二人中で五十八人が回答。うち五十二人が「廃止法案の提出に賛成」「施行を延期すべき」と答えた。
 回答したのは全議員の8%で、「廃止法案提出・施行延期派」は7・2%だった。数字上では法施行に対して問題意識や危機意識を持つ国会議員の少なさが示された格好だ。
 「廃止法案提出に賛成」の回答は三十五人いた。内訳は共産十九人、民主八人、社民四人、生活一人、無所属三人だった。「十二月十日の施行延期」の回答は十七人で、内訳は民主十二人、維新三人、生活二人だった。具体的意見で「特定秘密の指定、情報開示の期限、指定管理者のチェック、あらゆる点で十分な説明が果たされていない」「国民の目、耳、口をふさぐ希代の悪法は廃止するしかない」との記述もあった。
 一方、「十二月十日に施行すべき」と三人が回答し、内訳は次世代二人、自民一人だった。
 実行委メンバーで日弁連秘密保護法対策本部副本部長の海渡(かいど)雄一弁護士は記者会見し「あと一カ月で施行だと既成事実のように言われる。しかし(六月の通常国会で廃止法案を提出した共産、社民両党と無所属に加えて)民主党や維新の党までの野党がまとまって施行延期法案を今の臨時国会に出せないのか、働き掛けを強めていきたい」と話した。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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2014.11.18

「嫌われる勇気」を読んで

嫌われる勇気を読みました。
この本は今回が二度目です。
ベストセラーで鳴り物入りとなり本屋さんに平積みされていた頃、タイトルの面白さに惹かれたのと、
アドラー心理学について知りたいと思った事で早速、読みました。
あの時も感動して、その後何冊かアドラーの本を買ったのですが、
今回は「悩んでいる自分」への解決のアドバイスがあればいいな、、、と思って本棚から再び取り出し読みました。
一つひとつの章に書いてある事と、「今の自分の問題」とを照らし合わせてノートを取りながらゆっくりと読み進みました。
そして、読んだ所までをその晩は夫に報告。
私の理解と私から聞いたところを理解する夫との対話でさらにアドラーの言わんとする事を確認作業。
なかなか骨のおれる作業ながら、
自分の問題点が「感情」のレベルから理性の分野にまで格上げしていったように思いました。

ここで分かった事と言うか、理解した事と言うか、納得した事は、
「今、ここに生きる」ということです!!!
アドラー心理学について、あるいはこの本についての感想や解説はネットでも溢れています。
「問題解決の第一は課題の分離、すなわち相手と自分との課題について境界線をひく」
と、言うことや、
「承認要求をしない、つまり自分の行動について他者の評価を気にしない」
「自己受容、他者信頼、他者貢献」などが丁寧に詳しく書かれています。
読みながら自分に当てはまる事ばかりでムムムしか言えません。

そして、最後の結びとして、
一番大切なことは、
「いま、ここに生きる」
と、言う事でした、、、

今、ここに生きる。
これはキリストも仏陀もあるいは多くの賢者が述べていることですが、
本当に難しいことなんでしょうね。
すぐに出来る事なら、
こんなにも多くの先人が残すはずもないから。
本当に難しいんだろうなぁ「今、ここに生きる」って。
つい人は過去を見て落ち込み、未来をみてボンヤリするものだから、、、

アドラーは言います。
〜〜〜人生における最大の嘘は「今、ここ」に生きない事。「今、ここ」から目を背け、もう今はありもしない過去と
まだこない未来にばかり光を当てて来た事。〜〜〜
そして、「人生はつねに完結しているものだ」
と。
そして「人生に意味はない。人生の意味はあなたがあなた自身に与えるものだ」とも言います。
ウウウム。
これについては、今度、時間をみつけて、
しっかりと要約を書きたいものだが、、、

まぁ、難しい課題であるからこそ、
楽しみながら取り組もうと思います、夫とともに。

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健さん逝く

俳優の高倉健さんが亡くなられました。
また1人、名優が逝き、寂しくなりましたね、、、

悪性リンパ腫とのこと。

事務所からの発表によると
最期は本当に充実と言うか満足というか素敵なお顔だったらしいです。
生ききったのでしょうね。
ご冥福をお祈り致します。

さて、私は健さんの映画ではやはり「幸福の黄色いハンカチ」が好きです。
不器用ですから、、、
と、言う健さんの顔を思い出します。

カメラをぶらさげて池の周りを歩いていたとき、
ハトが二匹散歩(?)していて、
その姿がなんだか健さんに似ていて思わずシャッターを切ったことがあります。
そんなことを思い出しながら、健さんを偲んでいます。

