2009.07.09

帰無仮説を学びながら思ったこと

先日、Rを使って帰無仮説の勉強をしていました。
ある遺伝子のrigion1は mRNAの分解を阻害していることが分かっています。
rigion2はその役割とは無関係であるとされているのですが、
rigion1が機能的に働くには変異が少ないことが期待されます。
そこでrigion1に起きている変異とrigion2の変異の量を比べることで結論に導こうという統計検定です。
そのために用いる仮説が帰無仮説。帰無仮説については、その考え方は、
統計的検定の基礎に詳しくあります。
================
「帰無仮説」
 統計的検定で重要な論理に「帰無仮説」というものがあります。これは、“差がある”ことを確認するために、“差がない”という前提(仮説)から出発する、つまり“無に帰したい仮説”から出発するものです。
 統計的検定は、確率に基づいて関係を推定します。“差がある”という前提から出発すると、得られたサンプル間のズレは、無限にあり得るズレの1つのに過ぎなくなり、その確率は計算しようがありません。そこで、ズレがないという前提から出発することにします。
 そうすると、得られたサンプル間のズレは、実際にはズレのない同一の母集団から取り出された見かけ上のズレ(誤差)に過ぎないことになりますから、実際に得られたサンプル・データのズレを確率分布として計算できます。すなわち、正規分布する正規母集団からの取り出された平均値間のズレはt確率分布することがわかっています。したがって、現実に得られた平均値のズレが、その確率分布の中でどれぐらいの確率で起きるものかを計算することが出来ます。つまり、帰無仮説が正しい場合(2群間に本当は差がない場合)に実際起きているようなズレが生じる確率を計算することができます
==================

さて、
こうしてデータを統計処理すること得られた結果は、
「差がある」
「差がない」
と言うものです。
そして「差がある」については「差が無いとはいえない」という結論になるのですが、
これってなかなか面白いですね。
「差が無いとはいえない」と言うなんだか曖昧な表現にこそ、
対象への誠実な態度を感じたりします。
「白だ」
「黒だ」
って決めることって、すごくすごく怖いことです。

なんというか、まずは一呼吸おいて、それからまた、考えていきましょう、と言う待合を感じます。
科学は、なんでもかんでも「決めつける」と言う事を聞くことがありますが、
私は科学こそ、決めつけることには臆病であると思います。
ある仮説に対して、何回も実験、観察そして検証を試み、
そして出した結論。
しかし、その結論に対しても、反証が提出されれば、棄却することに吝かでない。
そうした柔軟なものでは、、、と私は思います。


と、言うことで汗だくになり頭を抱えて帰無仮説を勉強しながら、思ったことをツラツラと。


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2009.06.26

土星の衛星に海?

土星の衛星に海?=氷粒の塩確認−NASAと言うニュース。
おおお、、、ひさしぶりに土星探査機カッシーニの話題です。
「米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(カリフォルニア州)は24日、米欧共同の土星探査機カッシーニの観測機器で土星の衛星「エンケラドス」から噴き出ている水蒸気の氷粒を分析した結果、塩が初めて確認されたと発表した。
 カッシーニは2005年、エンケラドスから氷の混じった大量の水蒸気が噴出しているのを発見。氷で覆われた地表の下には、広大な海が存在すると推定されていたが、塩の確認は海の存在を裏付けるとの見方も出ている。生命の源である海の存在が確認されれば、地球外生命の探査計画にも弾みが付きそうだ。 」
と、ニュースは報じています。


楽しみですね!!!!!
このニュース、もっと調べて、今度、新に記事にします。
とりあえず、ニュースの紹介にて。

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2009.06.19

恐竜と鳥


<恐竜>「鳥の指」持つ新種、進化の証拠を補強 中国で発見
と言うことで、また一つ「進化の謎」が明かされようとしています、、、
「恐竜は鳥の祖先と考えられているが、新種恐竜の前脚の骨が、親指から小指までの5本指のうち、鳥同様に人さし指から薬指の3本が残ったものと確認された。研究チームは「恐竜が鳥に進化したことを補強する新証拠」と説明している。」

フムフム。
鳥の祖先が恐竜とするならば、
あの大昔、地球を席捲していた生物が耐えることなく、今に繋がっていると言うことで、
それは、それでなんとロマンあることか!!!
と、ワクワクします。


「だくちる だくちる」から
鳥の鳴き声の研究まで、
ず====ぅと、ずっと繋がっていたのかと思うと、
空をとぶ鳥にも、さらに親しみを感じ、
そのさえずりにも、なにやら意味を求めたりして、、、、

と、言うことで興味ある化石の発見、今後の研究が待たれます。

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2009.06.17

エンデバー打ち上げ(追記あり)

17日夜打ち上げ=きぼう第3便のシャトルと言うことで延期になっていたエンデバーが今日打ち上げられる予定です。
そしては若田さんを乗せてのお帰りとのこと。
楽しみです。

同じく星の話題では銀河のスリップ痕が明かす謎と言うニュースがアストロアーツのサイトに今日挙がっていました。
「複数の銀河が衝突・合体する過程で残ったわずかな痕跡を、すばる望遠鏡が初めてとらえた。痕跡は衝突のようすを物語る。合体後の銀河で恒星が爆発的に誕生するしくみも解明できそうだ。」とリード文に紹介されていますが、すばる望遠鏡、大活躍ですね!!!
さて、本文には、
「銀河の回転と合体の軌道が同じ方向である(つまり、左回りの銀河に対して左回りの角度で別の銀河がぶつかる)と、逆の場合に比べて合体の痕跡が大きく広がる。まさに今回すばる望遠鏡がとらえたとおりだ。さらに、合体が急速に進んでガスが中心に集まりやすくなり、爆発的な星形成が進む。」とあります。
そして、急速に星が形成されていった様子が解明できる可能性があるというものです。
ううううう====ん。
凄いですね。
初期宇宙ですか。
つい4月には、古代宇宙に巨大ガス雲と言うタイトルで「ヒミコ」について書いたのですが、
宇宙の謎は一つ、ひとつ明かされ、
明かされながらもさらに謎は深まり、
そして、人の空への思いはますます広く深く羽ばたくのでしょうね。
ワクワクします。

そう、すばる望遠鏡の命名のもと、すばる(プレアセデス星団)が<a href="http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2009/200906/0621/index-j.shtml">6月21日に月に接近します。
「6月21日の明け方、月齢27の細い月とプレアデス星団(M45、すばる)が接近する。月出時はプレアデス星団の食の終盤または終了直後なので、両天体は大接近している。双眼鏡を使って眺めよう。月の下にある水星や、右のほうに見える金星と火星の接近も、あわせて楽しみたい。」と言うことで、夏至の日の朝、素敵な天体ショウーが待っています!!!
皆既日食もまもなくです。
この夏も宇宙は大忙し。

と言うことで、
今日の最後は、宇宙詩人と言われた宮沢賢治の有名な言葉を紹介します。

「正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである」。

農民芸術概論綱要より。

続きを読む "エンデバー打ち上げ(追記あり)"

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2009.06.04

脳と芸術

今、RNAiについての論文を読む学習会から帰ったところなのですが、
相変わらず、難しくて落ち込んでいます、、、、
ううううう〜〜〜ん。
です。
落ち込んでばかりもいられないので、もっと調べてまた、ここに書きます。

それにしても生物って不思議というか、すごいというか、唸ることばかり。
そんなうなりの中、
こんなニュースを読んでまたまたビックリ。
Man who couldn't even draw stickmen wakes from brain surgery... as a talented artist
また、その関連記事と言うことで、
脳卒中で芸術に目覚めると言う記事があって、それも読んでみたのですが、
が、
事の真偽や、医学・生理学的な意味はおいといて。
おいといて。
なんだか、このお二人の絵、似ているような気がしてなりません。
色使いや、バランス、そしてテーマ、人に与える雰囲気、とかとか、、、

ムムム。
気になります。

脳のある部分を刺激すると、こうした絵を描くようになるのだろうか???
どうなんだろう???
これはなかなか興味のわく話題です。
ちょっと調べてみて、(調べて分かるくらい解明されていないかもしれないが)また、記事にできたら書きます。
それにしても、
生物って、本当に神秘で謎だらけで、面白い!!!
ワクワクします。

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2009.06.03

標榜するもの その2

18世紀市民革命。
近代社会主義・共産主義の歴史的な登場。
市民革命の理念である「自由、平等、友愛」と容易にむすびつく。
が、
資本主義の現実によって次第に隅においやられる。
「プロレタリアート」という観念の登場により、階級利益への抗議へと形を変える。
市民革命の理念である「自由、平等、友愛」の獲得と、政治的権利としての「普通選挙権、言論周回、結社の自由」を要求する形をとる。
この初期段階の特徴として、
自由や平等理念の市民階級的追求は自由主義に、
労働者階級的追求は社会主義として展開していくという分裂、対立の時代でした。

次に資本主義の独占段階である1880〜90年代。
大工場労働者による労働組合運動と社会主義政党による政治進出。
この時代は社会主義革命を現実のものとするために労働組合運動と労働者政党との間の「ズレ」が表れた時代でした。
ドイツ社会民主党、ロシア革命、1930年代のソビエト型社会体制、それに対抗する「反ファシズム人民戦線」などの萌芽があるつつも自由・民主主義への願いは、冷戦構造に吸収されていきました。

そして、
「プラハの春」「パリの5月」、その後のソ連の崩壊へと続き、高度経済成長と科学技術革命と時代は移ります。
グラースノチスや民主主義的政治体制への移行、市場経済への移行という側面からソ連、中東欧の試練が始まります。
生産物の市場化から始まり、「市場経済化と社会主義」と言う当然予想される分裂に直面。
ハンガリーやユーゴスラビアなどの経験から「第三の道」を模索しようという動きが出てきます。
つまり「自由・民主主義のもとでの社会主義」と言うのでしょうか。
一方、資本主義経済下では、
新しくケインズ主義、新自由主義、グローバリゼーション、市場競争などなどが表れると同時に、議会制民主主義や多数派による平和的合法的な枠組みが構築されてきました。
この中で新しいアプローチが出てきました。
つまり「労働権」とともに「生存権」や「社会権」です。社会経済格差の克服が「所得平等」と「資産・所有の平等」へと結びつき、主体としての個人が市場関連、経済の中で、生活していくことの権利が主張されてきたのです。

90年代はじめ、ローマ-の「市場社会主義論の第5段階」と言う枠組み説によれば、
「旧社会主義から市場社会主義」と「資本主義から市場社会主義」か重ねて論じられるようになりました。
つまり私有の意識が「国家」「個人」という捉え方ではなく多様な形での実現を目指すというものです。
この考えの延長は、
例えば福祉や教育、医療などは国家全体の財産であるべきことと同様に、個人の財産は保障するという考えでしょうか。
と、言うことで、ツラツラと歴史を追いながら、
今や世界の動きは、「全人類的課題」として平和と安全、環境へと移り、
その中で私たちの生存に関しての新しい基準や制度が求められ、充実されることが大切なのでは、と考えます。

なおタイトルの「標榜するもの、その2」とありますが、
その1は2005年4月に民族と憲法について書いた記事です。
内容は今回とは違うのですが、求めること、目指すことと言う意味で、今回の記事も「標榜するもの」にしたのです。
そこで「その2」にしました、、、

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2009.06.01

元村有希子さんの記事を読んでツラツラと

poohさんのエントリーで知ったのですが、
発信箱:むなしい科学=元村有希子(科学環境部)と言う毎日新聞の企画コラムを読みました、、、、
ううううう〜〜〜〜ん。
これは、元村さん>
批判すべき相手、告発すべき相手、疑問を呈する相手が違うのではないでしょうか、、、

湯川秀樹 生誕100年と言う記事を2007年に書きました。
京都大学はこの時「湯川秀樹・朝永振一郎博士 生誕百年記念事業}と言うことで記念講演会では、湯川の業績を讃え、湯川の求めたものを伝えていきました。

さて、先の元村さんの記事に話を戻しますが、主張を明らかにするため、まず記事を流れのまま追います。
元村さんは冒頭、湯川の短歌を紹介。
「雨降れば雨に放射能雪積めば雪にもありといふ世をいかに」。
そして、
「湯川秀樹はこの歌を、米国の水爆実験(1954年3月1日)の後に詠んだ。ノーベル賞受賞後は核兵器廃絶運動に取り組み、激しさを増す核開発競争を批判した。」と続きます。

次に、北朝鮮の先頃の核実験において以下のように述べます。
「そして今月、北朝鮮が地下核実験を実施した。「成功」を伝える発表文は「科学者、技術者らの要求に従い」と始まる。作っては試し、改良してまた試す。こうした試行錯誤なしに科学の発展はない。だが、科学者たちは結果の深刻さについて一度でも想像したことがあるだろうか。そう考えたらむなしくなった。」と。

次に、時は戦時中に逆戻りさせながら北朝鮮の核実験とシンクロ。
「巨額の金を使って刺激的な先端研究ができる喜びと、世界初の核実験を成功させた興奮がつづられている。」
と、述べた当時の研究者の言を引用。
そして、
「日本でも陸軍と海軍が原爆開発を計画し、湯川ら多くの科学者がかかわった。未完に終わったから「加害者」にならずに済んだ。」
と、書きます。

最後の結びは、
「人間はこの60年間、同じことを繰り返してきた。政治家が科学者を利用し、科学者は無邪気に目標を追いかけ、多くの命を奪い、地球を汚し、誰ひとり幸せにしなかった。どう考えても、これ以上むなしい営みはない。」となり、終わります。


これが元村さんの記事全部です。

さて、湯川さん個人に言及するならば、
元村さんが書かれたように、湯川は無邪気に目標を追いかけ、原爆開発の計画に加わったのだろうか???

「ユカワは原爆研究に関与せず」などのサイトによれば、湯川は無関係ということになるのだが、本当のところは私は分かりません。
が、
加害者であったかどうかに関わらず、湯川は自己撞着のすえ、
「今後、科学がこのような利用のされ方がないこと」を強く願ったのは確かです。
実際、元村さんもご自分の記事の冒頭に紹介しているように、
パグウォッシュ会議ラッセル=アインシュタイン宣言の精神は科学者の「今」に引き継がれています。


さて、
湯川が関わったかどうかと言うことが本記事のテーマではなく、
元村さんの主張は「むなしい科学」と言うタイトルにもあるように、
科学が政治に利用され、その先にあるものへの理解のないままひたすら研究していくことは空しく愚である、と言うことです。


果たして、そうだろうか???
元村さんの記事を読むと、
科学全般が
「先の見通しもなく目の前の成果に無邪気に飛びつく」ものとも読み取れるが、
科学とは元村さんが書かれたような「そうしたもの」ではありません。

むなしいのは科学者や科学ではなく、
それを「空しく」「愚か」に利用するものたち(ある時は権力とも言い、またある時は政治とも言う)であり、
そうした利用をこそ、告発すべきであり、糾弾すべきではないかと私は思います。


