松谷みよこさん、ありがとうございました
作家・松谷みよ子さん死去というニュースが伝わりました。
寂しくなりました。
私は松谷さんの民話が大好きでした。
やさしくて、哀しくて、そしてしたたかに生きる民衆のエネルギーがそこにはあって、
民話を通して「その時代」に生きた人々に思いをはせたものです。
いろいろと楽しい童話を書かれ、子どもたちの夢をいっぱい育まれた松谷さん。
また戦争に真摯に向き合った松谷さん。
松谷さんのHPを覗いてみたら、こんな素敵な言葉がありました。
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いま、私たちは、小さな国の枠からぬけだして、地球という単位でものを考えなくてはならなくなっている。
だからこそ、日本に伝わる昔話に光を当て、次の世代にしっかりと渡さなくてはならないし、同時にそれは、世界の子どもへのおくりものにもしなければとねがう。
わたしたち、大きなかぶのお話をもっているのよ。わあ、わたしたちにはね、大きな大根のお話がある。同じね、といったり、ちょっとちがうのね、といいあったりする。
また大人たちは、人間が人間であるあかしかもしれないなあ、昔話の共通性は。なんていいあったりする。このシリーズが、そんな場になってくれたらと思う。
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そうですよね。
小さな国から抜け出して大きな視点で物事を考えていくことが大事だと、日々思うものです。
本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈り致します。
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コメント
ご冥福お祈りいたします。
投稿: あゆ | 2015.03.19 11:44
あゆさん。
ありがとう。
松谷さんに伝わっているよね、私たちの気持ち。
投稿: せとともこ | 2015.03.21 14:41