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2015.07.27

安保法案で礒崎補佐官「法的安定性は関係ない」と発言。

今日7月27日から安保法案(戦争法案とこのごろは言われています)の論戦はいよいよ参議院へ。

私も今日は代表質問みていたのですが、
衆議院と何処が違う討論ができるか、注目です。
さて、そんな中、SNSで批難されているのが安保法案で礒崎補佐官「法的安定性は関係ない」と言うニュース。
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礒崎陽輔首相補佐官は26日、大分市内の講演で、安全保障関連法案について、「(従来の憲法解釈との)法的安定性は関係ない。国を守るために必要な措置かどうかは気にしないといけない。政府の憲法解釈だから、時代が変われば必要に応じて変わる」と語った。

 年々厳しさを増す東アジアの安全保障環境に対応するため、集団的自衛権を限定行使できるよう憲法解釈を変更した意義を強調したものだ。

 ただ、安倍首相は衆院での法案審議で、集団的自衛権の限定容認について「法的安定性に十分留意した」と繰り返し述べてきた。礒崎氏の発言は、27日から始まる参院での法案審議で、野党の批判を招く可能性もある。
(原文まま)
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あらら。。。
これはダメでしょ。
と、言うか、こんな補佐官だったら困ったね。安倍さん。
折角言い繕っているのに、端からどんどん本音を言っちゃって。

うううむ。
それにしても安倍内閣。
ちょっと劣化が目立ち過ぎているのでは???
こうもアチコチから失言と言うか、本音が出て来て。
分かりいのだが、
分かりやすいのはいいとして、
それで最終的に乱暴な強行採決なんて、事態でけはごめんです。

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2015.07.24

鶴見俊輔さんが亡くなりました

鶴見俊輔さんが亡くなりました。自らの戦争体験の思想化に生涯をかけた氏は60年安保、ベトナム反戦、9条の会と戦後の平和運動の先頭に立ち続けました。そして最後の仕事は死の床からこのデモにメッセージを送ることでした。バトンは渡されたのです。
(こたつぬこさんのツィッターより)
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鶴見さんが亡くなりました。
93歳でした。
私は鶴見さんと言えば「思想の科学」を思います。
とくに丸山眞男と武谷三男は、よく分からないのに一緒懸命読んで、
汗だくになって、やっぱり難しいとため息をついていたことを思い出します。
やっぱり私には難しかった。

その後、憲法9条の会の発起人と言う事で名を連ねていらっしゃるのをみて、すごく身近に感じました。

ご冥福をお祈りしながら、
渡されたバトンを受け取りましょう!!!

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地球のいとこ発見=似た位置に「太陽」も、というニュース

地球のいとこ発見=似た位置に「太陽」も―NASAと言うニュース♪

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ワシントン時事】地球から1400光年離れた宇宙で、これまで発見された中では、地球と太陽に大きさや位置関係などが最も似た惑星と恒星が見つかった。米航空宇宙局(NASA)が23日発表した。NASAの専門家は「地球のいとこ」と表現している。
 ケプラー宇宙望遠鏡で観測された惑星は、直径が地球の1.6倍で、恒星の周りを385日周期で回っている。位置関係も地球・太陽間の距離より5%遠いだけ。恒星は直径が太陽より10%大きく、温度は同程度だが、20%明るいという。
 惑星の組成などはまだ確認されていない。ただ、大きさから地球と同じ岩石質である公算は大きい。さらに、恒星との位置関係など地球に条件が近いため、生命の存在に必要な液体の水がある可能性もある。
 恒星は太陽より15億年古い「60億歳」とされる。ケプラー観測チームの専門家は「この惑星に全て必要な物質と条件があったなら、生命体が生まれるのに十分な時間といえる」と話している。
(上記ニュースより)
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ワクワクしますね♪