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「自分 不器用ですから」

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2014.11.17

「毎日かあさん」を観て

昨日、夫と映画「毎日かあさん」を観ました。

解説とあらすじは上記公式サイトより引用。
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解説
漫画家の西原理恵子が自身の体験を基にした人気漫画を、小泉今日子と永瀬正敏の共演で映画化したホームドラマ。一家を支える大黒柱の漫画家女性とアルコール依存症の元戦場カメラマンの夫、二人の子どもたちとの、一風変わった家族のエピソードをつづっていく。監督は、『かぞくのひけつ』の小林聖太郎。笑いの中に温かい人情を醸し出す原作の世界に溶け込んだ俳優たちの演技に注目。

あらすじ
二人の子育てに仕事にと忙しい日々を、持ち前のたくましさで乗り切る漫画家のサイバラ(小泉今日子)。元戦場カメラマンの夫(永瀬正敏)は戦場でのトラウマのせいでアルコールにおぼれ、二人は離婚することになる。大切な家族を失い、アルコール依存症と闘う夫だったが、今度はガンが見つかり……。
==================

とても優しくて、元気が出て、切なくて、悲しくて、それでいて、
冒険に出よう〜〜〜
と、言う気になる不思議な映画でした!!!

原作者のサイバラがそもそもマジシャンのように素敵な人生(?)を歩んでいる人だから、
その人の実話ならまず間違いなく面白いと思うのは当然で、実際面白い。
そして勿論、キャストがいい。
キョンキョンがいい味を出していました。
子どもたちを見る時のやさしい眼差し、ふとした時のため息に感じる「生きて行く」ことの精一杯さ。
アル中の夫への面罵。それを通り越して透けて見える限りない愛。
そんなこんなが、観ている私たちにストレートに伝わってくるように思いました。
また、夫の永瀬さんも茫洋とした雰囲気で良い演技をしていたし、
なによりも子どもたちが可愛かった〜〜〜
本当に可愛かった。

夫が先に逝き、遺された妻の空虚でカラッポの心の中に、
静かに確かに入り込んでくるのは子どもたち。
夫が生きていたという証。
夫がなし得ようとして、得る事はできず宿題を残したまま先に逝ったのだが、
遺されたもの、家族はその足音を辿りながら、
夫の求めていたものを拾い続ける。
そして、
さらにその先には夫がなし得ようとしてなし得なかったものを、
手に取る事ができる。
そんな力強さをメッセージとして最後に残し映画は終わります。

私も今「思秋期」と言う事で、夫婦のあり方を今一度考え直し、
さらにより良い関係をこの先もっていきたいという願いから、チョクチョクとぶつかるこの頃です。
が、
「毎日かあさん」を観て、
チョット元気になり、おおらかになり、こまい事は「まぁいいっか」と思えるようになれたら、、、良いなぁ♫
と、思ったものです。


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沖縄県知事選が示すものは?

遅くなりましたが今日のニュースはやはりコレ。
翁長雄志氏 当選から一夜明け「オール沖縄」の勝利実感

保守・革新を乗り越えた「オール沖縄」の民意を代表し、新基地建設断固反対を掲げる前那覇市長の翁長雄志(おながたけし)さん(64)が圧勝。
敗れた仲井真氏「思いもよらない結果」と述べていますが、果たしてそうでしょうか???
4年前の選挙について私はエントリーを挙げて以下のような内容を書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
無所属現職の仲井真弘多氏(71)=自民党県連、公明、みんなの党推薦=が33万5708票と言う事で伊波さん、敗れました。
個人的には残念です。
仲井真さんは今知事選で「辺野古移設は事実上不可能」と県外移設要求」と打ち出し、基地問題ノーと言う県民感情を公約に入れた形になり、それが当選の一つの鍵だったようです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、当時の防衛大臣の北側さんの言葉があって、
さらに私は次のように書きました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
仲井真さんは「県外移設」を訴えたのです。
そして、その訴えを信じて県民は仲井真さんに投票したのです。
沖縄の県民の民意はどこにあるか、、、
県外移設であることは明々白々です。
だがしかし北沢さんは先に書いたように経済振興をニンジンとして仲井真さんと協議するというのだが、
これって、仲井真さんに公約の半分は破れ、、、ってことを示唆することなのか、と思ったりします。
政府にしたら仲井真さんは「与しやすし」ということなのだろうが、、、
そんな与しやすいと思われる事には仲井真さんもそうそう素直に言を翻すことはできないでしょう。
仲井真氏「そう笑顔にもなれませんよ」 県外移設を強調と言う事で「「相手候補の30万票は半分。その思いも踏まえて、しっかり仕事をしないとなあという気持ちが強くなっている」と言うことだそうですが、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そんな仲井眞さんが公約をあっさりと棄てて、県民を裏切り、安倍政権とともに新基地を推進したのは昨年のこと。
記憶に新しい。