最後に、何回もここで紹介していますが、改めてラッセル=アインシュタイン宣言を紹介します。

================
私たちは、人類が直面する悲劇的な情勢の中で、科学者たちが会議に集まって、大量破壊兵器の発達の結果として生じてきた危険を評価し、ここに添えられた草案の精神において決議を討論すべきであると感じている。
 私たちが今この機会に発言しているのは、あれこれの国民や大陸や信条の一員としてではなく、その存続が疑問視されている人類、人という種の一員としてである。世界は紛争に満ち満ちている。そしてすべての小さな紛争の上にかぶさっているのは、共産主義と反共産主義との巨大な闘いである。
 政治的な意識を持つ者はほとんど皆、これらの問題のいくつかに強い感情を抱いている。しかし、もしできるならば、皆さんにそのような感情をしばらく脇に置いて、ただ、すばらしい歴史を持ち、私たちの誰一人としてその消滅を望むはずがない生物学上の種の成員として反省してもらいたい。
 私たちは、1つの集団に対し、他の集団に対するより強く訴えるような言葉は、一言も使わないように心がけよう。すべての人が等しく危機にさらされており、もしこの危機が理解されれば、皆さんがいっしょになってそれを避ける望みがある。
 私たちは新たな仕方で考えるようにならなくてはならない。私たちは、どちらの集団をより好むにせよ、その集団に軍事上の勝利を与えるためにどんな処置がとられうるかを考えてはならない。私たちが考えなくてはならないのは、そんな処置をとればすべての側に悲惨な結末をもたらすに違いない軍事的な争いを防止できるかという問題である。
 一般大衆は、そしてまた権威ある地位にある多くに人々でさえ、まだ核爆弾による戦争によって起こる事態を自覚していない。一般大衆は今でも都市が抹殺されるくらいに考えている。新爆弾が旧爆弾よりも強力だということ、原子爆弾1発で広島を抹殺できたのに対して水素爆弾なら1発でロンドンやニューヨークやモスクワのような最大都市を抹殺できるだろうということは理解されている。
 疑いもなく、水爆戦争では大都市が抹殺されてしまうだろう。しかしこれは、私たちの直面しなければならない小さな悲惨事の1つである。たとえロンドンやニューヨークやモスクワのすべての市民が絶滅したとしても2、3世紀の間には世界は打撃から回復するかもしれない。しかしながら今や私たちは、特にビキニの実験以来、核爆弾は想像されていたよりもはるかに広い地域にわたって徐々に破壊力を広げることができることを知っている。
 信頼できるある筋から、今では広島を破壊した爆弾の2500倍も強力な爆弾を作ることができるということが述べられている。
 もしそのような爆弾が地上近くまたは水中で爆発すれば、放射能を持った粒子が上空へ吹き上げられる。そしてこれらの粒子は死の灰または雨の形で徐々に落下してきて、地球の表面に降下する。日本の漁夫たちをその漁獲を汚染したのは、この灰であった。
 そのような致死的な放射能を持った粒子がどれほど広く拡散するのか、誰も知らない。しかし最も権威ある人々は一致して水素爆弾による戦争は実際に人類に終末をもたらす可能性が十分にあることを指摘している。もし多数の水素爆弾が使用されるならば、全面的な死滅が起こる心配がある。
 ――瞬間的に死ぬのはほんのわずかだが、多数の者はじりじりと病気の苦しみをなめ、肉体は崩壊していく。
 多くの警告が著名な科学者や権威者によって軍事戦略上から発せられている。しかし、最悪の結果が必ず来るとは、彼らのうちの誰も言おうとしていない。実際彼らが言っているのは、このような結果が起こる可能性があるということ、誰もそういう結果が実際起こらぬとは断言できないということである。この問題についての専門家の見解が少しでも彼らの政治上の立場や偏見に左右されたということは今まで見たことがない。私たちの調査で明らかになった限りでは、それらの見解はただ専門家のそれぞれの知識の範囲に基づいているだけである。一番よく知っている人が一番暗い見通しを持っていることがわかった。
 さて、ここに私たちがあなたがたに提出する問題、厳しく、恐しく、そして避けることのできない問題がある――私たちは人類に絶滅をもたらすか、それとも人類が戦争を放棄するか? 人々はこの二者択一という問題を面と向かって取り上げようとしないであろう。というのは、戦争を廃絶することはあまりにも難しいからである。
 戦争の廃絶は国家主権に不快な制限を要求するであろう。しかしおそらく他の何にも増して事態の理解を妨げているのは、「人類」という言葉が漠然としており、抽象的だと感じられる点にあろう。人々は、危険は自分自身や子どもや孫たちに対して存在し、単にぼんやり感知される人類に対してではないということを、はっきりと心に描くことがほとんどできない。人々は個人としての自分たちめいめいと自分の愛する者たちが、苦しみながら死滅しようとする切迫した危険状態にあるということがほとんどつかめていない。そこで人々は、近代兵器さえ禁止されるなら、おそらく戦争は続けてもかまわないと思っている。
 この希望は幻想である。たとえ水素爆弾を使用しないというどんな協定が平時に結ばれていたとしても、戦時にはそんな協定はもはや拘束とは考えられず、戦争が起こるや否や双方とも水素爆弾の製造に取りかかるであろう。なぜなら、もし一方がそれを製造して他方が製造しないとすれば、それを製造した側は必ず勝利するに違いないからである。
 軍備の全面的削減に一部として核兵器を放棄する協定は、最終的な解決を与えはしないけれども、一定の重要な目的には役立つであろう。
 第一に、およそ東西間の協定は、これが緊張の緩和を目指す限り、どんなものでも有益である。第二に、熱核兵器の廃棄は、もし相手がこれを誠実に実行していることが双方に信じたれるとすれば、現在双方を神経的な不安状態におとしいれている真珠湾式の奇襲への恐怖を減らすことになるであろう。それゆえ私たちは、そのような協定を歓迎すべきである。
 私たちの大部分は感情的には中立ではない。しかし人類として、私たちは次のことを銘記しなければならない。すなわち、もし東西間の問題が誰にでも――共産主義者であろうと反共産主義者であろうと、アジア人であろうとヨーロッパ人であろうと、または、アメリカ人であろうとも、また白人であろうと黒人であろうと――可能な満足を与えうるような何らかの仕方で解決されなくてはならないとすれば、これらの問題は戦争によって解決されてはならない。私たちは東側においても西側においても、このことが理解されることを望む。
 私たちの前には、もし私たちがそれを選ぶならば、幸福と知識と知恵の絶えない進歩がある。私たちの争いを忘れることができぬからといって、その代わりに、私たちは死を選ぶのであろうか? 私たちは、人類として、人類に向かって訴える――あなたがたの人間性を心にとどめ、そしてその他のことを忘れよ、と。もしそれができるならば、道は新しい楽園へ向かって開けている。もしできないならば、あなたがたの前には全面的な死の危険が横たわっている。

決議

 私たちは、この会議を招請し、それを通じて世界の科学者たちおよび一般大衆に、次の決議に署名するよう勧める。
「およそ将来の世界戦争においては必ず核兵器が使用されるであろうし、そしてそのような兵器が人類の存続を脅かしているという事実から見て、私たちは世界の諸政府に、彼らの目的が世界戦争によっては促進されないことを自覚し、このことを公然と認めるよう勧告する。従ってまた、私たちは彼らに、彼らの間のあらゆる紛争問題の解決のための平和的な手段を見出すよう勧告する。」

マックス・ボルン教授(ノーベル物理学賞)
P・W・ブリッジマン教授(ノーベル物理学賞)
アルバート・アインシュタイン教授(ノーベル物理学賞)
L・インフェルト教授(ノーベル物理学賞)
F・J・ジョリオ・キュリー教授(ノーベル化学賞)
H・J・ムラー教授(ノーベル生理学・医学賞)
ライナス・ボーリング教授(ノーベル物理学賞)
C・F・パウェル教授(ノーベル物理学賞)
J・ロートブラット教授
バートランド・ラッセル卿(ノーベル文学賞)
湯川秀樹教授(ノーベル物理学賞)
=======================

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2009.05.27

百人一首の日

今日は百人一首の日

由来は以下の通り。
============
1235(文暦2)年、藤原定家によって小倉百人一首が完成されました。
藤原定家の「明月記」の文暦2年5月27日の項に、定家が親友の宇都宮入道蓮生
(頼綱)の求めに応じて書写した和歌百首が嵯峨の小倉山荘(嵯峨中院山荘)の障子に
貼られたとの記述があり、この記事が小倉百人一首の初出ではないかと考えられています。
=============

以前、白桃忌について記事を挙げたとき、コメントを頂いた方から「百人一首の日」を教えていただきました。
その折も、お返事で書いたのですが、
実は私は「カルタ部」でした。
と、言うことで百人一首については、かなりエントリーを挙げているのですが、
今日は先の白桃忌の縁で与謝野晶子と百人一首についてツラツラと。
与謝野晶子の「みだれ髪」。
手元の歌集を繙けば、一番目の歌は、
「夜の帳(ちやう)にささめき尽きし星の今を下界(げかい)の人の鬢のほつれよ」
あるいは、
「黒髪の 千すじの髪の みだれ髪 かつおもひ みだれ おもひみだるる」
などを詠むと、
百人一首の、
「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ」と詠んだ待賢門院堀河に重なります。

待賢門院堀河。
〜〜神祇伯(じんぎはく)・源顕仲(みなもとのあきなか)の娘で崇徳院の生母、待賢門院(鳥羽院の中宮・璋子(しょうし))に仕えて「堀河」と呼ばれました。息子の崇徳院は天皇在位後政略で退位させられますが、その時に待賢門院も追放され、堀河も一緒に出家。〜〜〜
と、人物像にはあります。

当時は男性が女性のもとに通った時代。
「後朝」、きぬぎぬと読み、男と女が一晩を明かした翌朝と言う意味。
この歌は、「後朝の歌」と言われ、作者の女性らしい繊細で、ゆれるような思いを、
長い黒髪に託して詠っています。
官能的であり、美しいこの歌には、壊れるような儚げなものがあり、
同じく黒髪を詠んだ晶子のそれとは、かなり違ったものがあります。
時代ということでしょうか?
あるいは、
詠み手の個性ということか???
なおこの待賢門院堀川は歌人としての評価は高く才女として有名であったらしく、西行とも親交があったとされています。

待賢門院堀川に与謝野晶子。
そんな熱き歌人のことを思いながら、
今日、5月27日は「百人一首の日」。


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2009.05.25

何を教訓とするか?

大阪・兵庫で学校再開、生徒らの笑顔戻る 新型インフルと言うことで、子どもたちが学校に戻り、生活が活気づいたことと思います。
しばらくはマスクは着用を強いられるのでしょうが、
それも、もう少しの辛抱。
楽しい学校生活が待っていると思います。
子どたち、がんばれ〜〜〜〜


さて、このインフル騒動ですが、多くのブログでも取り上げていらっしゃいます。
科学的な見地から、
社会的・経済的見地から、
そして、風評、バッシングが残念ながらあったことへのご意見などなど、、、
私も、そうしたご意見をいろいろ拝見しながら、自分の思いなども、重ねて書きました。

結局、「怖れず、侮らず」と言う対応へと、導かれるのですが、
そのためには、ウィルスの事を、もっともっと、知る必要があるんでしょうね。
ウィルス研究と言うことで京大ウィルス研ya
国立感染症研究所あたりのサイトを見たりするのですが、
思うことは、今回の騒動に限らず「基礎研究」の充実です。
麻生さんはCMにまで出演なさり「冷静に」と言われるが、
冷静であるために、正しい知識は必要です。
正しい知識の保障は、不断の研究ではと思います。

私もここで知的財産立国政策は大学に何をもたらしたか?
ノーベル賞は基礎研究からとして、基礎研究の大切さをを書いてきました。
実際、
基礎研究の予算は日本はじり貧状態。
総務省によると、自然科学に使用した研究費のうち、基礎研究費の占める割合は、2003年度の15%から、07年度には13・8%に減少。
また、日本の基礎研究費の割合は、フランスやドイツ、米国などに比べて最低だそうです。
国際競争力、国際競争力というが、
基礎研究が盤石の基盤をもち、広く深く豊かであることが肝要です。

今回のインフルエンザ対策を見ながら、
これを経験として今後に活かすためにはどうするか???
と、考えながら、
その一つとして、基礎研究の充実があるのでは、と思ったものです。

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2009.05.20

世界計量記念日

メートル条約と言うのがあります。
「度量衡の国際的な統一を目的として、1875年5月20日に成立したメートル法に関する条約である。14ヶ条の条約本文と附録規定から成る。当時、17ヶ国の代表によりフランス・パリで締結された。現在の条約加盟国は51ヶ国。1921年10月6日にセーヴルで署名した改正条約により一部が改正されている。」とwikipediaは説明しています。
つまり、
今日5月20日は「世界計量記念日」だそうです。

なんだか、当たり前のように使っているメートルとかグラムとかの単位ですが、
こうした記念日に、その歴史を見てみると、味わい深いものがあります。

技術系サラリーマンの交差点の津村さんが、分析化学の入門書を出版と言う分析の入門書を出されました。
今度、本屋さんで求めようと、今から楽しみにしています。
そして、この内容に関して先日、
5を切り上げるか切り捨てるか(数値の丸め)と言う記事を書かれていて、とても面白く読みました。
この時も「四捨五入」って何気なく使っていたし、
余り気にしていなかったのですが、
分析と言う観点で見た場合、凄く大きな意味があるんだと、新しい感動を覚えたものです。

以前、沸点と温度計と言う記事を書いたとき、いつもコメントを下さる技術開発者さんからも、
「フランスが苦労して1メートルという長さを定め、10cm角の立方体の水の重さから1kgの原器を作った物語なんてのは、一般人に話すと、結構聞いて貰える壮大な物語だったりするんですね。」と言うコメントを頂きましたが、
本当に技術開発者さんが言われるように、
「単位のもと」の話って、壮大なのでしょうね、、、

と言うことで、今日は「世界計量記念日」。
身近な単位に思いを寄せてみたいものです!!!

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2009.05.15

ポスドク問題

ココログニュースで
博士でもつらい『ポスドク』
と言う記事がしばらく前にありました。
それを読みながら、思い当たる沢山の顔、カオ、かおを思い出していました。
ふううう〜〜〜〜
ですね。

ほたるいかの書きつけのFSMさん経由で原田あきらさんのブログの記事を読みながら、改めて教育基本法を変えたあの頃を思い出しました。
私も教育基本法については、随分記事にしました。
あの折は主には愛国心教育と、行政の介入について述べました。
が、
当時も原田さんのエントリーにあるような事柄は多々語られ、討論され続けていました。
学ぶ喜びを取り除けられ、
ひたすら暗記と反復の苦行を強いられるような教育。
そして、真理探求という高邁な目的は榧の外におかれ、
それでも大好きな学問のためにひたすら研鑚して、学問を修めても、
その成果を活かす道は閉ざされている現実。

こんな現実を前にして、
当事者はたたずむばかり。
これから続く若者、後に控えている若者たちは、
先輩の経験を見ながら、先行きの不安は拭えない。
こんな状況で学を志すしていけるのか????と。

基本法改正当時より、さらに劣悪な状況になっていることを、先のココログニュースは伝えます。

ポスドク問題。
その背景にあるものは何か?
政府が「院生の倍加」政策をすすめながら、大学や研究機関の研究職を増やさなかったこと。
博士を増やすことを求めながら、その採用を増やそうとしない大企業。
この2つです。

FSMさんもエントリーで
製薬業などバイオ産業の要求と、その後の展開に振り回されて来たポスドクについて書かれていますが、
民間企業による博士やポスドクの採用は、今は冷えきったままです。
さらにこうしたスペア可能、取り替え自由の人材という考え方は、教育の大きな目的である「人格形成」へも真っ向から挑戦するものではないかとエントリーでは述べていらっしゃいますが、
私もまったくそうだと思います。

そもそも「教育」とはなにか?
読んで、書き、計算が出来るようなスキルを身につけさせることだけではなく、
物事を判断、解釈するための考えを構築できるような力を育てること。
その過程で人は、いずれ身につけたいと願う「人としての深い思い」などが自ずと身についてくるものでは、と私は思うのです。
FSMさんの言葉をお借りするなら「人格」というものでしょうか?

広く、深く、長い視点にたって、教育が保障されていないとしたら、それは、将来大きな禍根を残すものと危惧します。

先のココログニュースは、こうした状況が長く続けば、頭脳の海外流出にもなりかねないのでは、と危惧を表明していますが、
実際、私の周りにも、多くの人(ポスドク以外で、海外に新たな就職先を見つけた人も多くいますが)がアメリカに渡り、日本に帰りたいが、日本の劣悪な研究状況では、帰りたくないし、、、と矛盾を抱えながらの海外生活を送っています。
また、彼らは家族とともに海外に渡ったので、子どもたちの教育についても悩むこと大です。


教育。
今までは、当たり前で、すぐ手に届くものとしていたものが、
今、手薄になっている気がしてなりません。
この問題、今後も追求です!!!


なお過去の記事で教育基本法について書いたものの一部を如何に掲載しておきますので、お時間があるときでもご覧頂けると嬉しく思います。
科学教育と教育基本法
科学教育と教育基本法 その2
科学教育と教育基本法 その3
新自由主義と教育基本法
教育基本法をもう一度
教育基本法の精神

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2009.05.02

応用哲学会には行けませんでした、、、

哲学に関しては門外漢の私ですが、
先日、京都で開催された応用哲学会に注目していました。
私も参加したかったのですが、
別の用事があり、残念ながら聴くことはできませんでした。
とくに、注目は茂木さんだったのですが、、、、、
茂木さんが伊勢田さんに対して、どんな風に自説の主張をなさるか、
伊勢田さんがどのように斬るか、
楽しみにしていました。
と、言うことで、アチコチの情報をかき集めて当日の模様、輪郭がウッスラとわかってきました、、、
Perduranceな日々感じない男ブログなどの記事を拝見すると、
かなりの人気で入場制限もあったみたいですね。
さすが、茂木さん。
と、言うことでしょうか???