人類はひとりぼっちじゃないんだよ。。。

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2015.07.23

油井さん宇宙へ出発という嬉しいニュース

油井さん宇宙へ出発と言う事で、
心躍るニュースが飛び込んできました♫
このところ、なんだかな、、、というニュースが多くて、
それはそれで一生懸命に向き合わなければと、思うのですが、
やっぱり、
宇宙のニュースは嬉しいな♪

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【バイコヌール(カザフスタン)共同】油井亀美也さん(45)ら3人が搭乗するソユーズ宇宙船を載せたロケットが23日午前3時2分(日本時間同6時2分)、国際宇宙ステーションに向けてバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。宇宙船は打ち上げ9分後、予定通りロケットから分離され、打ち上げは成功した。

 約6時間かけて高度約400キロのステーションに近づき、日本時間午前11時46分に到着する。初飛行の油井さんは12月まで5カ月間滞在し、日本実験棟「きぼう」での科学実験やステーションの運用に携わる。

 日本人の宇宙飛行は10人目。
(上記ニュースより)
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2015.07.22

19歳のアルバイト男子の朝日新聞への投稿がすごい!と話題に

ツィッターのTLで流れてきました。

「19歳のアルバイト男子の朝日新聞への投稿がすごい!」

今、話題です。
是非、ご覧下さい。

なぜ、デモをするのか、
どうして声を挙げるのか。。。

その内から出て来る真摯なまでの叫びを共に感じて下さい。


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アルバイト 塔嶌 麦太(東京都 19)

私は安全保障関連法案の成立を止めるため、国家前の抗議行動に参加する。デモにも行く。友達にも呼びかける。こうやって投書も書く。できることは全てやる。
 
「デモに行っても無駄」と多くの人は言うだろう。でも、私は法案成立を止められるからデモに行くのではない。止めなければならないからデモに行く。無駄かどうかは結果論だ。

私は間もなく選挙権を手にする。この国の主催者の一人として、また「不断の努力」によって自由と権利を保持していく誇り高き責務を負った立憲主義国家の一員として、この法案に反対し、この法案を止める。

声を上げるのは簡単だ。むしろ声を上げないことの方が私にとって難しい。なぜなら、私はこの国の自由と民主主義の当事者だからだ。戦争が起きてこの国が民主主義でなくなり、この国が自由を失ったとき、やはり私はその当事者だからだ。

何度でも言う。私は当事者の責任において、この法案を止める。それが私の民主主義だ。この投書を読んだあなたが、もしも声を上げてくれたならば、それは「私たち」の民主主義になる。

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2015.07.16

安保法案、強行採決

今日、衆議院本会議で安保法案が可決されました。。。


うううむ。

と、いうのも、
安倍さん自身「国民の理解がすすんでいるとは思えない」と言い、
委員会長の浜田さんは「10本も一緒に審議することに疑問を持っている」と述べ、
それなのに、
それなのに、

強行採決。

これって、絶対、暴挙じゃないかな???

いずれにしても、このまま安倍さんの筋書きとおりに行くとは思えない。
国民が立ち上がり声を出し始めたもんね。

すぐに忘れる、
と、言うのはもう通用しないと思います。
なぜなら、
この法案「自分たち、家族、友人、そして日本人の命」に関わる事だから。
忘れようがない。
ますます不安が増大するだけです。。。

参議院の行方もしっかり見守りたいです。

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2015.07.15

強行採決

Cj7ltitumaaovyt

強行採決されましたね。。。
国民の理解は、議論は…強行採決に国会内外で抗議の声と言う事で、
私もテレビで見ていましたが、
あのやり方はちょっと、ちょっとでした。。。

ウウウム。

この先、この国がどうなるのか???
本当に危惧しますが、
まだまだ声を挙げることができます!!!
諦めずに声をあげていきたいです。

今日は取り急ぎここまで。

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2015.07.10

ギリシア、どうなるのか???

