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2016.01.31

「母と暮らせば」を観ました

母と暮らせばを夫と観てきました。
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小説家・劇作家の井上ひさしが、広島を舞台にした自身の戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらもかなわなかった物語を、日本映画界を代表する名匠・山田洋次監督が映画化。主人公の福原伸子役を「おとうと」「母べえ」でも山田監督とタッグを組んだ吉永小百合が演じ、その息子・浩二役で二宮和也が山田組に初参加。「小さいおうち」でベルリン国際映画祭銀獅子賞(女優賞)を受賞した黒木華が、浩二の恋人・町子に扮する。1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、たくさんの話をする。その幸せな時間は永遠に続くと思われたが……。
(上記サイトより)
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静かに悲しい映画でした。
優しく、穏やかに哀しい映画でした。
淡々とそして、染み入るように切ない映画でした。

主人公を演じる吉永小百合さんの透き通るような美しさと、
亡霊になって母を見守りに来る息子を演じる二宮和也さんのカゲロウのような儚い風情が、
なんとも物語にぴったりでした。

自分が死んだことさえ知らない一瞬の出来事として生を断絶された若者と、
その母、婚約者が残された人生を支え合いながら生きて行くのですが、
その寂しさは決して口では表せるものではありません。
女優吉永さんはその背負って運命を背中で語り、
しかし、これは決して運命ではなく人間が犯した過ちであるから、
唯々諾々と受入れてはいけないんだ、納得してはいけないんだ、と
思いながら、
それでも、
遺された婚約者である町子さんの幸せは祈ってあげたい、祝福していかなければならない、
と、わずかな理性で感情を封じ込めていこうとします。
亡霊の息子も激しく抵抗していたのですが、やがて、自分の死と、生きていく人たちへの生きる讃歌を祈ることへと変容していく様が実に丁寧に美しく、そして悲しく描かれていました。
また、
生きている婚約者の町子さん(黒木華さん)が「生きていることの罪」を訴える場面はあまりに辛いものがありました。
さらに婚約者である町子さんがいずれ結婚するであろう若者を連れて来た時、母は静かに受け入れるんですが、
が、
が、
息子の亡霊に激しく声を上げ、嗚咽する場面はなんとも自然で、それはそれで本当に胸が詰まりました。
「なんで、あの子が生き残って、あんたが死んだの」。。。
それは子を亡くした全ての母の代弁でした。

死が美しいはずはないし、
ましてや、
国家のために命を投げたり、
あるいは、突然、戦火に巻き込まれ命を閉ざされる人があってはならないこと、
戦争は決してあってはならないことを、
静かに、強く、感じたものでした。。。

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コメント

「国家のために命を投げたり、
あるいは、突然、戦火に巻き込まれ命を閉ざされる人があってはならないこと・・」

ほんととても思います。

別のコメント(NHK関連)で空の防人を紹介しています。

戦火は深刻な大問題ですが戦火が起きなくても社会生活が脅かされる人にもっと目が行きます。


普通の市民により苦しめられる障害抱えた人を描いています。

投稿: あゆ | 2016.02.12 10:56

あゆさん。
ご紹介、ありがとう!!!

たくさん、記事貼っていただいたので、
あとから拝見しますね🎶

投稿: せとともこ | 2016.02.16 15:57

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