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2015.11.30

落語「らくだ」について

落語の演目「らくだ」
有名です。
私は実際に聴いたのは柳家喜多八さんと柳家三三さん、そして林家たい平さんの3人です。
それぞれに個性があって同じ噺でも随分と違います。
まず「らくだ」について。
千字寄席にはあらすじとうんちくが載っています。
ここではうんちくを掲載。
以下の通り。
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上方落語です。
「本場」の「らくだの葬礼」では、
死人は「らくだの卯之助」、
兄弟分は「脳天熊」ですが、
東京では両方無名です。

「らくだ」は、
江戸ことばで体の大きな
乱暴者を意味しました。
明治・大正の滑稽噺の名人・
三代目柳家小さんが
東京に移植したものです。

聞きどころは、
気の弱い紙屑屋が次第に泥酔し、
抑圧被抑圧の関係が
いつの間にか逆転する面白さでしょう。
後半の願人坊主のくだりは
オチもよくないので、
今ではカットされることが多くなっています。

これも五代目志ん生の
十八番の一つで、
志ん生は発端を思い切り
カットすることもありました。
なお、戦前にエノケン劇団が舞台化し、
戦後映画化もされています。

東西とも昔からレコードは多く、
今聞ける音源だけでも、
大阪で初代春団治、六代目松鶴、
現・米朝、中堅どころで
現・ざこばに文珍。
東京では志ん生始め、八代目可楽、
六代目円生、五代目小さん、十代目馬生と、
挙げきれないくらいです。
現役では、現・談志のものが
最も多くリリースされています。 
(上記サイトより)
=================

落とし所も演者によって随分違うようですが、
この噺の面白いところは何と言っても、
嫌われ者のらくだと近所の関係。それとクズ屋が酒を飲んで豹変していくところです。
この酒を飲んで変わっていく様子が、噺手によって違いますが、
どの演者もさすが酒を飲むシーンは上手。
なんども練習しているんでしょうね。
一番の山場だから。

さて、私が聴いた喜多八さんは、
相変わらず聞こえるか聞こえないかわからないような静かな噺ぶりでしたが、
「すごむ」ところとか、豹変の部分は迫力があって、緩急自在に噺を納めていました。
独特の世界を展開していました。
一方、三三さんは元気な「らくだ」。
三三さんご自身がお元気だからどうしても声に張りがあって、喜多八さんとは違った「らくだ」が聴けました。
安心して最後までいき着地した感じ。
つぎにたい平さん。
この人の「らくだ」は最後のオチが面白かったです。
新しい視点で「らくご」を噺の演目にかけた感じ。
クズ屋とらくだの兄貴分との関係が逆転していくところを、とても丁寧に演じていて、
その場にいるような感じでした。
面白かった!!!

同じ噺でも随分と違うね、と夫と言いながら帰ったのですが、
また今度も行きたいなぁ〜〜〜

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コメント

らくだといえば記憶では大ネタといわれるものだったような。あまり上演機会がなさそうな気がします。

投稿: あゆ | 2015.12.17 14:41

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