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2015.10.29

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? を読みました。

面白かった!!!
さすが森博嗣さん。
「すべてがFになる」を読んで森さんの作り出す世界に、いつのまにか入り込み我が家の壁までが真っ白な研究室のそれに感じたくらい一気に読んだ、あの感覚が戻ってきました!!!
いやぁ、、、面白かった。
来たるべき未来。
人間はウォーカロンという人工知性体を作り出し、苦役や単純作業、さらにはペットのような癒しの対象まで生活のあらゆる場面を担う「ロボット」?を作り出す。一方、自らの体は細胞交換で不死のように長生きする術を得るのだが子どもが生まれないという時代になるという設定なのです。
「これって、かなり今の科学技術に対して警告を発しているよね」と思いながら読み進みます。
「生きるとは何か」「死ぬと何か」そして「人間とは何か」なぜ人間でなければならないのか、、、などなど究極の質問を直球で投げてくる著者。
読者である私はタジタジになりながら、ジャストミートを試みるも投げられたボールはみんなコロコロとあらぬ方向に転がっていくようなそんな不安を覚えながら読みました。
それくらい、この本は哲学であり、心理学であり、医学であり工学でありそしてミステリーであるのです!
途中の謎にも引き込まれるものがあり、
全体として、話の進み方も計算されて、こなれています。
が、
そんな私でも最後の結びこそが森さんの伝えたかったことでは、と確信しました。
それは、
「結局のところ、人の心をどう捉えるかという問題に帰着する。生まれるとは、人間とは、社会は誰のものか、、、、、とりあえず暴力的な行為だけはやめてもらいたい。そんな非生産的なエネルギー消費は不合理だ、、、、、」。(要約です)

今の世の中を穿つ言葉だとしみじみと思いながら本を閉じました。
この本、多くの方が手にとって、それぞれの方がそれぞれの読み方をなさればいいな、、と思いながら読み終えました。

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コメント

う~~~ん・・・・。


そんなに悪いことでないかも??
でもかねてから書いているように

人間にはそこまで力を扱う能力が・・


能力以上に力もつと悲劇が起きることが。

例えば
原発も管理能力不十分なのに力もってしまい・・・。


政府自民は権限行使しても
それに見合う能力はないと判断します。
(他も難しいでしょう)


つまり権限行使はもっと慎重にです。

投稿: あゆ | 2015.11.01 09:14

あゆさん。
こんにちは。
そうなんですね。今、人工知能ってすごく開発されていて、今後どのような道を進むか、見極めのときなんでしょうね。
だからこそ、
しっかりと見ていこうという啓発の本でもありました。
それにしても、
本当に人工知能ってすごいですね。。。

どうなるんだろう、とワクワクもしていますが。。。
で、
権限についてはおっしょるように、本当に慎重にです。暴走しないように。ですね。

投稿: せとともこ | 2015.11.05 09:52

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