選挙情報とマスコミ
今年の衆議院選挙。
なにかと話題豊富でしたが、終わってみれば大山鳴動鼠一匹だったような感もします。
なにしろ、選挙前から小池百合子さんネタで大変。
とくにワイドショーはすごかったです。
さて、そんな影響か毎日新聞に次のような記事が載りました。
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衆院選関連の地上波テレビの放送時間が、2012、14年の過去2回の衆院選を大きく上回ったことが分かった。自民党側が各局に「放送の公平中立」を求める要望書を渡した14年からほぼ倍増した。新党の結成が相次ぎ、有権者の関心を集めた「劇場型選挙」を、情報・ワイドショー系番組が積極的に取り上げた結果と見られる。
調査会社、エム・データ(東京都港区)がNHK(総合、Eテレ)と在京民放5局について、公示日から投票日前日までの12日間で集計。政見放送や政党CMは除外した。
期間中の6局の放送時間は84時間43分で、14年の38時間21分から急増。12年の61時間45分も大きく上回った。主因は民放5局の情報・ワイドショー系番組の放送時間が前回比で約10倍に増えたため。
選挙報道に求められる公平性は「量的公平性」ではなく「質的公平性」だとした放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会の意見書が今年2月に公表されてから初めての総選挙。ある民放中堅記者によれば、14年の際は政党からの要望に、萎縮した部分もあった。「情報系番組で、クレームがつくと対応が面倒な選挙を取り上げなくても、という雰囲気があった」【佐々本浩材、犬飼直幸】
争点の深掘り必要
上智大の音好宏教授(メディア論)の話 ドラマチックな展開が続き、ニュース番組より情報・ワイドショー系の番組で「小池劇場」などを取り上げやすかった面がある。多様な争点の一層の深掘りに取り組むべきだった。
(上記ニュースより)
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私もモーニングショーやひるおびなどの番組を観たのですが、
同じ語り口、切り口にちょっと疲れました。
最初は小池百合子さんをすごくすごくすごく持ち上げ、
つぎに、
小池さんをどんどん叩いて、、、
結局、そもそもの総選挙の争点が薄れていきました。
結果は自民党の大勝利に終わったのですが、
選挙制度にももちろん問題があるのですが、マスコミの情報提供にも問題があるのではと思うこの頃です。
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コメント
小池さんと橋本さんほんと似てますね。
安倍さんとそこが違うようです。
投稿: あゆ | 2017.12.08 16:58
あゆさん、全くその通りですね。
それにしても希望の党、1%の支持率だそうです。
どんどん下がってきて、いつの間にか誰もいなくなるかもしれませんね。。。
投稿: せとともこ | 2017.12.09 15:27