内容については動画にも挙がっていると言うことで、私も茂木さんのところを見ました。
あまりの早口で、実はフォローできず、よく分からなかったのですが。

また、こうしてネットをあちこちとROMしていて、
キリンが逆立ちしたピアス と言う素敵なブログも発見して、なんだか得した気分♪

ところで、
この応用哲学ですが、
第一回は何を獲得できたのか、
また今後、どの様にこの経験が活かされるのか???
主催者側の発表が楽しみです!!!

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2009.05.01

今年の猿橋賞

ちょっと遅い記事ですが、
今年の猿橋賞は慶大・塩見准教授。
「 リボ核酸研究で功績」というもので、
授賞テーマは「RNAサイレンシング作用機序の研究」。
細胞内にあるリボ核酸(RNA)が、病気や細胞死の原因になる遺伝子が働かないよう、作用するしくみを明らかにしたとのこと。


RNAiと言えば2006年のノーベル医学生理賞受賞者の研究でした。
それまでは遺伝子と言えばDNA。
RNAの機能は殆ど解明されていなかったのですが、
この研究でRNAが実は生体内で重要な働きをしていることが明らかになりました。
その後、多くの研究者がRNAに注目。

と言うことで先日、RNA silencingと言う論文を読む講義に参加してみました。
そこでわかったことは、
今までは非コードRNAと呼ばれるていた、「タンパク質をコードしない低分子RNA」が、実は遺伝子発現やゲノム保全を制御する重要な因子であることです。
21〜25くらいの短い塩基のRNAなのですが、この21〜25というのは長さが決まっているそうです。
どういうメカニズムで長さが決定されるのかはまだ解明されていないのかもしれません、、、

いずれにしても、
科学技術の進歩でドンドン、解明されてくる現象に、ワクワクします!!!
この研究が、いつかガン治療やあるいは予防医学に貢献できるものと大いに期待しています。

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2009.04.25

牛のゲノム解読

牛のゲノム解読=乳や肉の品質、生産性向上期待−国際チームと言うことで、ゲノム世界に牛さんも進出。
全ゲノムが解読された、、、とか。

「解読対象は英国原産の肉用牛ヘレフォード種で、常染色体29対とX性染色体。たんぱく質を生み出す遺伝子は少なくとも2万2000個と推定された。同じ哺乳類の犬、ヒト、マウス、ラット、オポッサム、カモノハシと比べると、犬が最も近縁で、次いでヒトが近かった。 」
そうです。

ふぅむ。

今後のアノテーションに期待が集まることでしょうね。
楽しみです。

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2009.04.23

古代宇宙に巨大ガス雲

古代宇宙に巨大ガス雲=「ヒミコ」と命名−国立天文台と言うサイエンスニュース。

オモシロイ。

上記サイトによると、この天体、なにしろ遠いため謎だらけ。

「この天体の正体が何なのか、研究者たちの頭を悩ませています。多数の世界最大級の望遠鏡を使って観測しましたが、ヒミコの正体は未だに分からないからです。ヒミコはこれまでに発見された天体の中で最も遠い天体の一つのため、見かけ上とても暗く、この天体の物理状態を理解する手がかりが得られていません。もしかしたら、ヒミコは超大質量ブラックホールにより電離されたガス雲かもしれませんし、銀河誕生の初期にみられると予想されている大規模なガス流、2つの若い銀河の激しい衝突、爆発的星形成によりもたらされる超銀河風、さらには4百億太陽質量にもなる1つの巨大な銀河なのかもしれません。古代宇宙でひときわ目立ちながらも、謎めいたこの天体は、日本のすばる望遠鏡の観測域で発見されました。そのため謎のベールに包まれた古代日本の女王 卑弥呼にちなみ、研究者たちはこの天体をヒミコと命名しました。
(上記サイトより)」

天体そのものも謎ですが、
名前が「ヒミコ」というところが、とてもいいです!
宇宙と古代への思いを駆り立てますね。

思えば、周り中謎だらけ。
知っていることなんて、ほんの、ほんの僅か。
それも「今は正しい」とされているが、環境が変れば違う解があるかもしれないわけで、
そんな、こんなを思うと、
ひたすら己の小ささと対象の大きさにため息がでるばかり、、、

こんなときは金子みすずを読むと、なんだかホッとします♪

みえない星(金子みすず詩集より)

空のおくには何がある。
空のおくには星がある。

星のおくには何がある。
星のおくにも星がある。
眼には見えない星がある。

みえない星は何の星。
お供の多い王様の、
ひとりの好きな たましいと、
みんなに見られた踊り子の、
かくれていたい たましいと。


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2009.04.21

全国いっせい学力テスト3回目を迎え

以前、
全国学力テスト その1からその4まで、
また学力テスト結果から、具象と抽象についてなどで縷々見てきました。

そして、
全国いっせい学力テストが今日21日に実施されます。今年で3度目。
「今回は愛知県犬山市教育委員会が参加に転じ、対象学年がある国公立校すべてで実施される。一方で私立校の参加率は47.5%まで低下し、5割を切った。」と言うことです。

ううううう〜〜〜〜ん。
私もこのテストについては何回も書いてきました。
改めて、
なぜ全国学力テストをおこなうのか???
と、問うものです。
子どもの学力の調査のためと文科省の説明にはあるのだが、、、
が、
担当官自身が「学力の状況の全国的な傾向の把握のためなら、全員対象の調査でなくてもいい」と本音を述べている今、
なぜ、
文科省がしがみついているのか???
言われている理由の1つに、
「各教育委員会や学校が子どもへの学習指導を具体的に改善するのに役立つ」とあるが、、、
が、、、、
これとて、果たしてそうだろうか?

テストの結果は数カ月先。
どこでどう間違えたかわかる答案用紙ではなく、「できたかできなかったのかの○×」と全国平均正答率がかかれた個人表が返されるだけの調査結果。
これで、どんな具体的改善が図れるというのか。
もう一度、文科省の言い分をおさらい。
「「各教育委員会や学校が子どもへの学習指導を具体的に改善するのに役立つ」
だそうです。

ふっ〜〜〜〜


ついでに文科省やたら「競争を助長しない」と強調することも忘れないが、、、
実際には都道府県の平均点を発表。
「順位をあげろ」という競争のタネをまきました。
思い出します。
大阪府の橋下さん。
学校長が教育委員会によびつけられ、
点数をみせられ、
点数が低いことをなじられる。
そこで校長は学校に帰り、教師を呼びつけ怒る。
教師は、子どもたちには「予備テスト」や「事前テスト」などのテストが繰り返しをさせる。
この展開のどこに子どもたちの教育改善があるのだろう?
あるのは具体的に点数を上げることだけ。
ひどい場合は、
不正がひろがり、不正をさす「田植え」つまり子ども正解をそれとなく教えるというものです。
田植え、肩たたき、キツツキ、咳払い、などとも言われています。
田植えは間違いを見つけた監督の先生が田植えの時に稲を水田に植えるような手つきで児童・生徒の間違いをそっと指摘すること。
キツツキも同じ。
肩たたきに至っては間違っている児童・生徒の肩にそっと触れて間違いに気づかせること。
咳払いも同じ。
あるいは「ドーピング」という“学テ用語”までうまれたと言う現実。
教師も大変です。

こうした中、
都道府県・政令指定都市教育委員会の29%が「抽出調査にかえる」などの見直しを表明しているとの報道もありました。

本当に子どもたちの学力向上に結びつくのか?
と、問われれば、文科省さえ自信をもって言えないこの学テ。

実に、数10億円も税金投入しているのですが、
このあたりでキッパリと廃止の方向に考え、見なす時期だと、
強く思うものです。

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2009.04.20

こと座流星群が極大

こと座流星群が極大を迎えます。
4月22日、20時ごろ活動のピークになると予想されているそうです。
観測しやすい時期と時間ゆえ是非ご覧ください。
雨が降らなければいいのですが、、、、
「出現数は1時間に10個ほどと多くないが、月明かりの影響がまったくない最高の条件で観測できるので、23日の明け方を中心に空を眺めてみよう。突発出現すると流星数が100個に達することもある。」と、上記サイトに紹介があります。

恒星から離れた所にダイヤ=形成過程解明に手掛かり−すばる望遠鏡と言うニュースも先日報道されました。
宇宙は広く深く、謎が多いと、知りつつも、
こうしたニュースを聞くと、宇宙の星ぼしが、つい手の届くところにありそうな、そんな感じがして嬉しくなります!!!

「一家に1枚 天体望遠鏡400年」ポスターの配布を開始と言う企画を先週、行っていた文科省ですが、
今年は宇宙年でもあることだから、
多くの研究者や、宇宙マニアの方々の観測にも力が入っている気がします、、、、
新しく入ってくる情報が楽しみです。
そうそう、
そう言えば、
アマ発見の小惑星に「Kaguya」、月探査衛星にちなむなんて素敵なニュースも届けられました。
「Kaguya」ですかぁ、、、

いいですね!!!
未来と過去とが暖かく宥和している、そんな感じがするやさしい小惑星の名前が誕生したのですね、、、
嬉しいことです。


と、言うことで、、
もうすぐ「こと座流星群極大」です。

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2009.04.18

科学技術週間

今日は発明の日。
そんなわけで、
今週は科学技術週間です。
いろんなところで、沢山の催しがあって、
欲張りな私はいっぱい、出席したいのですが、そうもいかないので、
物理的に参加可能なところに、ちょっと顔を出して刺激を受けてきました。
それにしても、今年のポスターの標語、いいですね。
「さいしょはどうして
さいごはなるほど」

うううう〜〜〜ん。
味わいある。

最初は、「なぜ」「どうして」と言う素直な疑問をもつこと。
そして、その疑問に丁寧に答える環境が整備されていること。
わかるまで、納得するまでつき合うこと。
そして、
そして、
最後に「わかった!!!」と目を輝かせる瞬間があること。

そんな一連の動きが想像される素敵な標語ですね。
教えること、学ぶことのイロハを改めて感じた次第。

と、言うことで最後は国土地理院のパラボラアンテナと桜をお届けします。
IMGP0918

桜は、もう終わりって感じでしたが、
パラボラアンテナとなかなか微妙なタッチで捉えることができて、
俄カメラマンの私はパチリパチリと撮りまくりました。

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2009.04.17

ニュートリゲノミクス

食の安全が見直され、喚起されている今、
遺伝子レベルからの解析により食品の機能や安全が注目されたりしています。
ニュートリゲノミクスの研究がその1つです。
医食同源とか、
健康のためにとか、
老化予防とかとか、
こんな言葉が並ぶと、思い浮かぶのは「アルアル納豆」やら「おもいっきりテレビ」やらでアタフタとしていた私ですが、、、

ははは。
みのさんが「ココアがいい」と言えばココア。
バナナが良いと言えばバナナ。
なんだか分かんないけれど「みのさんが言ったから」なんて時代もついちょっと前にありました。
が、
そのうち、「テレビの情報に振り回されちゃイカン」と言う事で、
この頃は健康番組とは距離を置いているのですが、
が、
やっぱり気になるのは「食の安全」。
と、言う事で今日は「ニュートリゲノミクス」の研究をチョコッと聴いてきました。
今日の講義は、
殆どが技術的なものでした。
網羅的解析の1つのDNAマイクロアレイ法を用いた遺伝子発現とか、
二次元電気泳動ディファレンシャル・ディスプレイ解析などの話を実際の実験方法をとおして学びました。
今回は、
「受動喫煙というストレスをビタミンCの大量投与は緩和できるか?」という目的で、
ラットを使って受動喫煙に暴露したものと、そうでないコントロールでの差を遺伝子レベルで解析した手順です。
また「母乳の抗酸化機能」などもこの手法で調べたり、、、
身近な食品の機能を遺伝子レベルで調べているそうです。

こうした中、
現状は「機能未知の遺伝子が圧倒的多い」というもの。
まだまだ、
まだまだ、、、
未知の領域です。
が、
なぜ「安全なのか」「からだに機能するのか」が
経験則を超え、科学的に解明できる日がくるかもしれません。
そうした場合、
新薬や予防への新たなステップになるかも、と思ったりすると、
ワクワクとします、、、


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2009.04.14

やる気が出る「脳」のだまし方という記事を読んで

やる気が出る「脳」のだまし方と言う記事を読みながら、
へぇ、、、
とか、
そうなんだあ、、、
とか、
そうかな???

とかとか。
記事によると「脳は飽きっぽくできている」そうです。
その解決策と1つとして「脳をだます」ことがいいのでは、、、と述べています。
「淡蒼球(たんそうきゅう)」という脳部位が「やる気」や「気合」など日常生活で大切な基礎パワーを生み出すところと言われ、
その部位を活性化させるための「四つのスイッチ」を紹介。
一つ目のスイッチはBody(身体)。
二つ目はExperience(経験)。
三つ目はReward(報酬)。
四つ目はIdeomotor(イデオモータ)。
と言うことで、この4つのスイッチを使いこなして、脳を騙し、
やる気を出そう、という記事です。

が、
この4つのスイッチが使いこなせる人って、そもそも「やる気」のある人のような気がします。
私のように飽きっぽくて、三日坊主どころか、次の日も続けば儲け物。
家族中がびっくりという者にとっては、
「ううううう〜〜〜〜〜ん。
わかっちゃいるけど、できないの♪」ですね。

4つのスイッチとか、そう言う事じゃなくて、、、
トコトン、地べたにはって、はって、這いずり回って悩んでいる者にとっては、
「やる気」という個人の問題にだけ押し付けることでなく、
一緒に共感することが、
スイッチを押すことでは、と思ったりもするのだが。

いずれにしても、
1つの側面からでなく、いろんな面や立場から見ていくことが必要なんでしょうね。
そういう意味では、
この研究の目指しているものや成果も、待たれます。

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2009.04.08

参考書の日

実は、今日は参考書の日でもあるそうです。
由来は上記サイトによると、
「学習参考書を出版する出版社で組織している『学習書協会』が、参考書の大切さを知ってもらおうと1984年、新年度の学校が始まる4月8日に制定した。」とのこと。

そうですね、、、
入学式や新学期で、胸膨らませ桜のアーチをくぐる子どもたちも多いことと思います。

学生、生徒にとって、学校が豊かで実り多いものであることを願ってやみません。

が、
一方で、厳しい現実が学生にもドンドコと押し寄せて来ているようです。

昨年来の景気の急激な悪化のもとで、経済的な理由による入学辞退や退学・休学が急増し大学教育に深刻な影響がうまれているとのこと。
全日本教職員組合などが設けた教育費ホットラインによると、
「親の収入が三割も減った。休学するしかない」
「会社倒産で職を失った。学費が払えない」など、切実な声があいついで寄せられているとのこと。

うううう〜〜〜〜ん。

厳しいですね、、、

尤も、大学側も少子化に伴い、自らの生き残り作戦をもかねて、
学生への緊急支援の措置を新たにこうじる大学も増えています。
家計の急変によって学費を納入できない学生に学費を減免したり、
給付制奨学金を支給するなどの制度を拡充した大学は、35校。
このうち私立大学は26校。
学費を見直しや値下げなど、学生全体の負担軽減に踏み出した私立大学もあります。

ただ、こうした大学側の対応だけでは救いきれない面はいっぱいあります。
やはり、ここは国の支援が必要な場面では、、、と思います。

政府は、国立大学への運営費交付金や私立大学への助成金を今年度も削減。

うううう====ん。


「私大生の一日の生活費は1200円」
―東京地区私立大学教職員組合連合の調査です。
首都圏の私立大学に通う学生の生活実態を明らかにしました。

入学直後の出費が落ち着く6月の自宅外通学生への平均仕送り額を見ると、9万5700円。
これは1986年の同項目の調査開始以来の過去最低額を更新したそうです。
厳しい親の財政状況が反映しています。
仕送り額から平均家賃を引いた「生活費」は、10年前に比べて半減。
3万6000円です。
つまり、一日当たり1200円となりました。

自宅外通学者の入学の年にかかった費用は304万円で、世帯の年収の3割を超えていることも明らかになりました。

日本学生支援機構(旧日本育英会)などに奨学金を希望して申し込んだ家庭は62・9%。
が、実際は、
「奨学金を借りたくても利子がつくので断念したり、と切実です。

世界一高い学費と言われている日本。
休学や退学、入学辞退、授業料の滞納などが増えたとする大学も増えています。

国は、将来の担い手である学生の学ぶ権利を、もっともっと積極的に支援し、
安心して学校に行くことができる環境をつくってもらいたいと願うものです。


と、いうことで、
今日は参考書の日。


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2009.04.01

「技術系サラリーマンの交差点」から、ちょっと考えたこと。

分析屋と「誇らしげな態度」と言うエントリーを「技術系サラリーマンの交差点」の津村さんが挙げています。
凄く面白いテーマで、つい読み込みました。
食品偽装は現代的な問題なのですが、
それを暴くための科学技術の発展も大切なんでしょうね。
そう言えば、
和歌山のカレー事件ではスプリングエイトがヒ素の同定をしたんだったな、、、、と思い出したり。

先日終了したドラマの『ヴォイス~命なき者の声~』でも科学捜査から割り出していく真実と人間が面白く描かれていたのですが、
こうした分野での技術開発の大いなる飛躍を期待しています!!!