ギリシャ、改革案提出 増税・年金見直し、EUとなお溝と言うニュース。
気になります。。。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 財政危機にあるギリシャ政府は9日、金融支援を得るための財政改革案を欧州連合(EU)側に提出した。これまでにEU側に示した案よりも、付加価値税(消費税に相当)の増税や年金改革で譲歩。ただ、両者の溝は残っており、12日に開かれるEU首脳会議での最終合意をめざし調整が進められる。

ギリシャ財政危機

 ギリシャは8日、ユーロ圏の救済基金「欧州安定メカニズム(ESM)」に3年間の金融支援を要請。ロイター通信は、要請額は535億ユーロ(約7兆2千億円)にのぼると伝えている。11日にユーロ圏財務相会合を開き、改革案について協議する予定だ。

 ギリシャがEU側に最後に示した改革案は、チプラス首相の6月30日付の書簡だった。EU側が全廃を求める付加価値税の軽減措置については離島で維持するなど4項目に限って修正を求めていたが、それ以外はEU側に歩み寄っていた。

 今回の提案はこの書簡よりもさらに踏み込んだ。離島の付加価値税の軽減措置は一部は残すが2016年末までに廃止するとし、受給額が少ない年金生活者への特別手当の廃止も前倒しで進める方針を示した。

 一方、溝も残る。軍事費の削減については、EU側が求めていた4億ユーロ規模に対し、今回の改革案では削減規模を15年に1億ユーロ、16年に2億ユーロにとどめた。年金の減額につながる改革についてEU側は即時実施を求めていたのに対し、改革案では10月から実施するとした。

 EU側の緊縮策に「反対」を突きつけた5日の国民投票を受け、ギリシャは8日の支援要請文がチプラス氏の書簡に取って代わると説明している。

 ギリシャ国会は10日、改革案について審議し、採決を行う予定だ。反緊縮を掲げる与党・急進左翼進歩連合の強硬派らが反対に回ることも予想されるが、改革案は賛成多数で承認される公算が大きい。チプラス政権は国会承認を後ろ盾に、EU側に改革を約束通り実施する意思を示す構えだ。

 ギリシャの支援をめぐっては、ユーロ圏各国の首脳が7日の会議で、12日のEU28カ国の首脳会議を最終期限と設定。合意に達しなければ、ギリシャのユーロ離脱に向けた協議が行われる見通しだ。(アテネ=山尾有紀恵、ブリュッセル=吉田美智子、寺西和男)

■ギリシャの新しい改革案の骨子

・基礎的財政収支の黒字目標(%はGDP比)は2015、16、17年はそれぞれ1%、2%、3%。18年は3.5%

・一部の年金改革の実施は10月から、受給額が少ない年金受給者への特別手当は段階的に廃止

・付加価値税(消費税に相当)は原則23%、離島の優遇措置は一部を除き段階的に廃止

・軍事費を15年は1億ユーロ、16年は2億ユーロ削減
(上記ニュースヨリ)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あの真っ青な空と白い雲。
そして元気な褐色の肌をした人々。
ギリシアは私が最初に訪れた外国の国です。

あああ、、、こんな国があるんだ。と思い切り口をあけて空気を吸っていた事を思い出します。

さてさて。そんな30年前のことはともかく、
これからどうなるのか???

