« 「談志まつり」に行って来ました | トップページ | 「談志まつり」に行って来ました  その3 »

2014.11.23

「談志まつり」に行って来ました  その2

R0012033


談志まつり「その2」です。
談志まつりトップは泉水亭錦魚
演目は「猫の皿」

「古美術商が旅先の途中で立ち寄った茶店で亭主を騙してある皿を買い叩こうとするが、その亭主の方が一枚上手だったという噺。」
というかなり地味な噺です。
盛り上がりやオチが難しい。
錦魚さんも頑張っていましたが、まだまだかな???と言うのが素直な感想。
上記「落語あらすじ事典 千字寄席」によれば、この噺は最初のマクラの部分をたっぷりと振らないとオチないそうです。
「目から鼻に抜けているような古美術商」と「とぼけているように見える亭主」とのやり取りの中で最後に実は亭主がしたたか者であったことで聴いている方がスッキリ、カタルシスを味あうのがこの「猫の皿」。
錦魚さんの古美術商は嫌らしい商人と言うよりは、焦っている商売人という感じだったし、
とぼけた亭主も世の中を達観している風情があまり出ていなくて、
噺の流れが平坦に終わったことが残念。
今後の錦魚さんに期待!!!


次の噺は立川談修
演目は首提灯

「安永3年(1774)刊の「軽口五色帋」中の「盗人の頓智」ですが、これは、忍び込んだ泥棒が
首を斬られたのに気付かず、逃げて外へ出ると暗闇で、思わず首を提灯の代わりにかざす噺。

上記「千字寄席」によれば「滑稽噺の真骨頂。こんなにふざけた噺はない」そうです。
そりゃそうです。自分の斬られた首を提灯に差し出すというのがこの噺のオチなのだから。
また町人が田舎武士を罵る言葉の流暢な流れが面白かったそうです。
例えば以下のとおり。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ぼこすり野郎」の「ぼこすり」は蒲鉾用のすりこぎ。
「デクノボー」「大道臼(おおどううす)」などと同じく、体の大きい者をののしった言葉です。

「かんちょうれえ(らい)」は弱虫の意味ですが、語源は不明です。この男も分かっていません。

「モクゾー蟹」は、藻屑蟹ともいい、ハサミに藻屑のような毛が生えている川蟹で、ジストマを
媒介します。要するに「生きていても役に立たねえ木ッ葉野郎」の意味でしょう。
(上記千字寄席より)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、談修さんは自分の斬られた首を「おっとと」と手でもって如何にもありそうな噺に持って行くジェスチャーというか演技は上手でした。
が、噺そのものの面白さはあんまり伝わらなかったのが残念。
マクラの部分の方が面白かったです。
「白井権八に斬られたという男が上半身は「湯屋の番台」下半身は「こんにゃく屋」で働いている」という噺で、
個人的にはこちらの方に盛り上がりました。


3番目は立川志遊さん。
演目は「転失気」

「知ったかぶりする隠居をやっつける小僧のイタズラを笑う滑稽噺」。

志遊さん、頑張っていました。
噺そのものが笑いを取る内容なので、笑うところはしっかり笑いました。

オチはいろいろあるようですが、
今回の志遊さんは「いっぺいやるか」と「ぺい」に音をかけましたが、
「盃を重ねますと、しまいいにはプープーが出ます」というようなオチもあるそうですね。
なかなか落語って面白い。
噺の筋は一本通りながら、登場人物やら背景やらはそれぞれの噺家によって脚色され、色づけされていて、
その噺家の個性へと繋がっていくのが、なんとも楽しい。
同じ噺をいろんな演者から聴き、
一人の演者からいろんな噺を聴き、
そして、
一人の演者の一つの噺を何度でも聴き、
いろんな楽しみ方や味わい方が出来ます。
実に奥が深いですね♫

桂文枝さんは次に続く。

|

« 「談志まつり」に行って来ました | トップページ | 「談志まつり」に行って来ました  その3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15797/60698428

この記事へのトラックバック一覧です: 「談志まつり」に行って来ました  その2:

« 「談志まつり」に行って来ました | トップページ | 「談志まつり」に行って来ました  その3 »