津村さんは最後にこのエントリーで以下のように纏めています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
持続可能な社会が実現し、貧困が無くなれば、食品偽装も環境汚染も犯罪もぐっと少なくなり、「悪」に関する分析は減って、未知の世界を探るための分析が増えるでしょう。そういう社会のほうが分析屋も嬉しいに違いない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と。


そうですね。
私も全く同意見です。
「悪を告発する業種」として現場で頑張っている方々の思いが伝わってきます。

貧困や格差が抱える問題は、日々深刻さを増しているわけですが、
どんな社会であっても「人間」を大切にすることが、
最優先であることを祈らずにはいられません。


いずれにしても、
科学技術と、それを駆使する人間について、
ちょっと物思いに耽ったものです。

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2009.03.31

世界中で宇宙を観ようよ100時間

世界を繋ぐイベント「世界中で宇宙を観ようよ100時間」

ワクワクします!!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「世界一周観望会(24-hour Global Star Party)」

4月4日(土)の夜、世界中の街角や星見スポットで、気軽に夜空の星を楽しむ観望会が開催されます。土星と月がちょうど見頃となる土曜日の夜、世界中の街角で夕暮れからの観望会がスタートし、徐々に西へと移り行く夜を繋いでいくと、24時間でぐるりと一周することになります。日本各地の100か所を超える会場で、この「世界一周観望会」が企画されています。

皆さんも、お近くの観望会に参加して星空を世界に繋いでみませんか。また、自宅のベランダや近所の公園で、家族や友人同士で星空を見上げてみてはいかがでしょうか。

また、日本では、4月2日から5日に開催される天文関係のイベントを「世界中で宇宙を観ようよ100時間」イベントとして、ウェブページで紹介しています。観望会だけでなく、プラネタリウムや工作教室といった催し物もありますので、お近くのイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。

この期間は、他にも様々な世界規模のイベントがあります。詳細は世界天文年2009日本委員会のウェブページをご覧ください。(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今年は世界天文年。
各地での催しや、
若田さんの活躍。
またいろんな星ぼしの観測など、楽しいニュースが満載ですね。

4月4日ですか、、、

是非、見てみようと、今から楽しみにしています!!!

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2009.03.17

世界水フォーラム

世界水フォーラムが16日からトルコのイスタンブールで開催されます。
概要をみると、とても気になる内容ばかり、、、
今後の環境問題へ大きな方向転換や指針を示すものになりそうです。

ユネスコはこのフォーラムに緊急提言を発表。
2030年までに世界の人口の47%が、水不足が激しい地域に居住するようになると警告しています。

うわっ〜〜〜〜
2030年ということは 20年後です。


現在の世界総人口66億人は2050年までにさらに25億人増加すると予測、そのほとんどが現在すでに水不足となっている発展途上国に集中。この人口増加に伴い淡水の需要は毎年64立方キロの割合で増加。

食糧、燃料の見直しが真剣に語られる時期です。

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女性ロボット開発

笑って・怒って・驚いて…日本女性ロボット開発 産総研と言うニュース。

凄い時代になったのですね、、、

「日本人女性の平均体形をイメージしたヒト型ロボットを、つくば市の産業技術総合研究所が開発し、16日に公開した。「ほほ笑んで」「驚いて」「怒って」と指示すると、表情や動作で感情を表現。ファッションモデルの歩行データをもとにプログラムされており、モデル歩きもできる。(上記ニュースより)」

顔はアニメ顔と言う事で、癒し系になるんでしょうか???
写真をみると美少女ですね。
誰に似ているかな???

さて、
先日、夫と我が家にもお掃除ロボットがあったらいいねぇ、、なんて話をしてたのですが、
今や、ヒューマノイドですかぁ。
ヒューマノイドと言えばアシモフですが、、、

それとは別に「不気味の谷現象」なんかもチラリと頭をよぎるのですが、、、
人間に似すぎていると、気持ちが落ち着かないという現象らしいです。

どうなのでしょうね???
このヒューマノイドロボットがもたらすものについて、
なかなか興味のある所です。

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2009.03.16

若田さんシュッパァ〜〜ツ、宇宙へ!

行ってらっしゃぁ〜〜い、若田さん。
「体調はばっちり」笑顔で出発と言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)吉富裕倫】「体調はばっちりです」--。日本人初の長期滞在に挑む若田光一さん(45)は15日夜(日本時間16日朝)、国際宇宙ステーション(ISS)に向け、笑顔で旅立った。約3カ月に及ぶ滞在中には数多くの実験や日本の実験棟「きぼう」の完成など重要な任務が目白押し。地上では同僚の野口聡一さん(43)らが見守り、「日本人が宇宙で暮らす時代が始まった」と新たな歴史を胸に刻んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

感慨深いものがありますね。
健康に注意なさって、 しっかりとお仕事なさることを、心よりお祈りしています。
今からお帰りが楽しみ。
素敵な思い出とともに、素晴らしいお仕事の成果を聞く事ができるのですね、、、
ワクワクします。

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2009.03.11

哺乳類は同時に枝分かれ???

哺乳類は同時に枝分かれ、東工大教授ら遺伝子で解明と言うニュースを読んでビックリ。

ええええ〜〜〜〜
って、感じ。
実は昨日、光合成生物(藍藻)が地球に現れ、その後ドラスティックに生物の構成が変っていく過程を書いた本を読んでいたところだから、、、
と、言うことで、
このニュースは、ますます新鮮なのです。

ニュースによれば共通祖先から、同時に3つのグループが枝分かれ。
地質学的時代は白亜紀前期(約1億2000万年前)だそうです。
哺乳類じたいは、三畳紀にはみられています。
以前は爬虫類から分岐したといわれていましたが、その後の研究で両生類から直接分岐したという説が今は支持されているようです。

ウウウウ====ム。
それにしても分子進化。
凄い。
これからもドンドン解明されて来るんでしょうね。
チンパンジーとヒトのDNA解析なんてニュースに驚いていたのは、たかだか4年前。
本当に、
技術が進んでいるのですね、、、


以前も書いたのですが、
後、2年もすればゲノム解析が2万円くらいで出来るような時代になるそうです。
ゲノムは解析されても、それを解読する方はまだまだ追いついていない状況。
私も、あるルートで「ゲノム解析」の勉強を少しだけ(本当に、ほんとうに、ほんとうに少しだけ)させてもらいましたが、、、
が、、、、

新しいことを勉強するのって、もう難しくて、難しくて、、、
ちょっとムリか、と諦めています。
先端の理論や技術についていけません。
なにしろ私の頭はジュラ紀くらいかな???

まぁ、ゆっくりと自分のペースで勉強していこうとは思っているのですが。
こうして新しい情報が出てくると、
もうワクワクします!!!

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2009.03.09

瞬時に折りたためる幾何学立体 

瞬時に折りたためる幾何学立体 たった3つの部品と言うワクワクするニュースを見つけました。

うわっ〜〜〜〜って感激!!!

「この構造体を構成する三つの部品は、側面に13の穴が開いた長さ12センチの棒と、つなぎ目の留め具2種類。穴を使って棒同士を交差させる。」と言うことで、
折り畳み方に「こつ」があるんですね。

フムフム。
以前ミウラ折りについて簡単に書いたことがあります。
折り紙とか風呂敷とか身近にあるので、
「折り方」「折り畳まれ方」には結構、無頓着なところがあるように思うのですが、
実は、じつは、
そこには深い世界があるんですねぇ、、、
この研究がさらに深まることを祈りながら、こうして書いています。
さて、
折り畳まれ方って言えば、その不思議はやっぱり「タンパク質の立体構造」と「DNAのらせん構造」になるんだろうが、
いずれにしても、私たちの周りはなんと不思議でいっぱいなのかと、感動することばかりです。

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2009.03.02

ネアンデルタール人のDNA解読

細胞核DNAの6割解読=絶滅したネアンデルタール人−独研究所なんてニュースを見ると、
感想は一言。
「凄い!!!」。

実はこのところ進化の勉強をと言うことで、ちょっとだけ過去にやった勉強を見直しています。
地球の地質年代と生物界の対応。
学生時代に覚えた年代がバンバンと印刷されている本を読みながら、ワクワクしています。
カンブリア紀→オルドビス紀→シルル紀、、、、
と。
さらにゴリラとアウストラピテクスとヒトの骨格。
などなど、いってみれば古典的な生物の本で学んだ私にとって、
分子進化は、新しい事ばかりで読みながら、ため息。
系統樹もアミノ酸配列とかから共通祖先との分岐がなされていたりして、時間が経つのも忘れます。
ふっ〜〜〜〜
あらぁ===
そうなんだ。
とかとか。


そんな矢先のこのニュース。
これからの研究が待たれます。
ワクワク。

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2009.02.27

首が異常に長いステゴサウルスを発見

首が異常に長いステゴサウルスを発見と言う報告が ナショナル ジオグラフィックニュースにありました。

うわっ〜〜〜
面白い、と思わず声をあげてしまいました。

ステゴザウルス
あの愉快な形の愛すべき恐竜。
(尤もはく製になっているから、愛することができるので本当にいたら怖いが、、、)
今回、そのステゴザウルスにキリンの首のような仲間がいたことが分かったそうです。
フゥ〜〜〜ム。
理由は、、高い場所にあるものを食べていただけだということですが、、、

ダーウィンの年の今年。
進化についてますます研究が進む楽しい予感がします!

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男と女は「美」の把握が異なる???

男と女は「美」の把握が異なる:脳の研究で違いが明らかにと言うトピック。


今度は美しさと脳の部位。しかも男と女という性差までついています。
と、言うことで興味深く記事を読みました。
要約すると、美しいと感じたとき活性化する脳の部位に男女差があるのだが、
その部位は、
男性の場合、ものの絶対的な位置(X軸、Y軸の座標平面上のどこにあるか)の把握をつかさどる箇所。
一方女性の場合、脳の同じ箇所が活性化されるが、そのほか、ものの相対的な位置(上下や前後関係)の把握に関わる部位も活性化される。
というもの。

そしてその理由は先祖が狩猟採集生活をしていた頃の進化論的圧力の結果生じたものではないか?
つまり、
「今日、狩猟採集生活をしている集団では、男性が狩猟を、女性が採集を担当している。この体制が先祖たちの行動にも当てはまるとすれば、男性には空間定位能力を高める方向で、女性には食べられる葉や茎を見分ける能力を高める方向で、選択圧がかかったものと考えられる」と提唱者のCela-Conde教授は説明しているそうです。


フゥ〜〜〜ム。

美しいという感覚と、生活手段としての狩猟や穀物採集の方法手段が、どのように脳に影響を与えたのか、これだけではわかりません。


そもそも、こうした活性部位は男女の役割分担が明確になる前から存在していたものかもしれない。
実際、先の研究でも「脳の活性した部分はチンパンジーと分化した初期の段階に根ざしたものではないかと推測しているそうでうが、5〜6000万年前、ここで言われるような性差って顕著だったのだろうか???

私はむしろこの美しいと感じる部位は「本能」と結びつくものではと思うのだが、、、
どうなのだろう???

つまり、進化の過程で獲得したものというよりは、生殖と、種の保存と不可分ではなかったのだろうか???
この部位の発達の違いがその後の人類とチンパンジーの決定的な分岐になったかもしれないが、
少なくとも今回の研究のように性差と結びつけるのはどうもと思います。

いずれにしても、面白い研究ですね、、、
後続の結果に注目です!

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2009.02.25

大学受験本番

今日は国立公立大学の二次試験です。
寒く雪の降っている地域もありますが、
がんばってください。

菅原道真の命日ということで学問の神様をまつった神社では今日はいろんな行事が行われていると思います、、、

受験生の皆さんには
学問への思いを込めた道真の日に、ウウウウ〜〜〜ンと力を出すことを祈りながら、、、
ここで書いています。
応援しています!!!

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2009.02.24

絶滅言語

世界2500言語消滅危機、ユネスコ「日本は8語対象」と言うニュースがつい先頃出ました。
このニュースによると、以下の通りです。
==============
「世界で約2500の言語が消滅の危機にさらされているとの調査結果を、国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)が19日発表した。日本では、アイヌ語が最も危険な状態にある言語と分類されたほか、八丈島や南西諸島の各方言も独立の言語と見なされ、計8言語がリストに加えられた。
調査は、全世界で6千前後あるといわれる言語を調査。538言語が最も危険な「極めて深刻」に分類された。続いて「重大な危険」が502語、「危険」が632語、「脆弱(ぜいじゃく)」が607語だった。
また、1950年以降消滅した言語が219語にのぼった。最近では08年、米アラスカ州でイヤック語が、最後の話者の死亡で途絶えた。
日本では、アイヌ語について話し手が15人とされ、「極めて深刻」と評価された。財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市)は「アイヌ語を日常的に使う人はほとんどいない」としている。
このほか沖縄県の八重山語、与那国語が「重大な危険」に、沖縄語、国頭(くにがみ)語、宮古語、鹿児島県・奄美諸島の奄美語、東京都・八丈島などの八丈語が「危険」と分類された。ユネスコの担当者は「これらの言語が日本で方言として扱われているのは認識しているが、国際的な基準だと独立の言語と扱うのが妥当と考えた」と話した。(原文まま)
==================

フゥ〜〜〜ム。

危機に瀕する言語についてはwikipediaによると、
言語を失うということは、「言葉だけでなく文化や生物の多様性をもう失うことである」として危惧を表明してます。
本当にそうですね、、、

方言や民族特有の言葉は生活、それも主には自然との触れ合いから出てきた言葉故、
自然を感じ、自然を理解し、知るという大いなる働きがあったものと思います。
そんな言葉が消えていくということは、
自然を感じる機会が一つ失われるということでしょうか???

民族特有の文化や育んで来た思想が、
失われていくといくことでしょうか???

この記事を読みながら、
以前、観た映画のアレコレを思い出しました。
ククーシュカ ラップランドの妖精と言う映画では言葉を理解しなくても、そして初めは敵であっても、
人はお互いに理解し合い愛し合えることを伝えていました。

クジラの島の少女では、やがて消えていく運命にある民族が祖先の神がまた戻ってくると信じて海に出ていく中で、小さく素朴な願いが伝わってきました。

「言葉」。
多種で多様で、その言葉を語る人々の歴史と思いがいっぱい詰まっているもの。
そして、
多種で多様なその底に潜んでいるものは、
自然と共に有り、人々と共にあることでしか生き抜けない知恵なのではなかったか、と私は思います。
共通の理解、共有の思い。
それこそが過酷な自然とともにあった先祖の生き抜いてきた力なのだろうと考えるとき、
言語の絶縁が意味することは、
文化や歴史が薄っぺらで浅いものになることでは、と思います。

言葉。
大切に伝えていくことを思い、
その連なる思いに想像を巡らせると背筋にピシッと筋が通るようです。

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ルーリン彗星接近

今日はルーリン彗星が最接近します。
是非ご覧ください。

今晩は土星の近くに青く尾を引いて見えます。
肉眼でも大丈夫ですが双眼鏡があればもっと楽しめます。

上記ガイドによると、
「夕方の空、東のほうに しし座が見えています。 ルーリン彗星は地球最接近前後、しし座方向に見えています。 (ライオンの頭あたりに、?をひっくり返したような星の並びがあります。 鎌のまるい刃の ような部分の差しわたしが約10度です)」とあります。
この彗星は地球の進行方向と逆なので去っていくのは早いようです。
是非ご覧ください。
なにしろ今度地球に近づくのは1000年後。
その時、
この星はどんな地球をみるのだろうか???
その時、
この星を地球の人々はどんな風に語るのだろうか???


さて、この星。
はるか彼方の オールトの雲から やってきた彗星と考えられているそうで、これがまたロマンの虫をくすぐります。
オールトの雲からのお客様です。
その存在がいまだ確証されていないオールトの雲です。
今回の彗星がお土産を沢山、持ってきてくれるかな???
オールトの雲から、、、


と、言うことで太陽系の涯からの使い。
ルーリン彗星。
今晩10時頃が一番観察しやすい時刻です。
まだ寒い時期ですが是非ご覧ください。

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2009.02.20

携帯電話と電磁波

教育再生懇談会が第三次報告
児童生徒の携帯電話の在り方について、まず書いてあります。
携帯電話かぁ、、、

ううううう===ん。

どうなんだろう???