この問題も今後の行方をしっかりとみていきたいです。

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2015.07.09

埼玉の公聴会 「あすわか」倉持麟太郎弁護士の意見全文

埼玉の公聴会で、キレッキレ!と大評判だった「あすわか」倉持麟太郎弁護士の意見全文を書き起こして下さった方がいます。
全文を掲載しておきます(長文です)。

参考と言う事でご覧下さい。
ーーーーーーーーーーー
本日は、意見陳述の場を与えていただきまして、どうもありがとうございます。
さて、今回の意見陳述は、いわゆる安保法制についてということですが、私、現在、弁護士の特殊部隊として、平安委員会をウオッチして、本当に頭がくらくらしそうになりながら日々国会審議を検討しておりますので、その立場から意見を述べさせていただきたいと思います。
まず、結論を二点申し上げます。
一点目は、政府は今回の法制で、いわゆる切れ目のない安全保障体制を目指すということですが、まさに本法案は切れ目のない違憲法案であると考
えられるということです。
この法制が実現すれば、武力行使の禁止、専守防衛、最小限度の武器使用、武力と一体化しない国際貢献等々、憲法第九条とそこから導かれる基本原則のもとで、従前、政府解釈等ぎりぎりのところで守ってきた合憲のラインをまさにシームレスに踏み越えて、解釈の限界を超えた改憲手続なき実質改憲が行われることになります。改憲手続を経ずに現行憲法に反する法制度を実現することは、もちろん違憲であります。
もう一点なんですけれども、これは特に本意見陳述で強調したいことですが、今回の安保法制の審議における政府による説明、答弁が余りにも不合理、不誠実、不十分であり、この法案成立についての民主的正当性は欠如しているということです。我が国の防衛がどうあるべきかについてはさまざまな価値判断があろうかと思いますが、これは価値判断の問題ではないですね。政府の説明は、価値判断以前に、論理的に破綻しているということでございます。以下、御説明いたします。
まず最初に、本法制は憲法論とは切っても切り離せないものですので、憲法との関係について意見を申し上げます。本法制を政府が基礎づけているのは、いわゆる政府の四十七年見解と砂川事件判決ですが、これがいずれもおかしい。
まず、お手元の資料なんですが、ちょっと分厚くなってしまったんですけれども、資料一をごらんいただきたいんです。
これは、いわゆる四十七年見解というものですが、その第一要件に、「外国の武力攻撃によつて国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底からくつがえされるという急迫、不正の事態」とあり、外国からの武力攻撃によって国民の生命等権利を根底から覆すかどうかを判断すればいいという構造になっております。
一方、新三要件では、資料一の下の段ですが、「我が国に対する武力攻撃が発生したこと、又は我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」とあります。我が国と密接な関係にある他国が攻撃されて、これによって結果として我が国が存立危機事態になるというたてつけになっております。つまり、外国の武力攻撃事態は大したことがなくても、これによって我が国が結果としてどうなったかということで存立危機事態防衛が可能になるわけです。
例えば、政府がよく出しているホルムズ海峡の機雷掃海の場合なんですが、外国が機雷を敷設した、そういう行為そのものでは我が国に対して武力攻撃に当たらなくても、事後的に我が国が石油危機に陥れば、その機雷敷設行為は存立危機事態攻撃となり、防衛ができます。武力攻撃そのものではなく、我が国の状態によって防衛ができるかどうかが変わる。だからこそ、四十七年見解ではできないものが、新三要件ではできるようになっているわけですね。
しかし、考えていただきたいんですね。同じ事実を当てはめて別の結論が出るということは、規範自体、基本的論理自体が変わっているんです。数学の方程式として、式が一緒ならば、同じ数字を入れれば必ず同じ解が出るはずなんですが、同じ事実を当てはめても違う解が出るということは、それは方程式の式が変わっているんですね。これは、基本的論理が変わっているということです。それも、これまで自国への武力攻撃が武力による防衛の要件であったのに、それが変更になったということです。それにもかかわらず、なぜ四十七年見解と新三要件が、規範また基本的論理が変更されていないと言われているのか、私には全く理解できません。
お手元の資料二、一ページめくっていただいたものなんですが、ここで、内閣法制局長官自身が、旧三要件というか、四十七年見解の(一)と(二)の部分というのは憲法改正が必要だ、これを変える場合はですね、と言った規範を今回変更しているにもかかわらず、変更していないと言う。しかも、これは、例えば夕飯の献立がカレーからカツカレーに変わって、カレーという基本的論理は変わっていない、そういう話とは違うわけですね。国家の軍事権という国家権力最大の暴力についての話、しかも、政権がかわっても維持し続けられてきた規範、これを変わっていないと隠蔽するのは、欺瞞以外の何物でもないんじゃないでしょうか。
