« 2017年8月 | トップページ | 2017年12月 »

2017.11.29

自分ルール

誰にでも自分ルールというのがあって、その人だけの拘りとかがあるそうですが、
私にもそんな自分ルールがあって、その自分ルールがかなり特異なので、
結構、自分を拘束してきつい。
自分では「なんでこんなバカなことしてるんだ」と思ったりして。
たとえば、温泉とか銭湯に行くとする。
自分はスッキリしてあがると隣のロッカーに「今来た人」がいたら、
すっごく嫌になって、また温泉に入り直す。
その人が温泉に入って来たら慌てて温泉から出る。
自分てばっかじゃないかと、わかっているが「自分ルール」。
こんな不合理で無意味なルール、理性ではわかっているので、直したいし、
その執着というか束縛から逃れたい。
それで、一番の被害者は夫。
先にお風呂から上がって、ビールを飲もうと待っている。
が、
私はなかなか来ない。
まさか自分ルール全開しているとは知らずに、待っている夫。
「遅かったね」
「うん、出ようとしたら隣のロッカーに人がいたので、また入り直しした」
と私。
「ううううう、、、先に飲んでいればよかった」とうめく夫。
どうもすみません。

と、いうことで、
それで「そのルールから逃れるためにわざわざ、その嫌なことを積極的に行う」というアドバイスをくれる友人。
これは心理学的には「曝露」といって、わざわざその執着することに直面させる方法です。
ある友人は「感謝しろ」というちょっと宗教的アドバイスをくれます。
ここで「感謝」と言われてもぉおおと思うのだが、まぁ、それはさておき。
また別の友人は「執着を捨てろ」という断捨離アドバイス。
捨てろ、捨てろ、、、と言われてさらに捨てることを拾いそうダヨォおおお。
そして
またまた別の友人は「そのうち飽きたらやめるよ。飽きるまでやったら???楽しみなさい」
というポジティブシンキング型。

自分の執着はともかくとして、同じ悩みに対してのアドバイスが人それぞれ違っていて、そしていかにもその人らしくて面白い!

で私の自分ルールはまだまだ続きそうです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2017.11.23

室生犀星を思い出して、、、

砂山の雨

砂山に雨の消えゆく音
草もしんしん
海もしんしん
こまやかなる夏のおもひも
わが身みなうちにかすかなり
草にふるれば草はまさをに
雨にふるれば雨もまさをなり
砂山に埋め去るものは君が名か
かひなく過ぐる夏のおもひか
いそ草むらはうれひの巣
かもめのたまご孵らずして
あかるき中にくさりけり

室生犀星
=================

さいごのかもめの卵が孵らないのはなんとも悲しいし、
あかるきなかにくさった、、、というのが切ない。
いかにも犀星といえば犀星かとも思うのですが、
さて、
室生犀星を研究している方と今日、親しくお話させていただきました。
私は金沢出身なので、犀星は心の深い所、近い所にいる詩人です。
その方は那須塩原の方ですが、
犀星は塩原に3度訪れたことがあり、その景観と温泉を愛したそうです。
が、
なぜ、来たのか?
いつ、来たのか?
はあまり知られていなかったらしいのですが、
その方は「どうしても知りたい」という思いで文献やあるいは犀星ゆかりの土地、最後は犀星の娘さん(室生朝子さん)にまでお話を伺い、
犀星の生きてきた道を探し、またご自分も一緒に歩かれているようです。
とても素敵なお話をいっぱい伺い、刺激になりました♬
楽しい時間を過ごしたのですが、その方が犀星をお話されるときの目の輝きが素敵で思わず惹き込まれました。
最後に塩原道を掲載しておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
秋ふかき塩原道を
わたしの自動車はひた走りつつ
いつしか暗みゆき
はや日暮となりけり

落葉ふみしき
山の上に漏るるともし火を見過して
水のひぴきに縫い込まれてゆく
わが自動車の肌も夜つゆに湿りたり

みやこにて夜昼となき
わがわびしき作のつかれを
こころゆくまで
温泉につかり心しづめん

| | コメント (0) | トラックバック (0)