これに関しては、実のところ私には良いとも悪いともその是非がわかりません。
自分の子どもの時は勿論なかったし、
我が子が学校に行っていたときもありませんでした、、、
と、言うことで、あんまりわかりません。
が、
そう言えばこの1月にきくちさんのブログでエントリーに挙がっていて、興味深く読んでいたことを思い出しました。
あの折、私もちょっとこの「携帯電話利用者の脳腫瘍リスク」についてIARCのサイトなど周辺をゴチャゴチャとROMしていたものです。
いまだ結論は出ずさらに疫学的な調査はすすむものと思います。
と、言うことでちょっと電磁波の健康への影響について私もアチコチと調べたことをここに書きます。

ICRP2007年勧告などにもみられるように電離放射線に関しての規制はかなり徹底されています。
おもには白血病との関連です。
が、非電離放射線についてはまだ健康との相関が明らかでないこともあって、規制も不十分です。

しかし、同じ2007年。
WHOは環境保健基準を発表。
そこには低周波についても言及。
これを受けて世界的に低周波の健康障害について注目がさらに高まりました。

日本でも電波ばく露による生物学的影響に関する評価試験及び調査 などがあります。

2008年には、ANU KARINENがFinland: Mobile phone radiation might alter protein expression in human skinと言う論文で10名の被験者の皮膚蛋白発現異常を報告しています。
「using proteomics approach,」とあるので、ちょっと調べてみました。
ゲノム医科学にとってのバイオインフォマティクスの意義など関連を読むと分子レベルまで同定できるようですね、、、この技術は。
そして先の論文では内皮細胞EA.hy926を対象として8種類の蛋白発現異常を報告しています。
10名の被験者ということで、ちょっと検体数が少ないし、これだけでは即結論は導かれません。
引き続き研究しているものと思います。
また、
電磁波は本当に有害か?などを見ると、
人間がもつ修復機能にスポットを当て、in vivo研究 でも発がん性や無精子症候群について未だ解明されていないことが多岐の論文にわたり紹介されています。(勉強になります)
先日、高周波関連では、きくちさんがエントリーに挙げられた脳腫瘍との関係論文などは、2008年の論文なので、このサイトよりは、さらに新しいものではありますが、、、

次に、
胎児への影響を調べたコホート研究(デンマークが有名)などもあります。
コホートに関しては多くの国で追跡調査をしているものと思います。

いずれも直接的な関係については、いまだ調査の段階です。
が、
個人的には、これは健康に関しての項目です。
「危うい可能性のあるものは規制」の方向が正しいのでは、と考えます。

と、言うことで、
IARCの「インターフォン計画」の結果が出るの待ってから決めると言うよりは、
「予防医学」という視点にたち
より充実した法律の完備が望ましいのではと考えます。
そして、
結論が出た時点で、全く健康に関係なければ、それはそれで良し、とすればいいのではと、思います。
ただ、ここで一つ留意すべき点は、
「だから携帯は悪い」とか、
「だから電磁波はいけない」とか徒に過敏になることでは決してありません。

しっかりと疫学調査の結果が出るまでは、
その使用基準を明らかにして整備していきましょう、ということです。
行きすぎ規制とか、迷信的なとらわれから開放されるためにも、、、

さてさてさて。
冒頭の教育再生会議に話を戻すなら、
今回の報告の携帯電話に関しては、個人の使い方や家庭の指導にまで立ち入っているのですが、
それは、ちょっと疑問や異論が出るところだと思います。
寧ろこれを受けて文科省には、何回も書いていますが、、、
「非電離波についてさらに充実した疫学調査を進めること」
を願ってやみません。

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2009.02.19

地球の「ダイヤモンドリング」

Kaguya_lunar_eclipse_s

美しぃ〜〜
ため息が出るように美しい画像が送られてきました。
「かぐや」、地球の「ダイヤモンドリング」を撮影と言うニュース。

「宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日本放送協会(NHK)は、2月10日に「かぐや」による「半影月食」時の地球の撮影を行った。
半影月食とは、太陽、地球、月がほぼ一直線に並び、月が地球の半影に入る(月から見て太陽が地球により一部隠されて(部分食となって)見える)現象である。「かぐや」が月食に遭遇するのは、最大で年に2度程である。」
と、ニュースにはあります。


半影月食。
太陽、地球、月がほぼ一直線に並びコンニチハ。
本影食との違いは、
月から太陽を見ることを想定すると、月が地球の本影に入った場合は地球によって皆既日食となりますが、半影に入った場合は部分日食となることです。
Shadow_hanei

図は厚木市子ども科学館より( http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/acsc/lun_ecl/index.html)引用いたしました。
詳しく月食の説明がありますので是非ご覧ください。


さて、
もう一つ。
20日に最大光度になる金星。
見逃せません。
と、いうか空を見上れば絶対に目に入ってきます!!!
日の入り、西の空を是非ご覧ください。
楽しみです。

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2009.02.13

かぐやで月の地形図が、、、

月の最高峰は1万750m…「かぐや」で世界初の全球地形図と言うニュース。
詳しくはJAXAのホームページをご覧ください。
ワクワクします。
月の表と裏って可成違うそうです。
そしてそれは月の起源と関係があるとか、、、
月の起源は、約45億年前に太陽系が形成された際、地球に火星サイズの天体が衝突し、破片から誕生したとの「巨大衝突説」が今は有力です。
さらに解明するために「かぐや」の今後が期待されています。
楽しみですね。

月とかぐや。
遠い万葉の時代から人々は月に憧れ、そこに美しい天女がいる。
そして、地球に降りてきて、ほんのつかのまの時を過し、思い出を残して去っていく、そんな淡い物語を作り、
言い伝えてきました。
万葉集 巻16の有由縁(よしあるうた)、また雑歌(くさぐさのうた)の「昔老翁(おきな)有り、竹取(たかとり)の翁(をぢ)といふ。」が竹取物語ではと言われています。
また源氏物語でも「物語の出〔い〕で来はじめの祖〔おや〕」と書かれています。

科学がどんなに進歩して、月に人が立ち、月の裏側がわかっても、
やっぱり、探査機は「かぐや」です!!!

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2009.02.12

宇宙暗黒時代の終わりに迫る

すばる望遠鏡、宇宙暗黒時代の終わりに迫ると言うニュース。
「宇宙を満たす水素ガスは、約10億年前に誕生した最初の天体が放つ紫外線によって「イオン化(陽子と電子に分離した状態)」したと考えられ、今もその状態にある。では、その天体の正体は何だろう? すばる望遠鏡は宇宙が若かったころの銀河を次々と観測し、そのなぞに迫った。」

フゥ===ム。
フムフム。

約120億年前の多数の銀河から、水素原子をイオン化する強い紫外線 (イオン化光) の検出に成功したと言うことですが、天文学的数字とはよく言ったもので、
約120億年前の光ですかぁ、、、
そして、この意味するところは、
宇宙誕生から約10億年後 (およそ125億年前) に起きた「宇宙暗黒時代の終わり」=「宇宙再イオン化」という現象の謎を解明するための重要な成果だそうです。
つい2か月前、ふたご座流星群について読んでいた雑誌には「宇宙の第一世代」について書いてあって、興味深く読んでいたのですが、、、
宇宙晴れ上がりに宇宙暗黒時代。
すばる望遠鏡は次々と謎を明かしてくれます。
ロマンは広がり、
宇宙は手元に届き、
そしてまた大空に羽ばたくのだろうが、、、

さてさて、そんな宇宙。
今回は、宇宙再イオン化の話。
これについてはすばる望遠鏡のホームページが詳しい。
=============
宇宙初期の銀河からのイオン化光により引き起こされたと考えられていますが、銀河からイオン化光を検出した例はこれまでわずか2例しかなく、実際に銀河がどれくらい宇宙再イオン化に貢献したのかは分かっていませんでした。今回発表された研究では、すばる望遠鏡主焦点カメラの性能を活かした観測手法によって、一挙に17個もの銀河からイオン化光を検出し、このような遠方銀河が宇宙再イオン化に大きな役割を果たしたことが示されました。この研究成果は、謎に包まれている「宇宙暗黒時代の終わり」の解明に向けた重要な一歩と言えるでしょう。
==============

フゥ====ム。
と、言うことでさらに読み進みながら今回の成果がどんなものか見ていきましょう。
「ビッグバンから約1分後、宇宙には陽子と中性子、および電子だけが存在していました。当時の高温の宇宙でそれらはばらばらに飛び回っていましたが、宇宙の膨張にともなって温度が下がると、陽子と電子が結合して水素原子になりました。その後も宇宙は膨張をつづけ、徐々に冷えていきました。この時代にはまだ天体は生まれておらず、「暗黒時代」と呼ばれています。」

と、言うことでこの暗黒時代は、宇宙最初の天体からの光によって終わりを迎えたそうです。
闇に閉ざされていた宇宙に光が届いた瞬間。
暗黒時代は文字通り幕を閉じたのだが、、、
さて、これらの天体からの光とはなんだったのか???
それは、
91.2ナノメートルよりも波長の短い、強いエネルギーをもつ光(イオン化光)で、水素原子を陽子と電子に分離する(イオン化する)ことができるものでした。
なるほど、了解。
そして、
宇宙誕生から約10億年後(およそ125億年前)までに、宇宙空間(銀河間空間)のほとんどの水素原子がイオン化されたことが分かっています。いったん結合した陽子と電子が再び分離しイオン化したこの現象を、「宇宙再イオン化」と呼ぶそうです。

ふぅ宇宇。
それが「宇宙再イオン化」かぁ。
その後、銀河間空間はほとんどがイオン化されたまま、現在に至っているとホームページには書いてあります。

さらに読み進み、
今後の研究成果に期待が膨らみます!!!

さてさてさて。
宇宙。
本当に宇宙は不思議ですねぇ。

そう言えば、昨日も書いた茨木さんのこんな詩があります。
===============
「水の星」

宇宙の漆黒の闇のなかを
ひっそりまわる水の星

まわりには仲間もなく親戚もなく
まるで孤独な星なんだ


生れてこのかた
なにに一番驚いたかと言えば
水一滴もこぼさずに廻る地球を
外からパチリと写した一枚の写真

こういうところに棲んでいましたか
これを見なかった昔のひとは
線引きできるほどの意識の差が出る筈なのに
みんなわりあいぼんやりとしている

太陽からの距離がほどほどで
それで水がたっぷりと渦まくのであるらしい
中は火の玉だっていうのに
ありえない不思議  蒼い星

すさまじい洪水の記憶がのこり
ノアの箱舟の伝説が生まれたのだろうけれど
善良な者たちだけが選ばれて積まれた船に
子子孫のちたらくを見れば  この言い伝えもいたって怪しい

軌道を逸れることもなく  いまだ死の星にもならず
いのちの豊饒を抱えながら
どこかさびしげな  水の星
極小の一分子でもある人間が  ゆえなくさびしいのもあたりまえで

あたりまえすぎることは言わないほうがいいのでしょう

===================

何回読んで素敵な茨木さんの詩とすばる望遠鏡に思いを寄せて。
さいごに
「あたりまえすぎることは言わないほうがいいのでしょう」と私も結ぼう。

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たんぱく質内の分子移動の観測成功

たんぱく質内の分子移動を観測と言うトピックを読みました。
「筋肉で酸素などを血液とやりとりしたり、貯蔵したりするたんぱく質「ミオグロビン」の中で、一酸化炭素(CO)分子が穴から穴へ移動する様子をX線で直接観測することに成功したそうです。

と、言うことで早速ミオグロビンについて。
250pxmyoglobin1筋肉中にあって、酸素に対する親和性がヘモグロビンより高いので、血中のヘモグロビンから酸素を受け取り貯蔵することができるタンパク質。
X線回折で三次構造が解かれた最初のタンパク質として有名である。
153個のアミノ酸残基から成り、1個のヘムをもち、分子量は約1万7800である。タンパク質は8個のαヘリックスをもち、それらがヘムをとり囲んでいる。酸素分子はヘム鉄に結合する。
とwikipediaには書かれています。
今度、wikipediaを見たら、今回の実験結果も挙がっているだろうが、、、

このミオグロビンは臨床的にも意義が高く、
「血中及び尿中のミオグロビンの測定は心筋梗塞などの筋障害や筋ジストロフィーなどの骨格障害における筋組織の障害の判定やその重症度の判定に有用である」そうです。

ヘモグロビンとかミオグロビンときけば高校生以上のかたは、
酸素飽和・解離曲線なんかを思い出すかもしれません。

私たちの生命、エネルギーの元になる酸素を運び、貯蔵する重要なタンパク質です。
その起源はトリプトファン分解酵素から進化したと言う説があり、ヘモグロビンと共通遺伝子から進化したものではないと言う説を読みました。
フゥ〜〜〜ム。

なかなか興味ある魅力的なタンパク質ですねぇ。

いずれにしても、今回の研究成果が新薬開発の一助になることを期待しています。

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2009.02.08

教えること 学ぶこと

教えるとは 希望を語ること
学ぶとは 誠実を胸にきざむこと

ルイ・アラゴン ストラスブール大学の歌より。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


大学はどうなるのかと言う内田樹さんのエントリーを読んで、なんとなくルイ・アラゴンの先の言葉が思い出されました。
いやぁ、本当になんとなくで、、、
内田さんのエントリーの内容とは全然違うのですが。
それにしても、内田さんのエントリー、本当に辛い。
教える方も学ぶ方も、幸せじゃないいんだなぁ、、、と思いますね。
受難の時代か???

フッ====

私も折りに触れ大学の現状に関しては書いているのですが、
大学が学問の府と言われたのは遠い昔のこと、となるのでしょうか???
そんな昨今の大学事情。
胸に詰まります。
さて、
先のアラゴンの詩には、こんなフレーズが続きます。
「教えるとは 希望を語ること
学ぶとは 誠実を胸にきざむこと
かれらはなおも苦難のなかで
その大学をふたたび開いた
フランスのまんなかクレルモンに
古今の学に通じた教授たち
審判者の眼差しをもった若者たち
君たちはそのかくれ家で
大洪水の明けの日にそなえた
ふたたびストラスブールへ帰える日に」と、、、

ナチの弾圧と戦渦を避けて疎開しても、なお学問を守ろうとした先人たちの熱い思いが伝わってきます、、、
改めて、
教えるとは、
学ぶとは、、、
そして理想と現実の狭間にねじれ喘ぐ人々へ思いをいたし、
なんとか、
学問が純粋に学問であることを願いながら、、、

と言う事で、もう一度「ストラスブール大学の歌」の詩を全文紹介します。
なお、今の現在の社会状況とはかなり違うので、此の歌の時代も、同時に味わい、噛み締めてご覧下さい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

陽の色に輝やくカテドラル
ドイツ人どもに囚われながら
おんみは倦むことなく数える
めぐる季節を 月日を 流れる時を
おお ストラスブールのカテドラル

学生たちは別れを告げて逃れ出た
アルザスの空翔ぶ鵠鶴と
おんみの薔薇形窓の思い出を
いっぱいつめた背負袋を肩に
それは ながい別れとなる

教えるとは 希望を語ること
学ぶとは 誠実を胸にきざむこと
かれらはなおも苦難のなかで
その大学をふたたび開いた
フランスのまんなかクレルモンに
古今の学に通じた教授たち
審判者の眼差しをもった若者たち
君たちはそのかくれ家で
大洪水の明けの日にそなえた
ふたたびストラスブールへ帰える日に

学問とは永い永い忍耐
だが今 なぜすべてのものが黙っているのか
ナチどもははいりこんできて 殺している
暴力だけがやつらのただ一つの特性だ
殺すことだけがやつらのただ一つの学問だ

やつらは鉄の拳で撒き散らす
われらのかまどの灰までも
やつらは手あたりしだい撃ち殺す
見よ 教壇にうつ伏したあの屍を
友よ 何を われらは何をなすべきか

「無垢な幼児たち」の大虐殺を
もしもヘロデ王が命じたとすれば
それは君らのうちよりひとりのキリストが
あらわれでて 美しい血の色に
目覚めるのを怖れるからと 知れ

ストラスブールの息子たちはたおれても
だが 空しくは死なないだろう
もしも 彼らの赤い血が
祖国の道のほとりにふたたび花咲き
そこにひとりのクレベエルが立ち上るなら

今よりはかずかずのクレベエルたち
それは百人となり 千人となり
つづく つづく 市民の兵士たち
われらの山やまに 町まちに
義勇兵とパルチザンたち

われらはともに行こう ストラスブールへ
二十五年まえの あの日のように
勝利はわれらの頭上にあるのだ
ストラスブールへ だが何時と君たちは言うのか
よく見るがよい 震えおののくプロシャ人どもを