選挙戦では翁長さんは、基地返還跡地が飛躍的な経済発展を遂げている実例を示し、「米軍基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因」と強調。
「基地のない平和で豊かな沖縄にしよう」と訴え続けました。

さらに、
選挙戦勝利の感想として翁長さんは「仲井真知事の埋め立て承認は県民にとって許すことができないものだったのだと思う」と指摘。
沖縄県民の気持ちは「埋め立て反対」なのだ、、、と強調。
県民の意思が伝わった選挙結果だったと思います。

この先、基地問題がどのような形で展開していくかさらに注目です!!!

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2014.11.14

錦織クン準決勝進出

錦織準決勝進出ですね。

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男子テニスの上位8選手によって争われる今季の最終戦、バークレイズATPワールドツアー・ファイナルズ(イギリス/ ロンドン、賞金総額650万ドル)は13日、グループBの予選ラウンドロビン3試合目が行われ、第4シードの錦織圭(日本)は準決勝進出が確定した。

錦織は予選ラウンドロビンで1試合目でマレーを下し、2試合目でフェデラーに敗れ、3試合目でラオニチと対戦を予定していたが棄権のため急遽D・フェレール(スペイン)と対戦。
フェレールを逆転で下し2勝1敗とした。
錦織はアジア人男子初のツアー・ファイナルズ出場で初の準決勝進出という快挙を達成した。
(上記ニュースより)
================

私もつい観てしまいました。

夜中なのに、興奮して
ウワッ====
ギャツ〜〜〜〜

パチパチ。

の連続でした。

解説の松岡さんも静かに的確に解説してくれて良かったです!!!

ロンドン在住の友人が観戦していると言うので、
観客が映るたびに探しましたが残念ながら見当たりませんでした。
事前にテレビ用に大きな旗降っといてぇと伝えていたのに、、、
と、まぁそれはともかく、今日は朝から良いニュース!!!
次に期待です。
また嬉しい寝不足の日です。

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2014.11.13

解散???

解散風、吹いていますね、、、

解散かぁ?と言う事で党内も二分しているようですが、
これはどんな時でもそうでしょうが。

ウウウム。

この時期の解散。

大儀なき解散とテレビであるコメンテータが言っていましたが、
実際、なぜ???
と、思います。

安倍さん、勝算あるのかな???
実際、上記ニュースでも議席かなり減らすようですが。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
政治評論家の小林吉弥氏が475議席を分析した政党別獲得議席予測によると、自民、公明与党で過半数(238議席以上)は維持するが、現有の326議席から最大で62議席減らす。野党の選挙協力が進んだ場合、自民党単独では半数を割り込む可能性もあるという。
(上記ニュースより)
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いずれにしても、
そう遠くない将来、どうなるかはわかるのでしょうが、
永田町の先生方は大変だ。

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「彗星の核に着陸」と言うニュース♫

彗星の核に着陸=史上初、欧州探査機の子機―生命起源の解明期待というニュース。
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欧州宇宙機関(ESA)は日本時間の13日午前1時すぎ、火星と木星の間にある「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(すいせい)」の核に探査機ロゼッタの子機フィラエが着陸したと発表した。12日午後5時半すぎに同彗星に約20キロまで接近したロゼッタから分離され、ゆっくり降下した。探査機の彗星着陸は史上初。

彗星は「汚れた雪だるま」と呼ばれ、核は砂や岩石が交ざった氷と考えられている。日本の探査機はやぶさが砂粒を採取、回収した「イトカワ」などの小惑星と同様に、太陽系が約46億年前に誕生してからの過程や地球の水、生命の起源を探る手掛かりになる。 
 チュリュモフ彗星の核は長さ約4キロと、イトカワの同535メートルよりはるかに大きいが、子どもが風呂に浮かべて遊ぶアヒルのおもちゃのように頭部と胴体から成る複雑な形をしている。着陸地は頭部先端にあり、「アギルキア」と名付けられた。

計画では、フィラエはバッテリーが持つ約2日半にわたり、表面を掘って内部の物質を分析するなどの探査を行う。

(原文まま)
=====================

凄いですね!!!

