« 「談志まつり」に行って来ました  その3 | トップページ | 「きんぎょの羽衣」を観て »

2014.11.23

「談志まつり」に行って来ました  その4

談志まつり その4

対談後のトップランナーは「立川生志」
生志さんに関して落語ファンとして有名な広瀬和生さんは「この落語家を聴け」という本の中で次のように書いています。
〜〜明るいキャラを活かした達者な落語を陽気に演じる生志はくせ者揃いの立川流にあって、独特の存在感を放っている。ありふれた噺を当たり前に演って笑わせる「落語の上手さ」を備えた生志」〜〜
と。
実際その通りでした。
演目は有名な「道具屋」
与太郎噺として多くの噺家が演じています。
前座噺らしく、どこで切っても、何をいれても、それは噺家に委ねられると言う事で、
噺家の質が試される噺でもあります。
生志さんは、テンポよくそして丁寧に演じていたと思います。
笑う所はしっかりと笑い、
与太郎の身になって、ちょっとドキドキするところは、ドキドキ。
いつの間にか噺に引込まれていました。
こうした所が広瀬さんの言う所の「当たり前に演じて笑わせるツボ」をしっかり心得ている生志さんの憎い演技なのでしょうね、、、
面白かったです。


さてさて。
次は志らくさん。
Wikipediaによれば以下の紹介があります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『爆笑問題のススメ』に志らくが出演した時に、談志が「才能だけなら噺家の中で一番。もちろん才能だけだよ。他はない。あくまでも「だけ」なんだ」とコメントしていた。テレビ「落語のピン」では、「弟子の中でもっとも才能はある」と志らくを認めていた。実際、志らくが二つ目に昇進した時に、末廣亭の席亭などに挨拶に出掛けて、志らくを紹介するなど一貫して評価は高い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と、言うことで談志さんお気に入りの志らくさん。
実際、談志さんの物まねは本当に上手で、談志さんが一押しだったのも頷けます。
先に紹介した広瀬さんも志らくさんのことはベタ褒め。
次の落語界を担う人と評しています。
さて、演目は「やかん」
この噺も先の「転失気」と同じで知ったかぶり噺。
一昔前は、知ったかぶりを「やかん」と呼んだほど、よく知られた噺だそうです。
題名に直結する「矢があたってカーン」以外は、自由にギャグが入れられる伸縮自在の噺なので、
昔から各師匠方が腕によりをかけて、工夫してきた噺だそうで、
今回の志らくさんは古典を現代の世相に反映してアレコレと盛り込みました。
それにしても落語ってギャグと言うか駄洒落と言うか満載で、
その辺りの感覚、私にはピッタリです!!!
とにかく、面白かったです。

さて、最後は立川龍志さん。
演目はこれまた有名な薮入り
龍志さんは丁寧に落ち着いて噺をされました。
落としどころもバッチリでさすが、兄弟子。
ドラマちりとてちんでは草原にいさんかな、、なんて思ったりして。
ところで、上記千字寄席によると、この薮入り、本当はエロネタらしいです。
はぁ〜〜〜
なんだか、そちらも無性に気になったので調べてみました。
調べてみて、なるほど。と了解。
あらら、、、でした。

しかし、そんな元々のエロネタも、今ではしっかりと人情噺になるところが、
落語の凄い所というか、許容範囲、懐の深さを感じます。
庶民が権力に反抗して密かに笑うと時、それは権力者を無能呼ばわりして嘲りの嗤いか、
性の生々しい部分をあからさまにする事でニヤリと嗤うと言うそのあたりだったのでしょうが、
そこに光をあてて、
そんな淫微さを健全で新しいものにしたところが落語の大いなる魅力なのでしょうね。
とくに談志さんは放送禁止用語なんてバンバン喋るので、
DVDを観ているとよく「ピッィ」ってなるんですね。
あああ、またえげつないこと言ったんだな、と想像しながら聴くのも、
談志を聴く心得の一つ。


と、言う事で、談志まつり堪能した私たちでした!!!

|

« 「談志まつり」に行って来ました  その3 | トップページ | 「きんぎょの羽衣」を観て »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/60699036

この記事へのトラックバック一覧です: 「談志まつり」に行って来ました  その4:

« 「談志まつり」に行って来ました  その3 | トップページ | 「きんぎょの羽衣」を観て »