ストラスブールの プラーグの オスロオの
三つの受難の大学よ
よく見るがいい 銃をうつやつらの姿を
奴らはもう知っている 逃げだす日の近いのを
敗北こそ 奴らのさだめだと

よく見るがいい 奴らがおのれの運命を知り
士気もおとろえた その姿を
死刑執行人どもこそ罪人にかわるのだ
やつらに戦車と手先があろうと
やつらを追いだすのだ 今年こそ

武装を解除された英雄たちよ 武器をとれ
ストラスブールのためフランスのため世界のため
聞け あの深く どよもし どよもす
フランスの声を 祖国の声を
鉤 十 字の殺人どもは滅びるのだ

陽の色に輝やくカテドラル
ドイツ人どもに囚われながら
おんみは倦むことなく数える
めぐる季節を 月日を 流れる時を
おお ストラスブールのカテドラル

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2009.02.06

ピンクのイグアナ

リクイグアナ:ピンク色は新種 ガラパゴス諸島

ふぅ===む。
今年はチャールズ・ダーウィンの年。
ガラパゴスのイグアナたちも活躍ですね。
「南米エクアドルのガラパゴス諸島の一部地域だけに生息するピンク色のリクイグアナが、約500万年以上前に他のリクイグアナから分かれて進化した最も原始的な新種と分かった。」
と、ニュースにはあります。

血液をDNA分析した結果、良く知られている黄色い種とは遺伝的に遠いもので、
ガラパゴス諸島が形成される前の約570万年前に、黄色い種の祖先と分かれて進化したと推測されたとのこと。

ダーウィンはこのピンク種は目にしていなかったそうです。

それにしても、この貴重なイグアナ、絶滅の危機にひんしているとのこと。
保護が必要とされています。

そういえば、先日オオタカの棲む森が開発されると言う事で、住民から保護していこうと言う声が挙ったというニュースを聞きました。
沖縄のジュゴンもそうです。
絶滅危惧種については保護団体や法律があり、
基本的には守られているはずですが、、、
が、、、
ジュゴンの棲む海が、今、埋め立てられようとしたり、
あるいは知らないうちに開発されて絶滅したり、、、と色々あるのでしょうが、
いずれにしても、保護できる動植物に対して、よりいっそうの環境整備をねがうものです。

ピンクのイグアナ。
なんとしても守りたい。
ジュゴンも、
オオタカも、、、

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2009.02.05

再分化する不死のクラゲ?

危機を迎えると再分化する不死のクラゲと言うニュースを見ました。
これは面白い!!!

このクラゲは「Turritopsis dohrnii」という学名で、成長すると人の小指のツメほどの大きさになるクラゲだそうです。
==============
Turritopsis dohrniiは通常、海中を漂う精子が卵に出会うという昔ながらの有性生殖を行い、ほとんどの場合は普通にその一生を終える。「だが、飢餓や体の損傷といった存続の危機に見舞われると、死を待つ代わりに、既存のすべての細胞を未成熟の状態に転換する」
===============

凄い!!!
さらに続けて読むと、
===============
このときTurritopsis dohrniiは、まず嚢胞(のうほう)に変身してから、ポリプ(イソギンチャクのように岩などに固着する形態)のコロニーに成長する。ポリプは本来、クラゲの一生の中では初期の段階に当たる。この過程でクラゲの細胞は再分化する場合が多く、筋細胞が神経細胞になったり、精子や卵になったりすることもある。ポリプのコロニーはやがて無性生殖を行い、遺伝子的に同一のクラゲ(元の成体のクラゲのほぼ完璧なコピー)を何百匹も産み出す。
===============

凄い!!!
再分化する場合、筋細胞が神経細胞になったり、精子や卵になったりすることもあるようで、無性生殖の後、同じ遺伝子をもった固体が何百匹と生まれ、種は保存されるのですね、、、
ううううう====ん。
さらにニュースには、このクラゲの凄さが説明されています。
「もう1つの謎は年齢をさかのぼるという驚くべき能力の仕組みだが、このクラゲは非常に効率的な細胞修復のメカニズムを持っていて、そのために時間が経過しても“老化”しないで年齢を重ねることができるのではないか、と」

ほぉっ〜〜〜〜=
ですね。

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地球に最もよく似た太陽系外惑星

地球に最もよく似た太陽系外惑星を発見と言うニュース。
=============
これまで観測されたもののうちで最も地球によく似た太陽系外惑星が発見された。大きさは地球の大きさの2倍以下で、その密度も地球に近いと考えられている。
この惑星『COROT-Exo-7b』は、390光年離れたところにある、太陽によく似た恒星の周囲を軌道を描いて回っている。
=============
地球と似ている岩石惑星とはいえ、温度や湿度の環境は違う故、生命存在に関しては何とも言えませんが、
それでも、ワクワクするニュースです!

地球型の星、存在すると言う記事を以前書いたのですが、この時はすばる望遠鏡が「地球型惑星誕生の現場」を撮影している可能性がある、と言う事で天文ファンを沸かせました。

「名ある星春星としてみなうるむ」
と詠んだのは山口誓子。
「茫と見え又ひつづつの寒昴」も誓子。
春はかすむと言うイメージが強くて、
そのあたたかで穏やかで、なんとも淡い装いが夜の星たちにも当て嵌まるか、
と、
思いきや、
実はそうではありません。
春の星は鮮やかで強烈です!
春の大三角形
アルクトゥルスとスピカと、しし座のデネボラで、つくる「春の大三角形」。
アルクトゥルスのオレンジ色とスピカの青白い色が「春の夫婦星」と呼ばれるこの二つの星が見えるころ、
「あああ、、、春だ」と実感します。


と、言う事で今年も天文ファンはドキドキ、ワクワク。
空で繰り広げられる華麗な舞台。
見逃せません!

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2009.01.30

「善の研究」から

1911年、1月30日。
西田幾多郎の「善の研究」が刊行されました。
今では青空文庫で読むことが出来ますので、興味のある方は是非ご覧ください。
京都大学では西田の手書き原稿をPDF、として公開しています。
直筆の原稿をみると、やはり迫力が違い、感動します。
是非ぜひご覧ください。

さて、そんなわけで「善の研究」。
難解なことと、解説がないことで、読者泣かせの本です。
私も幾度か挑戦したのですが、あえなく脱落。
言葉が難しいのですね、、、
今は解説も出ているようですが、やはり難しい。
が、
難しいながら、今日は挑戦しようと思います。
と、言うのも、このところ、茂木健一郎さんの「意識とはなにか」やモノーの「偶然と必然」などを読みましたが、
今回は、
「哲学という観点」で、上記関連について考えていこうと思うのです。
微力ですがお付き合い頂き、またご意見を頂けると嬉しく思います。
と、言うことで、
まず第一編 純粋経験。
「経験するというのは事実其儘に知るの意である。」で始まる有名なところです。
「全く自分の細工を棄てて、事実に従うて知るのである。純粋というのは、普通に経験といっている者もその実は何らかの思想を交えているから、豪も思慮分別を加えない、真に経験其儘の状態をいうのである。」と続きます。
そして、「たとえば、色を見、音を聞く刹那、未だこれが外物の作用であるとか、我がこれを感じているとかいうような考のないのみならず、この色、この音は何であるという判断すら加わらない前をいうのである。それで純粋経験は直接経験と同一である。自已の意識状態を直下に経験した時、未だ主もなく客もない、知識とその対象とが全く合一している。これが経験の最醇なる者である。」となります。
まさに禅です。
まさに白隠ですね、、、
===========
衆生本来仏なり
水と氷の如くにて
水を離れて氷なく
衆生の外に仏なし
衆生近きを知らずして
遠く求むるはかなさよ
いわんや自ら廻向して
直に自性を証すれば
自性即ち無性にて
すでに戯論を離れたり
この時何をか求むべき
寂滅現前する故に
当処即ち蓮華國
この身即ち仏なり
(坐禅和讃より)
============
フゥ====ム。
西田幾多郎は禅の影響を深く受けた哲学者です。
さてさて、
茂木さんのクオリア。
思い出しますねぇ、、、、
内観でしったけ???
茂木さん>
まぁ、それはそれとして。
そして、西田は、意識とか意味は過去の経験により形成されるものであり、本来の純粋経験ではない、と書き締めます。

その後も西田は分析と検証を重ねますが、
私は、自分の関心と言うことで、今回はズバリ宗教について西田はどのように考えているかを次に見ていきます。
第四編第一章「宗教的要求」がそれです。
「宗教的要求は自己に対する要求である」と定義しています。
西田にとって「自己」とは「統一」であり、したがって体外的に感知される「世界」もまた「統一」です。
それは、あくまで唯一実在である「純粋経験」です。
「純粋経験」とは、「自己」「世界」の大本

「自己」や「世界」以前の領域で<遍在>している「純粋経験」が、「統一作用」によって「自己」や「世界」といった枠の中にたまたま<偏在>。

「自己」という枠の中に<偏在>してしまっているものは、その本質的に何を要求するのか。

それが、「宗教的要求」であり「絶対無限なる力」という神。

<遍在>する「純粋経験」へまた帰ることだと確認。

では、
「宗教的要求」とはなにか?
それは、「絶対無限なる力との合一」の「絶対無限なる力」とは、あからさまに唯一実在と思しき表現である点で「純粋経験」のことだと西田は言います。
そして、
「宗教は人間の目的其者であって、決して他の手段とすべきものではない」と述べます。「宗教は自己の安心の為であるということすら誤っているのではないかと思う」と言い、人間が信仰をもつことに先行して存在している宗教的要求、つまり「絶対無限なる力に合一」することであり、、「宗教的要求は自己に対する要求」だというわけです。
そして自己と他。
内と外について考察。
その繰り返しのなかで、行き着く先は、
我々のレベル・領域における「主/客」とはまったく異質な、あらゆる主観を排斥した「絶対客観的実在」というものを想定していきます。
この「客観的実在」は、「宇宙其者」「物我一体」とも呼ばれたりします。
勿論これは「主/客」が非分離だった頃=「純粋経験」のことへと再帰します。
西田は「神は宇宙の根本であって兼ねて我らの根本でなければならぬ」とか
「神は万物の目的であって即ちまた人間の目的でなければならぬ」
「神は生命の源である。我々は神において生く」と言います。
ここで言う神もまた「純粋経験」のことです。
神という言葉に込められた「純粋経験」という呼称だけでは担保しえない人格性を西田は強調しようとしたのでしょうか。
「神に対する真の敬愛の念はただこの中より出でくることができる。愛というのは二つの人格が合して一となるの謂(いい)であり、敬とは部分的人格が全人格に対して起す感情である。敬愛の本には必ず人格の統一ということがなければならぬ。故に敬愛の念は人と人との間に起るばかりでなく、自己の意識中においても現われるのである。」と西田は言います。
敬愛とは、何も他人に対してだけでなく自分にも表れ、返るものであること、それが神であり、「純粋経験」なのでしょうか。
そして、西田もまた宇宙を出します。
「神とは宇宙の根本」
「神と宇宙との関係は(中略)本体と現象との関係」
「宇宙は神の所作物ではなく、神の表現」と。
ここでいう「宇宙」とは、先日みたモノーの宇宙とはちがい「世界」のことでしょうか。そしてまたまた「宇宙=純粋経験」へと結びつけるのですが、、、
「最も根本的なる説明は必ず自己に還ってくる。宇宙を説明する秘鑰(ひやく)はこの自己にあるのである。物体に由りて精神を説明しようとするのはその本末を顛倒(てんとう)した者といわねばならぬ。」と。
西田にとって神や宇宙は結局は座りの良い言葉として選んだだけで、
本当に主張したかったことは、やはり「純粋経験」です。
事実を事実としてのみ捉えること、と言い直しても過言ではないと私は考えています、、、

主観や客観と言っても、所詮、人は過去の経験や思いから逃れられない。
ならば、
意識的に、意識的に「純粋経験」に立ち返る努力をすべきでは、と哲学者西田幾多郎は後世に伝えたのでは、と私は思います。
つまり、西田は神に頼ることなく(はっきりと述べています)、なんら恣意をはさまず、事実を見ることを、伝えたかったのではないでしょうか?
モノーの言うところの「「人間にとってどんなに不安で絶望的なことであろうとも、それが科学的で客観的な知識であるならば無条件で受け容れるべきだとし、他方で「にもかかわらず、現在の自己を超克・超越して理想に投企すべきである」と同じものを感じる私です。

先の「意識とはなにか」、「偶然と必然」と続いて示唆にとむコメントを沢山頂き、
学ぶことだらけの私です、、、

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京都 秋の哲学の道。
一年中、西田はこの道を散策し、思索に耽りました。

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2009.01.28

ダーウィンと植物ホルモン

これからも折りに触れチャールズ・ダーウィンについて書くつもりです。
ダーウィン生誕の今年は各地でいろんな催しがあると思います。

さて、今日はチャールズ・ダーウィンの仕事で、ひょっとしたらあまり知られていないかもしれませんが、
植物ホルモンの話を書きます。
中学や高校の生物で勉強したと思うのですが、
植物が光にあたると茎が光に向かって屈曲するホルモン、オーキシンと後に名が付けられたのですが、それを初めて実験したのがダーウィンなのです。
イネ科植物クサヨシの幼葉鞘を使って、仮説をたてました。
「先端で光を感知する。その刺激が下に伝達されて成長部位で屈曲を起こす」 と。
そして以下のように実験をしました。
実験A:先端を切り取った→ 屈性なし
                 
実験B:先端をスズはくで覆った → 屈性なし   

こうして仮説は検証されたのです。
その後、ボイセン=イエンセンの実験(1910,1913)
ウェントの実験(1927)などが行われダーウィンの仮説が証明されました。
そして、
ケーゲルは、このオーキシンは化学的にはインドール酢酸であることを分離同定しました。
最初の実験はThe Power of Movement in Plantsと言う本に1880年に書いています。

なお、興味のある方は動画で実験の数々が詳細にわかるサイトなどをご覧ください。


その後、さらに植物ホルモンは研究され、
日本人もジベレリンというホルモンを発見しました。これはタネ無し葡萄などの生産にむすびつくものです。

実はダーウィン。
いろんな研究をしているのです。
また機会をみつけて、別の実験なども記事にしていきます。

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2009.01.26

金環日食です

金環日食(東南アジア方面)と言うアストロアーツのニュース。
==============
1月26日、東南アジア方面で金環日食が見られる。金環状態になるのは日本時間の18時40分ごろ。シンガポールやジャカルタでは金環食にはならないものの、ひじょうに深い部分食となる。当地は雨季にあたるので天候がやや心配だが、半年後のトカラ皆既日食への期待とともに楽しみたい。
==============

日本では見ることはできませんが、現地からの情報が届くことを楽しみにしています。

ルーリン彗星と言うホヤホヤ(?)の彗星の接近も2月にはあります。
この彗星。
かなり楽しむことができそうです。
「尾の変化
もしかすると、ルーリン彗星は東西に尾が伸びた珍しい姿を見せてくれるかもしれません。
彗星には、放出されたチリが軌道面上に広がってできる「ダストテイル」と、ガスが太陽の反対側に流れてできる「イオンテイル」という2種類の尾があります。ルーリン彗星が衝となる26日前後に尾がじゅうぶん長くなっていれば、イオンテイルが東に、ダストテイルが西に伸びていることでしょう。
数日間隔で観察すれば、全体として西に伸びていた尾が、26日ごろを境に彗星の東側に見えるようになるのがわかります。なるべく写真に残して楽しみたい現象です。」とアストロアーツには紹介してあります。

フゥ====ム。
これはなかなかに面白い。
まさに彗星。
ほうき星ですね。
ワクワクします。
私もできれば写真を撮りたいが、天体はまだ撮れそうにありません。
先日も西の空の金星を撮ったんですが、現像してビックリと言うか残念と言うかぁ。
金星がチリのように光っていましたぁ。
ありゃ、金星だと知らなきゃ、ただのゴミでした。
ガック。

と、言うことで写真は専門家に任せて、
それでも思い出は自分で、です。

2月の空も楽しみです!!!