何回読んでも名前を覚えれそうにはないのですが、
「チュリモフ彗星」。
なんだか音の響きがフワフワしていて可愛い。

画像も届いているようです。

学問・資格 | | コメント (2) | トラックバック (0)

2014.11.11

今日はポッキー&プリッツの日

今日は11月11日でポッキーとプリッツの日だそうです。
こちらの纏めサイトにいろいろと感想やら意見が書かれていますので興味のある方はご覧下さい。

由来はポッキーやプリッツを持つと一本の棒になることからでしょうね。
また同様に「チンアナゴ」の日でもあります。これもまた形からの由来でしょうね。

===================
チンアナゴ(狆穴子、珍穴子、Heteroconger hassi)はウナギ目アナゴ科に属する海水魚の一種。
(wikipediaより)
===================

ウナギの一種です。

また同様の由来で「うどんの日」であるそうです。

そしてサッカーの日でもあるそうです。
サッカーは11人対11人でプレーするからだそうです。

いろんな日があって、
それぞれの理由が楽しくて、
そんなきめ細かい季節の歳時記がいいですね♫

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2014.11.10

ナビスコカップ準優勝

遅くなりましたがサンフレッチェ広島とガンバ大阪ナビスコカップ決勝に家族で行ってきました。
結果は2−3で負けました、、、

残念。
ざんねん。
もう悔しいぃいいい

私たちは4年前も国立で目の前でジュビロに負けたのを見ているのですが、
あの悪夢がまた演じられようとは、、、ウウウ、、ううううう、と泣いています。

さて、それはそれとして試合は負けたものの、決勝に進出して準優勝したと言う事は素晴らしいとファンである私は思っています!!!

朝からワクワクして家族中でなんやかんやとサッカー談義に花を咲かせていました。
誰のユニフォームを着るだの、寒いから膝掛けを用意しなきゃ、「はい、おとうさん」と全部夫に持たせて、
ラクラクで家を出た私。

そうして会場の埼玉スタジアムへ。
浦和レッズのホームですが、今日は赤いチームがいなくて紫と青という地味と言うか、、、
まぁ、ホームカラーだけで言えばかなり落ち着いた試合になりそう、、、

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席につくとすでに両チームのサポータは歌を歌って応援しています。
盛り上がってきます!!!

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ガンバのコレオも素敵でした!!!

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試合前の選手たちの練習が間近で見る事ができたのですが、
今回は審判団の練習というか準備運動も見る事ができてラッキー。
主審はあの西村さん♫

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そしていよいよプレー開始。
ナビスコカップのあの優雅で格調高い歌が流れてきて選手登場。

選手の目の前にはレッドカーペットが、そしてロイヤルボックスが。
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待ちにまったキックオフ。
うわっ〜〜〜〜

両チームのどよめきで会場の空気が揺れます。
そして、
前半18分、高萩のクロスを石原がトラップしたところでボールが岩下の手に当たります。ここで西村主審は迷わずPKを指示。なんだかW杯の開幕戦を思い出しますね。
当然、キッカーは佐藤寿人。

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寿人のキックは東口が反応して、駄目か、、、と思ったのですが、手を弾いたボールはそのままゴールに飛び込み広島が先制点を奪いました。

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ゴ〜〜〜ル。
ゴール。
このゴールで佐藤選手はナビスコカップの最多得点に輝きました!!!

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前半までは素敵な試合だったのですが、、、
まぁ、後半はサンフレッチェの選手、足がとまっていたか、、なと思います、残念ながら。
ガンバは強かった!!!
くやしい、、、、が。

結果は2−3でガンバが勝ちました。

サンフレッチェは準優勝。
まさにシルバーコレクターです、、、

肩を落としてレッドカーペットを歩く選手たち。
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メダルをかけて立つ選手たち。

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今回は準優勝だったけれども、
私たちはとても素敵な夢を持ち続ける事ができたし、
次の新たなサッカーをさらに夢見る事ができました。
サンフレッチェはさらに大きく飛躍する為の一過程だと思います。

本当にありがとう!!!