では、なぜ昭和四十七年見解が我が国への武力攻撃を前提にしていたか。それは、そう考えなければ違憲だったからだと考えられます。このことは、法律自体にも書いてあります。
我が国の防衛法制の中核をなす自衛隊法の第七十六条には、こう書かれています。「我が国に対する外部からの武力攻撃(以下「武力攻撃」という。)」つまり、この法律では、我が国への武力攻撃を防衛の対象となる武力攻撃と定義しています。なぜわざわざ法律にそのような限定した定義を示しているのか。これはまさに、そうしなければ違憲だからです。自衛隊法は、違憲性を免れるためには「我が国に対する」という限定を入れなければならなかった。九条という箱に入れられる自衛隊法の規定としては、この「我が国」というオーダーメードしかあり得ない、これはまさにジャストサイズだったわけですね。これは、手元資料の三を見ていただければ、今は取り上げませんが、歴代法制局長官の答弁からも明らかなはずです。このように、昨年七月一日の閣議決定に基づいて整備される本法案は、憲法改正を経ずに、我が国が自衛隊法を含む安全保障体制全体で形づくってきた規範の根幹を変えてしまうもので、内容的な正当性がないと考えられます。
砂川事件についても少し触れたいんです。
集団的自衛権行使容認について、政府が突然よりどころにしている、いわゆる砂川判決なんですが、かつて法律家であった政治家の方々が砂川事件判決の解釈を、歪曲と言ってもいいかもしれませんが、して、集団的自衛権の根拠として持ち出しております。
これについての答弁も、中谷防衛大臣はこの一カ月の間に、根拠になる、ならない、次に、なる、根拠になり得るというさまざまなバリエーションでお答えくださいましたが、現在、政府は、根拠になり得るということで統一しているのかなと思います。ぜひ、内閣法制局長官には、まだ、最後の最後で法律家としての魂を売り渡さないことを願っております。
次に、軍事権について規定する本法案が成立する前提として、十分な審議が担保されていることが本法案の手続的な民主的正当性を支えるんですけれども、国会審議をウオッチしていて、政府の答弁が余りに不誠実、不合理、不十分であって、手続面でも正当性がないと考えられます。その答弁をお手元の資料四にまとめましたので、ごらんください。ページでいうと五ページです。
一々挙げているとちょっと時間が足りなくなってしまうので、皆さんでごらんになってほしいんですが、例一は、これはもう矛盾している答弁ですね。次の六ページの例二は、これは論理的におかしいこととかですね。七ページは、非常におもしろいんですが、これは七ページの一番下に書いてある検索語、サイバー、パワーバランス、海洋、一国のみ、安全保障環境、グローバル、アジア、テロ、宇宙、ミサイル、十語、こんなに多くのワードを検索して複数ヒットするということはほぼあり得ないんですけれども、答弁が複数ヒットする、これぐらい同じ答弁を繰り返しているということ。
あとは、その後は、八ページは、絶対にありませんとか、全く的外れとか、一切変更しておりませんとか、言い切り型の答弁と、いささかも変更がないというような、こういう打ち消し、断定型の答弁で、細かい議論をされていないという指摘であります。これは読み物としてもちょっとおもしろいので、ぜひ後で御参照ください。
次に、法律自体の欠陥について意見を申し述べ
たいと思います。純粋な憲法論だけではなくて、今回の法案自体を個別に検討しても、さまざまな問題点が存在しております。その中でも、国会審議で議論されているものと議論されていないものがあります。これも、具体的に問題点を一つ一つ挙げていくともう九月になってしまうので、幾つか例を挙げて終わりにしたいと思います。例えば、今回、改正自衛隊法九十五条の二で規定されている、いわゆるアメリカ軍等の武器等防護についてです。これはお手元の資料五に一応まとめてあります。十六ページです。これもここでは細かくは説明はいたしませんが、この規定は、自衛官が単独で、自分を守る権利に基づいて、米軍等の航空機や船舶も防護するということになっているんです。これはちょっと私は理解できないですね。無理があると思います。
あとは、資料六には、捕虜に関する答弁等でもちょっと問題があるものがあるんじゃないかということで、挙げさせていただきました。これらの例を見ただけでも、今回問題となっている本法案は、施行されれば、全体として違憲な状態を生んでしまうことへの法的な歯どめが全く担保されておらず、平時から有事までまさに切れ目なく違憲へと足を踏み入れる危険がそこかしこに内在していることがおわかりいただけるはずで
す。