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2009.01.23

大学と特許

大学と特許。
まだまだ続きます。
「日本にノーベル賞が来た理由」の著者は、
日本の研究土壌を以下のように分析します。
「公的研究資金が少額に留まる理由は、お役人が「学問の自由」を悪く誤解しているからです。大学に払う研究費は憲法も保障する学問の自由があるのであれこれ内容に文句はつけられない。いわば「出て行ったきり」になると諦めています。
中略
2008年までに自然系のノーベル賞が与えられた日本人業績の大半は、研究成果が主として海外で検証され、実用化され、産業化されることで高く評価されました。」

そして著者は、今、最も注目されている山中教授のiPS細胞などにも触れ、
論文として公表する前に特許申請をする必要を説きます。
それが「知の保護」と言うことだそうです。

そこで日本人ノーベル賞受賞者と特許と言う特許庁のサイトを見てみました。

1949年、湯川秀樹博士が日本人として初のノーベル賞受賞者となって以来、これまでに総勢9名の方が自然科学分野においてノーベル賞を受賞されてきました。平成18年3月に閣議決定された第3期科学技術基本計画においても、第2期科学技術基本計画に引き続き、「50年間にノーベル賞受賞者30人程度」という目標に言及しています。
 世界的にも認められる優秀な研究者の輩出は、後に続く人材の目標となり、新たな挑戦の意欲をかき立て、意欲的な研究者の育成と活躍を促進し、我が国が国際的な知の創造の営みにおいて世界をリードする原動力となると考えられます。
 過去にさかのぼり、日本人ノーベル賞受賞者の特許出願状況(発明者として特許出願に関わった件数)についてみると、1973年に物理学賞を受賞した江崎玲於奈博士以降、1981年化学賞受賞の福井謙一博士、1987年医学・生理学賞受賞の利根川進博士、2000年化学賞受賞の白川英樹博士、2001年化学賞を受賞した野依良治博士、2002年化学賞を受賞した田中耕一氏は、いずれも特許出願を行っています。(上記サイトより)
===============

私の友人にも特許の申請事務をしている人が何人かいます。
一口に特許申請と言っても、大変煩雑な事務作業があるようです。
友人は審査する仕事をしているので、論文読みをしています。
論文を読みながら「これ、本当かな?」と思う論文もあったりして机に積み上げられた論文の山を、まず読みこなす必要があると言うことで、もう一度生物の遺伝の勉強を大学でしています。

特許、出す方も審査する方も大変です。
が、
研究を守る、保護するためには必要な手続きかとも思うのです。
思うのですが、
が、
国立大学法人として特許申請することの意味は、また別の次元のものと考えます。
知を囲い込むのか、知を解放するのか?
ここで問われているのは、知とは誰の者かと言うことです。
いう間でもなく知は社会の共有の財産であるということです。

その研究や発見、発明をした個人もそれはそれで尊敬に値するし、社会は相応の対価を支払うべきかもしれないが、
今、政府が推し進めようとしている方針は、
「金になるもの」には援助、保護するが、そうでないものには、資金、研究費は減らすという明白な産と結びついた教育を大学に押しつけて来ていることです。
知的財産の特許は、結局の所、産の意向であることを、もう一度確認していくことと、そもそもの大学の使命は、新しいものの創出と、今までのものを育むことです。
この視点に立ったとき、やはり大学の特許申請方針には疑問を投げかけるものです。

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知的財産立国政策は大学に何をもたらしたか?

先に書いた「日本にノーベル賞が来た理由」の中にある「知財化」について、私自身も、現実にどのように大学の環境に組み込まれているかを、今、調べています。
と、言うことで、このエントリーは自分の覚え書き、メモと言う形で進めていきます。

まず、知的財産基本法について。
これは、2002年の当時の小泉総理の施政方針に基づきます。
〜〜〜〜〜世界最高水準の「科学技術創造立国」の実現に向け、人の遺伝子情報の医療への応用、極めて微小なレベルでの新材料開発など、最先端の戦略的研究分野に重点的に取り組みます。併せて、産学官の連携の推進、地域における科学技術の振興を図ってまいります。 〜〜〜〜〜
さらに続けて、
〜〜〜〜〜我が国は、既に、特許権など世界有数の知的財産を有しています。研究活動や創造活動の成果を、知的財産として、戦略的に保護・活用し、我が国産業の国際競争力を強化することを国家の目標とします。このため、知的財産戦略会議を立ち上げ、必要な政策を強力に推進します。 〜〜〜〜〜〜


ここに、こうして「知的財産立国」宣言がなされたのです。
その後の取り組みは、知的財産戦略推進事務局のホームページにあるとおりです。
「2002年11月に知的財産戦略大綱を受けて知的財産基本法が制定され、2003年3月からは、同法に基づき、内閣に知的財産戦略本部(戦略本部)が設置されました。さらに、戦略本部は7月に知財立国に向けた具体的施策を取りまとめた「知的財産の創造・保護及び活用に関する推進計画」(推進計画)を決定しました。 (上記サイトより)」

ここまでは、なんの問題もないように見えます。
また先に書いた「ノーベル賞が来た理由」の著者も知財化、知財の保護が大切であることを訴えていました。
確かに知財は大切です。
保護されるべきです。
では、どうして大切で保護されるべきかと言われるなら、
知は全ての人々の共有の財産であると言う意味だからです。
一部の人々のためにだけあるものではありません。
一部の人々にだけ利益を還元するものではありません。
全ての人々が、その知から導かれる結果を享受できるから、守られるべきものなのです。
が、
が、
この知財に対して、経済界が小泉さんの先に提言をしていました。
「知的財産立国宣言」の背景と経緯などをご覧ください。
この中の第7節に「2002 年 1 月には経団連が「知的財産権を核にした 産業競争力の強化に関する考え方について」という提 言を行なった。 」として詳しく書かれています。

この報告を読むと、結局「知財」は産業界、財界の肝煎りで推進されたものであると分かります。

それでも、知は財であると言う方針の元で大学環境が整備され保障されたのなら、是と言うことができます。
では、その後の大学はどうだったでしょうか?
文部科学省の「大学知的財産本部」を見てみましょう。
「2.審査方法の概要
( 申請状況)
申請件数:83件」
とあるようにまずは83件の申請がありました。
そして、
「( 審査機関)
科学技術・学術審議会 技術・研究基盤部会 産学官連携推進委員会の下に置かれた「大学知的財産本部審査小委員会」
( 審査手順)
1 文部科学省において、要綱等を作成の上、募集。
2 大学知的財産本部審査小委員会において、書類審査及びヒアリング審査等を経て採択。
3 今後は、文部科学省において採択された機関と個々に委託契約を締結し、事業実施。」
と言う手順で、
「大学知的財産本部整備事業」採択機関:34件
「特色ある知的財産管理・活用機能支援プログラム」対象機関:9件
となりました。
こうして「産官学」が進み、ベンチャー発信の拠点になる大学も登場したりと、知財の活用適用に拍車がかかりました。
その間、大学自身の環境も激変。
まずは2003年の国立大学法人化。
2006年の新教育基本法、
2008年の新学校教育法などなどです。
そして「イノベーション」。
これに関しては以前イノベーション教育その後と言うエントリーを挙げて、実態を調べました。
その時も書いたようにイノベーションの後ろに見え隠れするのは「財界の意向」であるということです。

「オープンイノベーション」の元、大学に「成果」の特許を求め、製品としての価値を強め、そこから利益を誘導していくような方針が、確立されようとしているのです、、、
一方で基礎研究は隅においやられていく、、、、
私学助成はドンドン削減されていく、、、、
大学は財界の人材養成機関に成り下がろうとしてるのか???と思うくらい、
今、大学の環境は劣悪です。
そもそも大学は知を生むところ、育てるところです。
それは長い時間がかかりますが、社会全体の財産であるゆえに社会全体で守り育ててきたものです。
利益を優先の研究や成果を追い続ける研究は、いずれ底をつきます。

今、もう一度「大学のありかた」「研究の保護」「知を守ること」を真剣に考える時期がきていると改めて思いました。
これからも、折に触れ記事にしていきます。

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2009.01.22

長生きの散開星団

長生きの散開星団内に存在する惑星状星雲と言うアストロニュース。
Ngc_2818_s


ニュースによれば「NGC 2818Aの年齢は10億歳ほどと計算されているが、これほど長く生き残っている散開星団はまれである。」とのこと。
散開星団について書いてあるwikipediaにも確かに、
「より強く密集していた星団はより長い期間にわたって存在する。しかし数十億年以上も生き残っている星団は知られていない。」とあります。
10億歳の散開星団が見つかったということは、凄いことですね、、、
今後、あらたに見つかる可能性もあるということで、
さらに宇宙の星ぼしの秘密に迫っていくものと思います、、、
さて、
私がすぐに思い出すのはすばるです。
この青い星ぼしは、まだ若い星達です。
秋の空を煌めくスバル。
日本だけでなく多くの国々で神話や伝説として語られた身近な星団です。

と、言うことで長生きの星の話の次は、
今夜の星、それも金星。
金星と天王星が接近と言うことで是非、双眼鏡をもって日没の西の空をご覧ください。


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2009.01.20

引き続きセンター生物

昨日に引き続きセンター生物を検討します。

第三問の予備校分析は以下のようです。
=============
【第3問】遺伝(DNAの構造、致死遺伝と不完全優性)
AはDNAの4つの構成要素(A・T・G・C)のシャルガフの規則に関する基本的な知識・計算問題、Bはハツカネズミの致死遺伝子とオオムギの不完全優性に関する知識・計算問題である。
問1~問3は、一見すると難しそうであるが、シャルガフの規則を理解していれば、それほど難しくはない。問4は、遺伝子Yが劣性致死遺伝子であることはやや難しめの知識である。問5・問6はメンデルの遺伝の法則をしっかり理解していれば難しくはない。
==============

確かに、ATGCについて表で出てくると、あれぇ???と思うかもしれませんが、
言葉でAとT、GとCの対と言われるよりも、わかりやすいとも思います。
これは、そんなに難しい問題ではないと考えます。

次の「メンデル」。
これはもう絶対、必要。
なにがなんでも、しがみついてもメンデルは理解していください。
とくにいろいろの遺伝現象が出てくるので、しっかりその仕組みを理解することが大切です。

次に第4問。
これはなかなか面白い問題です。
ゆっくり考える時間があれば必ず正解に導くことが出来ますが、
限られた時間、しかも本番という環境では、ちょっと受験生は焦るかもしれません。

最後の第5問。
これはよく見る問題。
光合成は、受験生にとってもかなり「こなしている」問題なので、ゆっくりと解けば、必ず解けます。

と、言うことで今回のセンター生物をみてきました。
全体を通して思うことは、
問題数が減った分、実験問題が多くなったので、読む時間が多くなります。
実験手順やデーターの解析に慣れていくことが必要です。
解答そのものは、データーを素直に読み込めば正解が得られるので、難易度は高くないと思います。
今後の勉強としては、
基礎として「言葉の意味」に熟達することは勿論、
計算や図に積極的に慣れていくことが重要だと思います。
それと絶対「メンデル」。
ここは、いろんな変化球で出てきますが、
とにかく基礎をしっかり理解して下さい。

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2009.01.19

センター試験生物 その3

センター試験生物、3問目以下は、次回に検討を試みます。
(今から出掛けるので、ごめんなさい)

ただ、全体を見た感じでは、
基本がキッチリとわかっているかを問う問題が多いようです。
これから受験する人にとっては、勉強方法は、教科書中心が一番だと思います。

生物は5分野しかないので、必ずその分野から出題されます。
したがって、同じような問題が多いのです。
が、
安心してはいけません!!!
油断禁物。
分かったつもり、知ったつもり、覚えたつもりになりやすい学科なので、
キッチリと覚えることが大切です。
そのためには、暗記方法としては、重複方法や、違った分野を一緒に覚える方法や、
色んな方法で自分にあった暗記方を編み出してください!!!

今度、時間があるとき、設問3以下を検討します。

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センター試験生物 その2

引き続きセンター試験生物について。


【第2問】生殖と発生(生殖方法と卵成熟)の分野は、予備校分析にもあるように、問い3以降は考える良い問題だと思いました。
ちょっと見慣れないメチルアデニンという様な言葉が出てきて初めは戸惑うのですが、ゆっくり考えれば正解に辿り着く問題です。

実験の経過をもう一度趣旨だけ書いておきます。
まず、手順1では、卵母細胞にメチルアデニンを添加して、精子を加えると減数分裂が起こることから、メチルアデニンの働きを確認。
次の実験2では物質Xについて調べたところ、メチルアデニンと同じような振る舞いを行い、なおかつ最後にメチルアデニンが検出されることの確認。
実験3は付属細胞を取り除いて同様の実験を行い、同様の結果を得たことの確認。
そして実験4で考える問題へと突入。
付属細胞を取り除いたら物質Xを添加しても精子投入でも減数分裂は起きないことが判明。

これだけの情報から設問へといくのですが、
設問の選択肢も、微妙なところを突いて来ているので、悩みそうですが、
この場合は設問の選択肢から実験に返って、もう一度読み直していけば、矛盾が出てくるか否か分かります。

そんなにひねくれた問題ではないので、ゆっくり考えれば大丈夫です。

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センター試験生物について

昨日行われたセンター試験生物について、ちょっと感想やら、今後の対策について設問にそって検討していきたいと思います。
予備校の分析では「大問数は変化なし、小問数はやや減少。全体的に標準的な問題が多く、難易度は昨年度とほぼ同様。 」と言うことで平均点も昨年並が予想されています。
設問別では、【第1問】細胞(組織と器官、体細胞分裂)の項目では、
基本的な知識が要請される問題だったようです。
この分野でとくに面白いと私が思ったのは2番目。
問2の誤っている図の組合せです。
一般に受験生は、正しい図はどれかという問題に慣れているので、ちょっと戸惑ったかもしれません。
下に、ちょっと大きいのですが、正しい細胞分裂の順番を挙げておきます。
もう一度、出題の図と比べてください。
Na_103
(細胞と染色体のサイトより引用http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/cells.htm)


なお、細胞周期と細胞分裂なども参照してください。

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2009.01.18

栗原彬「かんけりの政治学」という出題文を読んで

いつもながら本番の試験は良問が多いですね、、、
さて、今日はセンター試験国語問題、とくに第一問を読んで、そこからツラツラと連想したことを書きます。
まず、設問については興味のある方はここをご覧ください。
なお参考までに予備校は次のように分析しています。
================
「評論文」栗原彬「かんけりの政治学」→やや難化
「高オニ」や「かんけり」など子供の遊びについて論じた文章で、受験生にはとっつきにくい内容で読みにくかったかもしれない。問1の漢字問題は難易度のレベルが確実に上がっている。問3・問4も筆者の論旨を的確に把握しなければならず、難問。その他は標準的な問題であったが、全体的にやや難化したといえる。
================
私も解いてみたのですが、確かに選択肢は同じような趣旨が多くて、んんん????と悩みました。
今更ながら国語の問題の鉄則は「読み込んではいけない」を思い出しながら、
とにかく本文に述べてある事以外は、目もくれないように、、、
と、自分に言い聞かせながらも、やはり出題者はプロ。
ウマイところを突いてきます。

と、言うことで一通り問題を解いたあと、もう一度本文を読み直したのですが、
これがなかなか面白い!!!

栗原彬「かんけりの政治学」ですかぁ。
今度、図書館に行って探してみよう、と思いました。
(大衆の反逆も読まなきゃ、そう言えば)
まだこの本自体を読んでいないので、今はこの本にアレコレについては書くことが出来ないのですが、
出題文を読みながら、なんともはや「懐かしい」気持になりました。
「かんけり」。
大好きでした!!!
出題文のような大それた意識なんてなかったとは思うのですが、
確かに「かんけり」って捕まっても、誰かが助けにきてくれるという安堵感があるし、
隠れているときは友達を救うために英雄になれる。
それに何といっても、あのカァ====ンとかんを蹴る音の軽やかな響き。
ワクワクしたものです。
が、
一方、オニになったひにゃ、救われない。
いつまでたっても、オニから逃れられない労しさ。
もう涙ポロポロものです、、、
かいそうなオニ。
遊びの中で「かんけり」や「おにごっこ」。
異界と現実への橋渡しとして異形の「おに」を捕まえる人という役割を与えて、
あるときは異界に。またあるときは此方に戻る。
その繰り返しの中で、おのずと現実の世界こそが「此方の岸」であることを、知らぬままにも感じてきたというのが、
先の出題者の意図のようだが、さてさて、どうなのだろう???

以前、鬼伝説という記事や
そのきさらぎの望月のころと言う記事では西行を挙げたことがあります。
また鬼と女とは人に見えぬぞよき?では鬼と女性について「今と昔」を見てみました。


鬼。
異形のもの。
その怪しく美しく哀しいものを、
人は忘れないように、子どもたちの遊びのなかに息づかせてきたのだろうか???
興味は尽きません。

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2009.01.17

自信をもって本番に!