とは言え。
本音は家族で帰る道もそりゃ、暗かったのですが、、、ははは。

家に帰って今日のスポンサーからのお土産を写真にパチり。

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その後、家族で反省会。
サポータ、ファンとして何が出来るか、、、
あんまり盛り上がりませんでした。
やけ酒飲んで、トットッと寝ました。とさぁ。

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2014.11.09

ベルリンの壁崩壊25周年

ベルリンの壁崩壊25年。
今日はあれから25年!自由の象徴! Googleロゴがベルリンの壁崩壊25年を記念した動画にと言うニュースをみました。


それにしても25年ですかぁ、、、

2005年にグッバイ、レーニンを観てと言うタイトルでエントリーを挙げているのですが、
これは2003年ドイツ映画「グッバイ、レーニン」を観たときの感想です。

東と西に立ちはだかった壁。
ある日、突然、家族が、恋人が引き離され訳も分からないまま歴史と政治のるつぼに放りこまれた人々。
なぜ、
どうして、
という素朴な疑問さえ封殺された哀しみと嘆きと、
そして、
その不条理に立ち向かった人々の涙と努力が描かれている映画でした。

あの映画を観た時の感動をゆっくりと思い出しながら、
今日、11月9日はベルリンの壁崩壊25周年。

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2014.11.07

「集団的自衛権、米軍のイラク空爆を問う!」イベントのお知らせ

フリージャーナリストの志葉玲さんが、このほどイベントを主催しましたので、
お知らせします。


====================
イラク戦争の検証を求めるネットワーク主催の、集団的自衛権や激動のイラク情勢についてのキャンペーン。11月20日から27日まで、東京、京都、神戸、名古屋、大阪、再び東京と、スピーキングツアーを行いますので、是非、ご参加、シェアよろしくお願いしますm(--)m

集団的自衛権、米軍のイラク空爆を問う!
元米軍海兵隊員の反戦アクティビスト、
ロス・カプーティさんスピーキングツアー

■ロス・カプーティさんプロフィール
1984年生まれ。米軍によるイラクでの最悪の虐殺とされる2004年11月のファルージャ総攻撃に米軍海兵隊員として参加。そこでの経験はカプーティさんを反戦運動へと駆り立てました。罪悪感に苛まれ、軍服を燃やしたカプーティさんは、「The Justice for Fallujah Project (ファルージャの正義プロジェクト)」を設立。同プロジェクトには、言語学者・社会哲学者のノーム・チョムスキー教授など米国の著名な反戦活動家も参加、米国の戦争犯罪の犠牲者との連帯を促進し、米国によるすべての戦争と占領を終結させるため活動しています。また、イラクの戦争犠牲者への「ISLAH -Reparation Project-(イスラーハ -償いプロジェクト-)」の共同設立者となり、イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さんの協力も得ながら難民・国内避難民支援や医療支援を行うと同時に、和解、平和構築などにも取り組んでいます。

■ロスさんから日本の若者達へ伝えたいこと
彼はどんな青春時代を過ごしたか、
どんな想いで軍に入隊したか、
ファルージャでどんな経験をしたのか、
どんな想いで軍服を燃やしたのか。
自身の体験を中心に、
帰還兵のPTSDについてなどを、
日本の若い世代に向けて、
お話してもらおうと考えています。
また、イラク現地への支援と交流を続けている立場から、現在、国際的に問題となっている「イスラム国」にどう対処すべきなのか、武力行使しかないのかも語ってもらいます。
そして、あの凄惨なファルージャ総攻撃から10年という節目、
開戦以来イラクは最悪の状況となり、
世界はさらなるテロの脅威にさらされている中で、
ロスさんが「償いプロジェクト」を行っていることの意味、
戦争を起こしてしまった国の人間が、
戦争被害にどう向き合い、
どう行動していくか、
その実践についても語ってもらいます。

企画・主催 イラク戦争の検証を求めるネットワーク
お問い合わせ先 志葉 玲 (メール reishiva@gmail.com / 電話090‐9328‐9861)

【東京・記者会見&院内集会】
2014年11月20日(木)17:00~19:00
衆議院第二議員会館の第7会議室
主催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク

【京都】
2014年11月21日(金)18:30~20:30(交流会あり)
かぜのね 多目的スペース
http://www.kazenone.org/
資料代:1,000円 (学生無料)
共催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク 市民社会フォーラム

【兵庫】
2014年11月22日(土)17:00〜19:00(交流会あり)
元町映画館 2階「黒の小部屋」
http://www.motoei.com/
資料代:1,000円 (学生無料)
共催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク
   市民社会フォーラム

【名古屋】
2014年11月24日(月)18:30~20:30(21:00まで延長可能)
名古屋第一法律事務所 3階会議室(名古屋市中区丸の内2-18-22 三博ビル)
資料代:1,000円
共催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク
   自衛隊イラク派兵差止訴訟・名古屋 元原告&元弁護団有志

【大阪】
2014年11月25日(火)18:30~20:30
会 場 エルおおさか709号室
資料代:1,000円 (学生無料)
共催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク
   市民社会フォーラム
   WSFおおさか連絡会
   イラクの子どもを救う会

【東京・シンポジウム】
2014年11月26日(水)19:00~21:00
明治大学研究棟2階 第9会議室
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
資料代:1,000円 (学生無料)
パネラー:柳澤協二、谷山博史(交渉中)、ロス・カプーティ
ファシリテーター:志葉玲
イラク現状報告:高遠菜穂子
共催:イラク戦争の検証を求めるネットワーク

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2014.11.06

バカボンのパパのコラボメッセージが素敵

もう一つおまけです。
素敵な文がここにもありました♫

バカボンのパパのコラボメッセージが素敵です。
以下に掲載しておきます。

自分を優しく見つめ直せそうです、、、

==================

自分トフタリッキリデ暮ラスノダ

自分ノパンツハ自分デ洗ウノダ

自分ハ自分ヲ尊敬シテイルカラ

ソレクライナンデモナイノダ

自分ガニコニコスレバ

自分モ嬉シクナッテニコニコスルノダ

自分ガ怒ルト自分ハコワクナルノデ

スグニ自分ト仲直リスルノダ

自分ハトッテモ傷ツキヤスイカラ

自分ハ自分ニ優シクスルノダ

自分ノ言ウコトサエキイテイレバ

自分ハ自分ヲ失ウコトハナイ

自分ハ自分ガ好キデ好キデタマラナイ

自分ノタメナラ生命モ惜シクナイ

ソレホド自分ハスバラシイノダ

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人生で本当に大切なものは何なのかに気付かせてくれる文章

素敵な文を見つけました。

人生で本当に大切なものは何なのかに気付かせてくれる文章

以下に掲載しておきます。
とても素直になれる文です。

====================
ビルは高くなる一方だけれど、人の気は短くなる一方。

高速道路は広くなったけれど、人の視野は狭くなった。

お金はじゃんじゃん使っているが、得るものは少ない。

物は買いまくっているものの、楽しみは少なくなるばかり。

家は大きくなったが家族のかたちは小さくなり、ずっと便利になったのにも関わらず、私たちには時間が無い。

学のある者は増えたが常識がある者はめっきり減り、その道のプロフェッショナルと呼ばれるやつが増える一方で問題は一向になくならない。

薬が増えたのに、病気がなくなる気配はない。

飲み過ぎ、吸い過ぎ、浪費に走る。

それなのにほとんど笑うことはないし、スピードを出し過ぎるし、すぐに怒る。

夜更かしをし過ぎるあまり、朝起きた時にはすでに疲れている。

読書しなくなった分テレビばかり、そして祈ることもめっきり少なくなった。

たくさん物を持つ、その一方で物の価値が目減りする。

私たちはおしゃべりが過ぎる。

愛するということを滅多にしなくなって、いつのまにか憎むことばかりが増えていった。

私たちは生計の立て方は学んだが、生きることを学んでいないのだ。

寿命が増えただけで、真の意味で生きてなどいない。

月まで行けるようになったというのに、隣人とはトラブルばかり。

外側の世界を征服したところで、私たちの内なる世界はどうなんだ?

大規模なことは成し遂げてきたけれど、本当に善いことは未だ達成されていないだろう?

