「ハンナのかばん」を読んで
ハンナのかばんを読みました。
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第二次世界大戦中、アウシュビッツのガス室で
十三年の生涯をおえたハンナ・ブレイディ。
半世紀後、偶然、ハンナが残した旅行かばんと
日本でであった、石岡ふみ子。
ハンナはどんな少女だったのだろう・・・?
どんな家族にかこまれ、どんな生涯をおくったのだろう?
そして、少女になにがおきたのだろう?
ふみ子のハンナ探しがはじまった。
(上記サイトより)
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児童書なのですぐ読めます。
が、
読み進むうちに胸が詰まって何回もなんかいもため息。
そして気がついたらジンワリ涙が出ていました。
14歳にもなることなくガス室に消えて行った少女ハンナ。どんなにか生きたかったか、どんなにか歌を歌い、恋をして生きたかったか、、、
そして今、そんなハンナが世界に驚くほど増えているという現状を思うと、声を出さずにはおられません。
パレスチナで、パキスタンで、あるいはイラクで、イランで、、、
ハンナが声を出している。
叫んでいる。
と、思うこの頃です。
多くの人に読んでもらいたい本です。
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コメント
>パレスチナで、パキスタンで、あるいはイラクで、イランで、、、
そんな遠くまで行かなくっても、この国のなかでハンナとおなじ年頃の女子中学生が、となりの山椒大夫の国にさらわれています。「第二次世界大戦中」の話ではありません。被害者はおそらく、あなたと同年代の、したがっていまも生存している可能性がたかい日本人です。
どうしてあなたの関心は身近に向かわないで遠くへ飛んでいくんでしょう? ハンナをさらったのがナチスドイツで、山椒大夫があなたのおじさんだからではないでしょうか。戦後平和主義の矛盾に、すこしは気づいてもよさそうなものを…
投稿: 罵愚 | 2014.12.19 10:16
悲しいことですね。
「右傾化」「保守化」 「 」つきです。
にならないように常に注意したいです。
「人の振り見てわがふりなおせ」をシリーズで展開しています。
人の振り見て我がふり直せ ・・・プラハの春
http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-05
投稿: あゆ | 2015.01.01 20:44