資料七、十八ページですが、この図を見ていただくと、白い四角で、幾つか、十個近く浮き上がっていますけれども、これは、今回できるようになったことで違憲の問題をはらむという論点がこれぐらいある、視覚的にわかりやすいようにこうしたんですけれども。まさにシームレスな違憲性への危険が一目瞭然ではないかと思います。これら、法律上の規定にかなり無理があったり、非現実的であったりするのはなぜかというと、これは簡単だと思います。集団的自衛権の一部行使を認めているにもかかわらず、憲法九条を変えずに、しかも憲法九条のもとでぎりぎりの解釈として認められてきた四十七年の政府見解と基本的論理は変えていないと強弁しているため、交戦権がなく、自衛隊は軍隊ではないという枠組みを前提とせざるを得ず、九条を踏み越えているのに踏み越えていないと振る舞わなければいけないために、おかしな結論と論理的不整合性を生んでいるわけです。これは、まるでパントマイムをしている人が滑稽なのと同じじゃないかと私は思うんですね。しかし、話はもうパントマイムでは済まない問題です。武力行使、軍事権の行使の問題です。これらのそごは重大であり、また、現場の自衛官等への負担が過剰にかかることになります。このような状況で本法案を強行的に採決するようなことがあれば、政権支持にも大きな影響があるのではないでしょうか。
実は、こういう議論されていない論点がまだまだ山ほどあるんですね。これは資料の最後、資料八として、最後のページにA3を折り畳んでくっつけております。これもとりあえず意見陳述をお受けしてからつくったので、まだまだ数えられるかもしれませんが、ここに挙げただけで、議論していない論点が四十個以上あります。それぞれにつきまだまだ議論が必要なのは明らかですね。そこに挙げていないものでも、憲法論に関するものですと、前文と平和的生存権についての議論などは一切触れられておりません。
にもかかわらず、強行採決の声が聞こえてきたりしております。もし、このまま、議論されていない論点をそのままにして強行採決をするようなことがあれば、それはこの法案の手続的な正当性を失わせるものとなるでしょう。先ほど申し上げたように、この法案は、実体、つまり中身の面でも民主的な正当性がないと考えます。重ねて、議論を尽くさぬまま採決するようなことがあれば、手続的にも民主的正当性を欠くこととなってしまいます。不十分、不合理、不誠実な答弁、審議のみで法案を成立させるということが、我々の代表者によって立法がなされるという民主主義の建前からいって、果たして民主的正当性を与え得るんでしょうか。政府には、見ていて頭がくらくらするような審議ではなくて、合理的かつ十分な審議を強く強く求めたいと思います。
最後になりますが、私は、日々、国会審議を精査するだけではなくて、町場の憲法論として、さまざまな方々と学習会とか、または憲法カフェなんて呼んでいますけれども、カフェなんかで気軽に市民の方々と話ができる場をたくさん設けて、憲法問題に今まで関心がなかった方や若い世代とも憲法について意見交換をさせていただく機会に多く恵まれています。そこで、皆さんは口々に、この政権の動きとの距離を語られます。つまり、何か自分たちの全く手の届かないところで物事が決められていくという距離について語られます。この距離は、まさに自分のことは自分で決めるという民主的正当性との距離をそのまま反映するものであり、先ほど来申し上げている今回の安保法制の審議状況や正当性の話と全く軌を一にしているのではないでしょうか。
私は、ここではイデオロギーの話をしているわけでもありませんし、安全保障についての議論を放棄しようと言っているわけでも全くございません。まずは、純粋に、法律家として、この法案のできが余りに悪いということと、にもかかわらず、国家権力担当者が、これを一度御破算願って、目盛りをゼロに戻して改善をするという勇気を持たずに、むしろ、問題点がないかのようなパントマイムを演じることで、国民に説明するということから逃げ、強行的に決定を推し進めようとして、その責任を全うしていないということを指摘したいのです。現政権には押しつけ憲法への嫌悪を感じますが、現政権が今しようとしていることは、まさに違憲な法案の国民への押しつけではないでしょうか。
ある法哲学者がプーボワールオブリージュという言葉を使っていました。ノーブレスオブリージュをもじったものですが、ノーブレスオブリージュは、貴族、高貴な者には義務があるといったような意味ですけれども、プーボワールオブリージュのプーボワールは、フランス語で、これは英語でいうとパワーです。つまり、権力を持つ者には義務がある、それを適正に行使する義務がある、すなわち権力担当者の節度を説いた言葉です。国民は既に権力者のパントマイムに気づいていると思います。立憲主義の核心は自律です。自分自身のよき生の構想は自分自身だけでしかできないということです。それが、今、権力担当者に決められている、そう実感しています。我々は、日本を取り戻すという前に、まず自律を取り戻さなければならないと強く叫ぶべきです。現政権にもまだ人間の尊厳への敬意と知性への良心が残っていることを願い、そして、プーボワールオブリージュ、その権力行使に対する節度を持ち、実体的にも手続的にも民主的正当性を欠いた本安保法制を廃案とすることを求め、意見陳述とさせていただきます。
御清聴ありがとうございました。

