クレアモントホテルを観て
NHKBSのプレミアム劇場で「クレアモントホテル」を観ました。
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フランソワ・オゾン監督「エンジェル」の原作でも知られるイギリスの女性作家エリザベス・テイラーが71年に発表した小説を映画化したヒューマン・ドラマ。ロンドンの長期滞在型ホテルを舞台に、晩年を迎えた老婦人と偶然出会った青年との心温まる交流を綴る。主演はベテラン女優ジョーン・プロウライト、共演は本作後には「ヴィクトリア女王 世紀の愛」「わたしの可愛い人―シェリ」などにも抜擢されたイギリスの新鋭ルパート・フレンド。監督はこれが長編3作目となる「草の上の月」のダン・アイアランド。
ロンドンの街角にひっそりと佇むクレアモントホテル。この長期滞在型ホテルに一人の老婦人サラ・パルフリーがやって来る。最愛の夫に先立たれた彼女は、人生の晩年を娘に頼ることなく自立して生活していこう考えていた。ところが、想像とかけ離れたホテルの現実とクセ者揃いの滞在客に落胆してしまう。周囲からすっかり取り残されたようなこのホテルの長逗留者たちにとって、外からかかってきた電話と訪問客は何よりの関心事。そんな彼らを相手にロンドンに住む孫デズモンドのことを自慢げに話すサラだったが、肝心のデズモンドからは待てど暮らせど音沙汰なし。すっかり困り果てたある日、サラは作家志望の青年ルードヴィックと出会う。そして、ひょんな成り行きから彼にデズモンドのフリをしてもらうことになるのだが…。
(http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337692のサイトから)
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とても優しく静かに時が流れていく映画でした。
これと言っても盛り上がりも無く淡々と話は進むのですが、
観終わったあと、やっぱり涙がジンワリと出てくるのです。
人の生と死。
いかに生きるか、
どうのように死ぬか、、、
そんな永遠のテーマを押し付けがましくなく、
やんわりと伝えてくれる、見応えのある映画でした!!!
主人公の老女を演じるジョーンプロウライトさんの上品なこと、上品な事。
こんな風に年齢を重ねられたら、なんて素敵なんでしょう。
また若いハンサムな青年を演じたルーバトフレンドさんの線の細さが、
芸術家の苦悩を体で演じているように感じました。
最初はちょっとミステリーなこの2人。
ドキドキと成り行きを見守っていたのですが、
いつのまにか、ドンドン、映画に引込まれていきました。
とても素敵な時間が過ごせたとラッキーに思う映画に出会う事も
これまた人生の妙と思って、
楽しく行けたら得だと、思うこの頃。
今日もまたハッピーな出来事の1つに加えます!!!
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コメント
楽しめたみたいでよかったですね。
投稿: あゆ | 2015.04.05 00:04
o(*^▽^*)o
いい映画でした。
あゆさんもお時間があれば是非!!!
投稿: せとともこ | 2015.04.07 16:03