誉生の証明
誉生の証明を読みました。
あらすじは以下の通り
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スキーバスのダム転落事故から生還した4人が、八ヶ岳の山荘で共同生活を始めた。
それぞれの失意の過去はダムの底に沈めて、名誉ある余生を生きるために、合宿所は「誉生荘」と名付けられた。同じ事故の被害者の妹・直井遥も加わった5人の生活は順調だったが、近隣に宗教団体・新生教の施設が建設され、誉生荘は、立ち退きを要請される。迷彩服を着た正体不明の集団、夜間の銃声、暴力団の影と、姿を消したホームレス―。軍と宗教団体と企業集団の黒い提携が明らかになったとき、誉生荘の5人は敢然と立ち上がった。それは、彼らの人生の再建を賭けた凄絶な闘いでもあった―。
正義と人間の尊厳を壮大なスケールで描く著者渾身の社会派力作!
(上記サイトより)
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面白かった。
2006年の本なのだが、まさに今の現実の問題を炙り出している感がしました。
宗教と政治と軍隊。
この3つが手を握ってやがてこの国を戦争へと導こうとする画策。
憲法9条をなきものにして、平和を壊し、国民を戦争へと駆り立てて行く、、、
そんな恐ろしい陰謀が、5人、いや最後は6人の人間の知恵と勇気で砕かれて行く様は小気味よかったです。
が、
少々、ご都合主義のところもあるかな、、、
と、不満もありますが、全体に優しくて爽やかで読後感心地よいものでした!
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コメント
背筋が凍りそうです。
「右傾化」すると危険なもの3つが並んでます。
「 」つきです。
投稿: あゆ | 2015.01.01 20:40
あゆさん。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
右傾化すると本当に怖い。
そんな怖い世の中がすぐそこに来ている。
今年はいろんなことが動き出そうとする予感がしますね。
お互いに元気で頑張っていきましょうね。
投稿: せとともこ | 2015.01.03 09:44