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2015.07.08

「新国立競技場:2520億円案了承 」と言うニュース

新国立競技場:2520億円案了承 895億円増、10月着工 有識者会議と言うニュース。
テレビでもずっと放送していますが、
これ酷いですよね。
めちゃくちゃ。
一体、だれがこんなお金を払うんだ???
みんな国民に押し付けられるんですよね。

うううむ。

最新の世論調査(「読売」6日付)で8割を超える人が計画を「見直すべき」としていたそうです。
そりゃそうだ。。。

あの屋根って、そんなに大事なんですかね???

委員からは「屋根があることがマスト(欠かせない)だ」
「開閉式屋根と仮設の席を常設にすることが条件。それがなければ反対せざるを得ない」
などなどの意見が次々と飛び出したそうです。

分からない。
屋根でスポーツするわけでもないのに。

五輪後に整備する開閉式屋根などの経費は168億円。これは当然、2520億円とは別とのこと。
頭がクラクラします。

さらに、この先50年の間に必要な大規模改修費をこれまでの650億円から1046億円に増額し、これも「国費で対応する」(JSC)こそうです。。。


勝手に決めるな!!!
と、言いたい。

そもそも資料には、総工費の2520億円は実施設計段階での「目標工事費」としており、膨らむことを前提としているものです。

さらに恐ろしくことにこの会議に、文科省の副大臣や局長が参加しているにもかかわらず、財源をどうするのかの議論がまったく出なかったそうです。
まさに「机上の空論」だったのです。
この最重要事項を議論しないと言う事で、文科省、JSCの無責任な体質が浮き彫りにされています。

ウウウム。
ウウウム。


サッカーファンの私たち家族は国立と言えば、
天皇杯。
ちょっぴり苦い思い出ですが、
それでも、元日の国立はサッカーファンならみんな「夢」であり「目標」。

新国立になると言うので、
胸膨らませ、ワクワクしていたのですが。。。

今はため息です。

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2015.07.06

ナデシコ、準優勝

なでしこジャパン。
残念でした。
佐々木監督、諦めない姿勢貫いた選手たちに「誇りを持っている」
本当にそうです。
最後のさいごまで諦めずに魅せてくれました。
惜しいシーンが何度もなんどもあって、
選手達の思いがテレビから伝わってきました。