空気を洗浄したぶん魂を汚し、原子核をも支配したが差別は一向に消えない。

たくさん書いているのに多くを学ばず、計画は増えたのに成し遂げられていない。

急ぐことばかりを覚え、待つことを忘れた。

多くの情報を抱えるべくコンピューターを作り、どんどんコピーを生みだしたが、コミュニケーションは減る一方だ。

ファーストフードのおかげで消化は遅く、体ばかりでかくて人格は極めて小さい。

利益利益で人間関係は希薄。

共働きで収入が増えた分離婚も増え、見た目ばかり良い家が増えたけれど、その中は崩壊している。

手軽な旅行に使い捨ておむつ、モラルはなくなり、ワンナイトラブが溢れる。

太り過ぎの体を持て余し、死に急ぐため薬を多用する。

ショールームに物が溢れかえるなか、倉庫は空っぽのまま。

テクノロジーはあなたの元へすぐにメッセージを届けてくれるけれど、読むも読まないも、また消すのだって、今やあなたの指先ひとつですべてが決まる。

今はそういう時代なんだよ。

忘れないで、愛する人と多くの時を過ごすことを。

だってその時は、永遠には続かないのだから。

忘れないで、あなたに畏敬の念を抱く人たちに優しい言葉をかけることを。

だって彼らはすぐに大きくなって、いずれあなたの元を去ってゆくのだから。

忘れないで、側にいてくれる人に温かなハグをすることを。

だってこれがあなたが持っている1番の宝であり、しかもこれをするのに1円もかからないのだから。

忘れないで、愛する人に「愛している」と伝えることを。

そのときどうか、心をこめて。

心からのキスと抱擁は、相手の心をも必ず深く癒してくれるから。

忘れないで、相手の手を握り、共にいる時間を慈しむことを。

だってその人はいずれ、あなたの前からいなくなってしまうかもしれない。

愛するため、話し合うため、そして思いを共有し合うための時間を作って。

そしてどうか、これだけは覚えておいて。

人生は呼吸の数で決まるのではなく、どれだけハッとする瞬間があったかで決まる、ということを

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2014.11.05

「ようこそ我が家へ」を読みました

ようこそ我が家へを読みました。

あらすじは以下の通り。
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恐怖のゲームがはじまった

真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。
花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。
執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。
一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていく。
直木賞作家が“身近に潜む恐怖"を描く文庫オリジナル長編。
(上記サイトより)
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池井戸作品のお決まりとして銀行員が登場。
今回は出向先の不正を見つけ追いつめていくのですが、その方法は半沢を彷彿とさせる者で、読んでいて安心。
そして、この本には平行してもう一つの難題があって、
それはストーカーと言うか見えない敵との闘い。
日常がある日、些細な事で脅かされ、家族も含めて恐怖に落とし込められていく様が自然に描かれていたと思います。
誰でもが被害者にも加害者にもなる可能性があることに言われない恐怖を覚えました。

作品は最初からの最後まで縦糸、横糸がキッチリ精巧に編み込まれ、上手に纏められていて、池井戸作品の拡張高い織り込みが出来上がり十分に楽しめました!!!

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今夜は『ミラクルムーン』 171年ぶりの奇蹟な月だそうです♪

11月5日は『ミラクルムーン』 171年ぶり、見れること自体が奇跡な月というニュース。

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「お月見」とは
日本の風習では、旧暦8月15日の「十五夜(中秋の名月)」と、旧暦9月13日の「十三夜」は名月と言われており、それを見ることを「お月見」と言います。「お月見」は通常は年に2回しかありません。

なぜミラクルなのか
今年は171年ぶりに「お月見」が3回あるのです。その理由は以下になります。
旧暦では1年の日数は約354日でしたが、太陽の1年はご存知の通り365日です。そのため旧暦を使っていた時代には「閏月(うるうづき)」を、約3年に1度挿入することで、季節のズレを調節していました。
その旧暦のカウントでいくと、今年は「閏月」がある年となり、9月の後に閏(うるう)9月が入ることになるそうです。そうなると1年に2回、9月13日が出現することになるのですが、9月13日は「十三夜」の日です。この2回目の十三夜のことを「後の十三夜」と言います。お月見が3回できるのはこの閏9月がある年だけです。
前回、閏9月が挿入されたのは1843年。1843年というと、天保14年。江戸時代で、黒船来航の10年前です。
(上記サイトより)
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「後の十三夜」って音の響きが素敵ですね!!!
京極夏彦あたりが本のタイトルにしそう、、、
なぁんて。

しかし、
こころ踊る話題ですね。
晴れるといいなぁ♪

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2014.11.04

土曜ドラマ「ボーダーライン」が素敵でした!