森友学園、会計検査院報告

今年の春は森友問題でニュース、ワイドショーが一色なりました。
国会では森友学園の籠池さんの証人喚問。
いまでもあの映像を鮮明に思い出すのですが、今、その籠池さん、拘留されています。奥様も。
なかなか不可解なことがいっぱいの森友学園問題。
さて、そんな中、こんなニュースが出ました。
森友 検査院報告(その1) 揺らぐ政府説明 証拠不足、調査に限界もというニュースです。
=================
会計検査院が22日に公表した森友学園問題の検査結果は、土地評価額から約8億円を値引きした国の対応に疑問を投げかける内容となった。学園への対応を「問題ない」と強調してきた財務省、国土交通省幹部らの答弁との食い違いは大きく、政府は改めて説明責任が問われることになる。問題を追及する市民団体などの告発に基づく検察の捜査も進んでおり、問題の終結は見通せない状況だ。
(上記ニュースより)
==================
うううむ。
うううむ。
やっぱり、、、
と、いう思いが先に立つこの問題。
政府は曖昧にしたままこの問題を幕引きしようと思っているようですが、
私たちの税金の行方がこんな杜撰なまま運用され、消えて行くのは困ります。
徹底した説明をしてもらいたいものです。。。
今後もこの問題、加計問題同様、見ていきたいです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.11.10

選挙情報とマスコミ

今年の衆議院選挙。
なにかと話題豊富でしたが、終わってみれば大山鳴動鼠一匹だったような感もします。
なにしろ、選挙前から小池百合子さんネタで大変。
とくにワイドショーはすごかったです。
さて、そんな影響か毎日新聞に次のような記事が載りました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
衆院選関連の地上波テレビの放送時間が、2012、14年の過去2回の衆院選を大きく上回ったことが分かった。自民党側が各局に「放送の公平中立」を求める要望書を渡した14年からほぼ倍増した。新党の結成が相次ぎ、有権者の関心を集めた「劇場型選挙」を、情報・ワイドショー系番組が積極的に取り上げた結果と見られる。

 調査会社、エム・データ(東京都港区)がNHK(総合、Eテレ)と在京民放5局について、公示日から投票日前日までの12日間で集計。政見放送や政党CMは除外した。

 期間中の6局の放送時間は84時間43分で、14年の38時間21分から急増。12年の61時間45分も大きく上回った。主因は民放5局の情報・ワイドショー系番組の放送時間が前回比で約10倍に増えたため。

 選挙報道に求められる公平性は「量的公平性」ではなく「質的公平性」だとした放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会の意見書が今年2月に公表されてから初めての総選挙。ある民放中堅記者によれば、14年の際は政党からの要望に、萎縮した部分もあった。「情報系番組で、クレームがつくと対応が面倒な選挙を取り上げなくても、という雰囲気があった」【佐々本浩材、犬飼直幸】

争点の深掘り必要
 上智大の音好宏教授(メディア論)の話 ドラマチックな展開が続き、ニュース番組より情報・ワイドショー系の番組で「小池劇場」などを取り上げやすかった面がある。多様な争点の一層の深掘りに取り組むべきだった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私もモーニングショーやひるおびなどの番組を観たのですが、
同じ語り口、切り口にちょっと疲れました。
最初は小池百合子さんをすごくすごくすごく持ち上げ、
つぎに、
小池さんをどんどん叩いて、、、
結局、そもそもの総選挙の争点が薄れていきました。
結果は自民党の大勝利に終わったのですが、
選挙制度にももちろん問題があるのですが、マスコミの情報提供にも問題があるのではと思うこの頃です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.11.09

加計学園に留学生が来るのか?

認可の前提条件と矛盾 加計獣医学部が「留学生」大量募集というニュース。
うううむ。
この木が本当なら、ちょっとひどいなぁ。
===============
安倍首相の親友が理事長を務める加計学園が愛媛県今治市に新設予定の獣医学部。今週末にも認可される見込みだが、来年4月の開学に間に合わせるにはギリギリのタイミングだ。学園は認可が下りることを前提に、すでに来年度入学の学生募集を開始しているが、定員140人のうち、20人を外国人留学生枠で募集しているというのだ。その大半は韓国からの留学生である。
(上記ニュースより)
===============

留学生?
まぁ、それはいいとして、
国家戦略特区って、いったいなんだったのか?
一体なんなのか???
と、言う疑問がフツフツと湧いてきます。
うううむ

この問題、やはり有耶無耶にではできませんねぇ。
これからも注目です。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017.11.06

「思い出は満たされないまま」を読んで

「思い出は満たされないまま」乾緑郎の本を読みました。
面白かったです。
あまり書くとネタバレになるのでサラリと書きますが、
とにかく不思議な物語でした。
マンモス団地に住む人々がある一点で交錯して、
過去に未来に、そして現在で行き交うのですが、
それが優しくもあり、切なくもあり、哀しくもあり、嬉しくもありました。
あああ、、、、こんな団地に住んでみたいと思いながら本を閉じたものです。
ファンタジー、SFのカテゴリーに入るのかな、それともミステリーだろうか。

いずれにしても、読み終えた後、清涼感いっぱいの本でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2017年8月 | トップページ | 2017年12月 »