それにしても、
初めにパンパンと2点とられたのが残念。
後半、アメリカがオウンゴールをした時は、
「これは流れが変り、いける!!!」
と、思ったのですが。

その後も攻めて、攻めていました。
本当に素晴らしい試合。

あああああ。。。
残念。

まぁ、そんな事言っても仕方がないので。
分かってるんだよね。

さぁ、次に向けて頑張りましょう!!!

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2015.07.03

「#自民感じ悪いよね」がトレンド入りしたよ

「自民、感じ悪いよね」国民に広まると危機 石破氏と言う事で、
今、ツィッターでは「#自民感じ悪いよね」がトレンドに一躍躍り出ました。
一日で6万ツィートとか。

https://twitter.com/hashtag/%E8%87%AA%E6%B0%91%E6%84%9F%E3%81%98%E6%82%AA%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%AD?src=tren

これがツィッターのページです。
ツィッターはフェイスブックと違ってアカウントがなくても、誰でも見られる開かれたSNSなので、是非ご覧下さい!

さて、当該記事は以下の通りです。
============
(自民党の勉強会でメディアへの威圧的発言が相次いだ問題で)「懲らしめる」「つぶせ」とか不穏当な話の余波が残っている。権力をお預かりしている者は、いかに抑制的に使うかを考えないといけない。

自民勉強会で報道威圧

 自民党がガタガタとするのは政策よりも「なんか自民党、感じが悪いよね」と国民の意識がだんだん高まっていったときに危機を迎えるのが私の経験だ。政策は大事だが、「嫌な感じ」が国民の間に広まることは心しなければいけない。

 (自民党が野党時代の)3年半は思い出したくもないが、あれを忘れたらまた自民党は国民の支持を失う。1、2年生(議員)は野党時代を知らないので、「こうでしたよ」ということを伝えるのが私どもの仕事だ。(石破氏を支持する議員の会合で)
(上記ニュースより)
============

石破さんも必死です。
ツィッターをみていると、やはり百田さん発言が一番、火付け役になったように思うのですが、
力で言論を封じようとする自民党のあり方が炙り出された今回の一連の出来事。

いずれにしても、
どの政党であれ、国会議員をはじめとして
議員の方々は初心にもどって欲しいです。

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2015.07.02

ナデシコジャパン、決勝進出

なでしこジャパン、試合終了間際のゴールでイングランドを破り決勝進出

いや、、、
凄い試合でしたね。

まず日本がPKで1点。
その後、またまたPKで今度はイングランド。
そして試合はずっと1−1で流れ、
流れて、、、
ついにアディショナルタイムでオウンゴール。
まるで漫画みたい。

こんなの漫画だったらブーブーいいますよね。
出来過ぎって。

それが、
現実には起きたのです。
凄かった!!!

と、言う事で朝から興奮。

素晴らしいナデシコジャパン。
いよいよ5日は決勝です。
応援しています!!!

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2015.07.01

今日はうるう秒

今日から7月。
さて、きょうはうるう秒があります。
「うるう秒」7月1日午前8時59分60秒 平日の実施は18年ぶりだそうです!
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標準時刻と地球の自転速度のずれを調整する「うるう秒」が7月1日0000GMT(日本時間午前9時)、世界中で同時に挿入される。

日本の標準時を管理している国立研究開発法人情報通信研究機構によると、日本時間午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入される。

うるう秒の挿入は1972年以降行われているが、平日の実施は1997年以来18年ぶり。
(上記ニュースヨリ)
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Proxy

「午前8時59分60秒」が加わります。
ニュースを読むと電子時代にはなかなか大変な「うるう秒」。

でも、ロマンありますね。
1秒、得する日ですよ♫

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