NHK土曜ドラマボーダーライン
が面白かったです。

あらすじは以下の通り。
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近年の大規模災害の頻発により、注目を集める消防の仕事。災害や救助の現場で、生死に関わる決断を迫られる消防士たちの姿を、彼らの仕事、生活、悩み、喜び、悲しみをまじえながら等身大の人間としてリアルに描く。
「公務員だから」という理由で消防に就職し、自分のやりたいことがいまだ見えない若い消防士が、自分の存在を揺さぶられる現場を次々と体験し、「やる気のない若者」から「救う側の人間」へと変貌していく様子を、大阪市消防局の全面的な協力のもと大規模ロケを敢行し、最新のVFX技術を使いながら描いていく。
(上記サイトより)
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また作者の宇田学さんは以下のようにこの物語について述べています。
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このドラマを書く上で、僕の中でテーマにしていたことは『命を繋ぐ』ということです。消防士と聞いたら、レスキュー隊というイメージが強いとおもいますが、実際の現場ではレスキュー隊だけでは人の命は救えません。消火隊、救急隊が連携して、一つの命を救います。この3つの隊が連携して一つの命を繋いでいるんです。
大阪市消防局の協力のもと、現場や消防隊員の思いを忠実に描きました。ただ単に話をドラマチックに描くことはなく、このドラマの中にあるのは『リアル』です。どの現場も取材、協力のもと、実際にあった、あるいは実際に起こりえる事件、事故を描いています。消防という仕事を通じて、命の重さ、命の尊さを視聴者の皆様に感じて頂ければと思います。そして、いつ起こるかわからない災害や事故に対して、少しでも防災意識を持って頂けたらと思います。このドラマが一つの命を救う。大袈裟かもしれませんが、僕はそう信じています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

確かにこの物語は「いのち」でした。
縦糸には消防、レスキュウー隊が向き合う災害の現場で救う「いのち」。
災害現場では「救う命」は平等であり、そして全ての人を救う為に自らの命を賭する時さえある事を思いもかけない力強さで伝ってきました。
一方、横糸には消防隊員の抱えるそれぞれの問題に悩み、苦しみ戸惑いながらも「よりよく生きる」という視点から「いのち」との関わりかたを表しています。

主人公の小池徹平クンは現代のやる気のない若者が人との出会いの中で変わっていく様をとても自然に演じていました。
幼い頃に母と自分を棄てて家を出て行った父への複雑な思い。
それは憎しみであり恨みでもあるが、一方で言葉には言い得ない父への寄り添いであった。
そして、そんな思いを抱えながらある日父と消防の現場で出会うその時、
ゆっくりと過ぎ去って空いていた時間に流れ、2人には言葉はいらなかったのだ、、、
恩讐の彼方と言うにはあまりに現代的すぎるのだが、
主人公は「もういい」と思うその中で、父への恨みや憎しみに囚われていた思いを棄て、
軽くなった。
その時、消防という「いのちを繋ぐ」仕事に本当の意味で向き合えるようになったのです。
成長の過程にあたり、上司や同僚との確執や悩みやせめぎ合いなども丁寧に描かれていました。

そうしたエピソードの一つひとつが、
「いのちを救う事」「生きる事」への真摯な向き合いであり、それぞれが掲げる問題への自分の限界を越えての挑戦でありました。

5回を通して全体に消防の現場の緊迫と大切な仕事であることを見せられたと同時に、
登場する人物が全て優しい。心から優しく思いやりある姿が、
テレビを通して私にはこの上なく清々しく伝わってきました。
私は彼らのような勇ましくも優しい形で職業として人の命と向き合う事はできません。
が、
人の命をつなぐ事、紡ぐ事、生まれて来たという事実を力いっぱい大切に自分の掌に包み込むことはできるのでは、、、と思いました。

本当に素敵な物語で、
気がついたらうっすらと涙していることも多々ありました。
5回で終わったのが惜しい。
また続編があればいいなぁ〜〜と思いながら、この記事を書いています。
そして、改めて消防、レスキュウーで働いて日夜、災害と向き合っている多くの方々に感謝いっぱいであることを、ここに記して。

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