この間のこと、つれづれと。
私用で、ブログの更新を滞っていました。
さて、今日から再開。
と、思うのですが、
のっけから悲しいニュースですねぇ。
今回の人質事件。
本当に残念です、、、
なんと言うか、言葉もありません。
思えば私がブログを始めた2004年は高遠さんたちの人質事件があった年です。
それまで、私は自分の体験を元に子どもたちに算数や数学、理科の楽しさを伝えられたらいいな、、、と思って
このブログを立ち上げたのです。
が、
春にこの人質事件が起き、
その後の政府の対応や世論の「自己責任論」旋風が巻き起こる中、
「ちょ、ちょ、ちょっとまってよ、、、、」と私は戸惑いを隠せませんでした。
もっと、事の本質を見守りたいし、見る必要を感じたのです。
が、
どこから、どう手をつけていいか分からないまま、とにかく自分の思いを書き連ねていました、、、
このブログにいつも来て下さる罵愚さんはその時からのネット友達です。
意見は違うし、立場も反対ですが、いろいろと教えて頂いています。
さらにあゆさんや、齋藤さんやその他多くの方々とネットで知り合い、意見交換をしてきたのですが、、、
が、
が、
今回はその時以上に危険を感じる私です。
このままでいいのだろうか???
と。
「パターナリズム」、つまり強い立場(権力を持つもの)にある者が、弱い立場にある者(保護、庇護されるもの)の利益になるようにと、本人の意志に反して行動に介入・干渉することを言いますが、
今回の人質事件以降、声高に叫ばれる「自己責任論」。
そこから派生しての危険地域渡航に関してのパスポート取り上げ問題などなど、、、
「国家の一員としての個人」と「個人の保障されている自由」とが天秤にかけられるのは、いつの時代でも同じです。
が、
今、私たちが直面している現実をみると、問題の本質をずらして、
というより、今回の人質事件を希貨において、都合良く政府が解釈して、私たちの「保障された自由」を国の方に大きく揺れ動かし、縛りをかけて来た感がしてなりません。
皆さんは、この問題、どのようにお考えでしょうか?
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コメント
外務省が退避勧告を出している地域に取材に出かけてフリージャーナリストの後藤健二氏が殺害された。そのニュースでわきかえっているなかでフリーランスのフォトジャーナリストの杉本祐一氏のパスポートを外務省が強制的に押収し、騒動がおきている。かれは「日本政府が渡航の自由とマスコミの報道の自由を奪った」と憤慨している。
どこに行こうと渡航の自由がある。なにを報道しようと報道の自由と表現の自由がある。憲法がそれを保証している。いっぽうで、かれらが危機におちいったときには、救い出す責任と義務が政府にはある。退避勧告を無視したからといって、政府のこの義務と責任が免除されたり軽減されるものではない。旅行保険だって「こんなときには保障しません」っていう免責事項はあるのだから。ジャーナリストのわがまままで政府の責任ではあるまいとはいかないらしい。そこに悪乗りして尻ぬぐいさせる。
平和憲法は矛盾だらけだ。それを日本が大嫌いな売国サヨクや売国ジャーナリズムがしゃぶりつくしている。最大の矛盾は日本国の憲法が日本を大嫌いな日本人を量産してることだ。
投稿: 罵愚 | 2015.02.10 05:04
おかえりなさーい。(^^
ハンドルネームはツイッターのほうに統一しますw。
杉本氏も安全が確保されている政府側支配地域への取材を予定していてのパスポート取り上げですから、政府あるいは外務省の、「自己責任論」に対するポーズというか批判かわしなんでしょうね。
あともちろんマスコミに対するプレッシャーも。朝日新聞の記者がシリア(政府支配地域)に入って、読売新聞と産経新聞がキレてましたしね。
「自己責任論」って結局のところ、想像力のない無責任な人の戯言なんですよね。
だって、菅官房長官は記者会見で「政府は「自己責任論」に立たない」って明言していますが、それを批判する「自己責任論」者は皆無ですし。
投稿: さくらみらい | 2015.02.14 02:53
罵愚さん。
さくらみらいさん。
こんにちは。
ご無沙汰していました。
入院していて、その後、体は順調に回復かと思いきや、蕁麻疹やら胃痛でなかなか思うように元気にはなりませんが、ボチボチと社会復帰していきたいです。
さて、本当に心痛む事件が多いこの頃、この先、どうなるのか不安です。
罵愚さん。
やはり私は平和憲法こそが日本を守っている、守って来たと言う信念は崩していません。
安倍さんの外交に懸念を覚えるばかりです、、、
さくらみらいさん。
私もご意見、賛成です。
「自己責任論」を唱える人たちが、「海外でこのようなことが起きないためにさらに防衛やら安全保障を拡大する」と言うのは、オイオイと思います。
政府は「自己責任」とは言えませんよね。
だって、これを理由にますます軍事力を強めて行こうとするのですから、、、
なんだかなぁ〜〜〜
と、思うこの頃です。
投稿: せとともこ | 2015.02.15 11:27
そういえば新聞に「確認中」コメントが続きましたね。総理も「確認に全力挙げている。」と。
殺害映像は翌日には「ほぼ間違いない」という早さ。
アスベスト・白斑・いじめ・・・とにかく事実関係確認してからしか動けないようです。
そういえば確認できずタカタは大変な批判浴びましたよね。
生活保護も確認できなきゃ手を差し伸べません。しかも消極的。
確認できるのは被害者が死ぬとき。
自己責任求めるけど秘密保護で情報は出しません。報道にも口出しします。では・・・。
宗教と政治には、権力権威支持から見て侮辱といわれるぐらい厳しい批判とチェックが必要と思えます。
投稿: あゆ | 2015.02.17 17:19
あゆさん。
そうですね。
私も、国内の政治、とくに貧困には反応が鈍い現政権ですが、こと安全保障、さらにこれを口実に拡大しようとするためか反応の早さには驚きます。
尤も、国際社会が相手だからかもしれませんが。
いずれにしても、
頭が痛いことが、これからバンバンと起こらない事を祈るばかりです。
投稿: せとともこ | 2015.02.18 11:44