今日からセンター試験
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受験生の皆さん、とにかく落ち着いて問題をよく読んで、ゆっくりと解答に向かってください。
自分を信じて!!!
写真の文字「おあがりやす」のように、合格を願っています!!!


そう言えば、昨日のテレビで受験グッズのあれこれと言う特集をたまたま見たのですが、
今の受験生と親世代の受験生のお頼みグッズ。
かなり時代を繁栄しています。
が、やはり一番は両世代とも神社のお守り。
最後は神頼みです!!!
神様も大忙しのこの時期。
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写真は京都北野天満宮。
学問の神様ということで、毎年まいとし受験生や保護者が参詣する神社です。
あと、京都には錦天満宮などもあって、学問の神様は沢山いらっしゃいます。


さて、二番目は親世代は「自分」だったのです。
自分のやって来たこと、勉強で積み重ねたことの「自信」でした。
残念ながら今の受験生には「自信」はお頼みグッズのランキングには入っていませんでした。
が、
が、
本当はどの世代の受験生も知っているはずです。
最後は自分。って。
ただ今の子は気恥ずかしいから言わないだけでしょうが、、、

と、言うことで、
とにかく自信をもってセンター、次に来る二次試験に向かってください!!!
応援しています。

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2009.01.16

火星でメタン確認

火星でメタン確認=生物存在の傍証か−NASA
こんなニュースはやはりワクワクします。
==============
【ワシントン16日時事】生命が存在するかどうかが注目される火星で、大量のメタンが発生していたことが16日までに、米航空宇宙局(NASA)の研究チームの観測で明らかになった。地下深くに生息する微生物などから排出された可能性もあり、火星における生物存在を示唆する傍証として関心を集めている。
(上記ニュースより)
==============

昨日は金星が太陽から一番離れ、日没の早い時期からキラキラと輝く星を見つけることが出来ました。
勿論、今日もひときわ輝く金星ですが、
火星は今のところいて座付近で肉眼ではどうもです。
が、火星到着5年目を迎えた双子の探査車スピリットとオポチュニティーが今も火星の上を走行して調べていると思うと、
星がウウウウウ〜〜〜ンと身近に感じられます。

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「意識とはなにか」を読んで

茂木健一郎さんの意識とはなにか—「私」を生成する脳 と、欲望する脳を読んでみました。
茂木さんの本は初めてなので期待ワクワクで本を開き、一体、何を得ることができるか胸膨らませ、ピカピカの窓に映るキラキラの青い空に私の「クオリア」を重ねたものです、、、

はぁ?????
なんて言わないでください。
私のクオリアは私の物であって、あなたのものではない。
私があなたのことを分からないように、あなたも私のことはわからない。
だってそれが「クオリア」なのだから。


上の様な理解で宜しいのでしょうか?茂木さん>
いや、そうじゃない。
もっと深く読めと、言われるかもしれません。
と、言う事で以下、意識とはなにかを本文にそって検証していきます。
なお要約なので文章は私の言葉で書いています。

==============
本文は以下の三部だてです。
1 心と脳のミステリー—クオリアと同一性
(「私」の心をめぐる問題;「あるもの」が「あるもの」であること;「同じこと」と「違うこと」)
2 「私」というダイナミズム—コミュニケーションと生成
(やさしい問題とむずかしい問題;「ふり」をする能力;コミュニケーションから生まれるもの)
3 意識を生み出す能—
「私」とクオリアの起源(「私」の生成とクオリアの生成;意識はどのように生まれるか;生成としての個を生きる)

まず、第1部1 心と脳のミステリー—クオリアと同一性と言うことで、「科学の発達でこの世界から不思議なことは次第に姿を消しいきつつある」と冒頭に掲げ、物理学の発達で今や錬金術のような妄想から人々は解放されてきた。
が、それでも今、ここにある自分という物の不思議は一向に解決されず、むしろ不思議は増すばかりであると述べています。
そしてクオリアへと導かれます。
クオリアとは、もともとは「質」を表すラテン語のことで、私たちが感じるさまざまな質感を表す言葉であると定義。私たちが感じる、考える、ほぼすべての意味や概念はクオリアであるとのこと。
この説明として今日の脳科学の到達点として脳の全体像と、機能を語ります。
そして神経細胞の活動は客観的にはわかるが、その結果生み出される意識は主観としてしか感じることができない。
科学は人間を客体として扱うあまりに「哲学的ゾンビ」と人間を化した。
ニュートン以来科学は人間から意識を奪い、意識の存在を無視した。
しかし、私たちは本来意識的動物であり、クオリアを持ち、感じるものである。
「あるものがあるものである」と言う心のクオリアのミステリーを解明することを試みたい。
と著者は述べ次の、「あるもの」が「あるもの」であること;「同じこと」と「違うこと」へと続きます。
まず著者自身の幼い頃の体験、それは「ただいま」と言う言葉から感じた著者自身の記憶から端を発して言葉の意味に迫ります。
本来は個別の感情である言葉も、いずれ暗黙の了解となる過程を例を挙げて説明。
クオリアは個別の物であるにもかかわらず、脳の中の1000億の神経細胞となんらかの関係があるはずだ。
クオリアとは認識の結果を質感として把握する脳、意識の働きである。
第一部はこうして終わります。

第二部は「私」というダイナミズム—コミュニケーションと生成。
ここでは一番目にやさしい問題とむずかしい問題について述べます。
ある固有の言葉は本来は突き詰めればむずかしい言葉であるが、普通はそこに立ち止まらず、立ち入らずやさしい言葉として処理していく。
その方法が人間関係を円滑に、日常生活を無難にすることが出来ると主張。
コンピュータの振る舞いから言葉は理解しているが意識は理解していないと言うチューリングテストを紹介。
コンピュータから次に人間へと対象は移ります。
人間には「ふり」をする能力があり、これはコミュニケーションから生まれた「人間の知恵」であるということを幾つかの例を提示して説明。
「心の理論」とミラーニューロンの発見に言及。
人間らしさの中心は「ふり」をすることである。
つまり人間とは社会的動物であり、人との関係に自分のアイデンティティがある。
ゆえに人は与えられた像や期待される像に寄せて「ふり」をするものである、というのが著者の意見です。
認知プロセスにおける生成原理としてのコミュニケーションの起源を探ることは難しい。が、探ること、理解することが「あるものはあること」の解決になるのだろうと言う内容で第二部は終わります。
第三部。
意識を生み出す脳。
「私」とクオリアの起源と言うことで、
私と他人は違うと言うことから始まります。脳は意識を生み出す臓器である。
科学は普遍的な法則を求めてきたが脳の生成、とりわけ意識については未だ解明されていない。
脳は外界からの刺激の以前に自発的な活動を行っているのだが、外からの刺激を受ける過程でさらに新しいクオリアが発生。
そのような連続の中に「私」はある。
そして意識はどのように生まれるかと言う問題を提示。
まず機能主義について言及。
機能主義は脳を含む身体の客観的な振る舞いに基づいて認知のプロセスを理解しようとする。
が、著者はそれでは「わたしはわたし」と言う問題の解決はみない、として、新しい理論の構築を試みるべきではと提案。
このために本書は今まで書いてきた第1章から戻り、改めて確認する作業を繰り返します。
そしていよいよ最後の詰め、「生成としての個を生きる」へと繋がります。
が、
ここでも同じことが繰り返し書かれています。
つまり機能主義では「わたしはわたしの解決にはならない」と。
最後の結論は実に温かい言葉で締められます。
「私たちが生きている限りどんなに退屈しても行き詰まっても脳の神経細胞の活動に支えられ生成しながらこの世に存在しているのである」
「私たちは生成としての個を生きているのである」と。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上が意識とはなにかの本文にそった要約です。

感想。
茂木さんの主張は分からないことはないし、そうだと思うところも多々あります。
あるのですが、
はきっり言ってこの本は脳科学者と言う肩書きを持つ人物の書くものとしては如何かと思いました。
専門書にしては、著者の実験、観察、研究は一切言及なしでした。
ご自身の5歳の時の「ただいま」不可思議記憶や高校生の時の数学体験では専門家としてのそれとは言えないでしょう。
では啓蒙書なのかと言われれば、これまた疑問ですね。
この本からどのように蒙を啓いてもらえるのか?
迷っているあなた、悩んでいるあなたへの指針になるのか?
と、考えるならば、それこそ内観をもっとキッチリ語っている禅や気功の本が力になるだろうし、宗教ならひろさちやさんでも山折さんでも上座仏教でも、もっと励ましになるだろうし、、、
哲学なら哲学の装いがあるだろうし、、、

なぁんていうのか、
中途半端な感がしてなりませんでした。
そもそもタイトルの意識とはなにか、、、ってなんだったの?茂木さん>

さてさて、それにしても私という感覚。
これはこれで興味深いものがあります。
知的フレームを壊せ!と言うエントリーを挙げた愚樵さん。
コミュニケ外伝 について言及されているアキラさんのことを思いながら本書を読みました。

また、茂木さんについては、その発言のアレコレに少なからず危惧を感じていらっしゃるa-geminiさんやblupyさんやpoohさんの記事を読みながらかなり暗澹たる思いもしました。


今回の記事にした本は2007年発行です。
2年まえの茂木さんと今の茂木さん。
あんまり変っていませんね、言われていることは。
尤も今の方がさらに雑になっているようです。
今後も注目です。

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2009.01.15

合格縁起お菓子

いよいよ今週末はセンター試験。
受験生にとっては、これからは追い込みと言うよりは神頼みの時期かもしれません。
祈合格 縁起菓子・飲料ガイド2009
なんて今年も出ました。
ツラツラと見てみると色々あって楽しいし、その商魂たくましさに脱帽。

私の知っているおまじない食べ物は、
トンカツとかタコのてんぷら(タコはオクトパスと言う)とかナスとか、
あるいはミカン(木から落ちない)とか、、、
まぁ、語呂合わせでいろいろあります。
それから、栄養的には何故かチョコレート。

私個人は我が子が受験の時、当日の朝、みんな用意して無理矢理食べさせたら、緊張の胃にストレスがさらにかかり、ついに吐きました。
フルコースで用意すりゃいいって物じゃない。
ハハハ〜〜〜

以前頭のよくなる野菜たちと言うエントリーを書いたことがあります。
栄養学的にみて、
「玉ねぎ、にんにく、にら、ねぎ、大根、きゅうり、レタス、白菜、ピーマン、納豆」などがいいそうですが、結局バランスよくということでしょうね。

いずれにしても、
あとわずか。
良く食べてゆっくり寝て、そして朝早く起きて、また良く食べて。
生活のリズムをつけてください。

頑張れ!!!
受験生。

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2009.01.13

脂質ラフト

脂質ラフトについて夫から教わりました。
「脂質ラフト(lipid raft)は、膜ミクロドメインの一種で、スフィンゴ脂質とコレステロールに富む細胞膜上のドメインである。この部分構造は膜タンパク質あるいは膜へと移行するタンパク質を集積し、膜を介したシグナル伝達、細菌やウィルスの感染、細胞接着あるいは細胞内小胞輸送、さらに細胞内極性などに重要な役割を有する機能ドメインである。」とwikipediaには纏めてあります。
細胞膜の働きは主には以下のとおりです。
①細胞内外のしきり(ものを通さない)
②細胞内外の間での物質・情報の輸送・伝達(ものを通す)
③刺激を受け取る(細胞同士の識別や接着、ホルモンなどの受容、電位の発生)

①細胞内外のしきり(ものを通さない)
・細胞膜は中央部に疎水性の層を持つため、親水性の分子やイオンなど、大部分の細胞成分を通過させない。
→細胞内外のしきりとしての機能を果たす。

②細胞内外の間での物質・情報の輸送・伝達(ものを通す)
・ブドウ糖やアミノ酸など、細胞にとって栄養源となる水溶性に分子はリン脂質二重層に埋め込まれた様々なタンパク質によって細胞内へ運ばれる。
更に興味のある方はこのページなどを参考にして下さい。

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この図は生物史から、自然の摂理を読み解くから引用しています。
私が学生の時はS. J. Singer(シンガー)とG. L. Nicolson(ニコルソン)の流動モザイクモデルを学んだのですが、
10年くらい前から脂質ラフトというモデルが考えられてきたそうです。


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脂質ラフトの存在で今までは「膜タンパク質の働きに追うところが多いとされた細胞膜の性質も脂質にスポットを当てることで、さらにその機能が明らかにされるだろう」と夫は語っていました。
そしてリン脂質の流動性、つまり秩序と無秩序についても教えてくれました。
リン脂質はその物性自体が秩序の中で行動もし、無秩序へも移行するというダイナミックな動きがあるそうです。
それを決定する要素が温度であったり塩濃度であったりと、色々な外的要因だそうです。
「ふ====む」私は聞きながら肯くばかりで、質問すら出てこないのですが、、、
それで、今、こうして記事に挙げることで、昨日教えてもらったことのおさらいをしています。


そんな矢先、『細胞の意思』団まりなと言うエントリーをa-geminiさんが書かれています。
興味深く拝見。
まったく団先生らしい発想です。
団先生はご自身の中での「生物学」のイメージ、それはたぶんに団ジーン先生のそれに重なる物があるのだろうが、
近頃の生物学が分子の世界に傾いていくことや生物全体を捉えていないことなどへの警鐘のつもりなのでしょう。
それを「細胞の意思」と名付けたのかもしれません。
読み物としては面白いのでしょう。
が、
が、
先生ご自身の肩書きや立場を考えたとき、専門家としては、もっとクールに生物を観察、検証することが求められるのではと私は思います。

いずれにしても「生物」。
いまだ謎が多く、
多いからこそ学ぶこと、知ること、分かること、未開発の分野に、限りないロマンは羽ばたきます。

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2009.01.09

センター試験直前は過去問を

センター試験まであと一週間。
私もこのところ、センターの過去問をボチボチと解いているのですが、
「難しい」ですね。
センターって、二次試験に比べて、なんとなく甘く見る傾向がありますが、
とんでもない。
センターは大事だと今更ながら実感しています。

それで今日はセンターの生物の過去問について、ちょっとした感想を書きます。
多くの受験生、とくに文系の受験生にとって「生物は暗記」と思うかもしれませんが、
が、
が、
実はこれが「違う」のです。
先日、過去問を解いていて、頭がクラクラしました。
実験観察をもとにした考察問題が多いのです。
かなり本気でよつに組んで考え込まないと、出題者の罠にポカリと入ります。
(実際,私も罠にポカポカとはまっていました、、、ハハハ)。
論理的に考えていけば、そう難しい問題ではないのですが、
受験と言う緊張を強いられる場では、かなりキツイ問題もあるかと思います。
しかし、
暗記、記憶では対応出来ない問題が増えて来たということは、
「落ち着いて考えれば絶対に解ける」ということでもあります。

今からでも十分間に合う勉強法は、
「過去問」の見直しです。
とにかく過去問を何回でもなんかいでも解いて下さい。
本番の入試問題は良問が多いので、直前の勉強には効率的に成果を上げる事ができます。

過去問に始まり、過去問に終わる。

とにもかくにも、
あと一週間。
今までやってきたことを信じて、力を出して下さい。

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2008.12.29

水星食

水星食が今日の昼ごろあります。
「12月29日の昼ごろ、月齢2のきわめて細い月が水星を隠す。」
と言うことで
すが何分とも昼なので肉眼ではみることはできません。
目には見えないが、空を見上げ、「あっ水星が隠れているな」と思うのは、楽しいかもしれませんね。
また、
大晦日には月と金星が近づきます。
もしお時間がありましたら今年最後の天文ショーをご覧ください。

明けて来年はすぐにしぶんぎ座流星群が極大になります。
2009年は天文年です。

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2008.12.27

脳について 〜〜遺伝子と今の脳科学から〜〜

チャールズ・ダーウィン生誕200年を前にして,今あちこちでチャールズ・ダーウィン展が催されたりとダーウィンが熱く語られています。
私もダーウィンや、以前ここでも書いた木村資生の中立説などをもう一度読み直したりしています。
数々の本の中や情報の中でも極めて興味深かったのは「ヒト脳遺伝子」の分子進化についての論考でした。
ヒトとチンパンジーの共通祖先から分岐して700万年。
最古の人類と言われるサヘラントロプス・チャデンシスの脳容積は350cc。
そして今から180万年前のホモ・ハビリスは750ccの脳容積。
20〜15万年前のホモ・サピエンスは1200〜1500ccに増大しました。
地質学的時間では極めて短い700万年の間に約4倍も増えたヒト脳容積。
さらに大きさだけでなく神経細胞ネットワークも複雑の高度化を遂げました。
そして最近、ヒト脳に正の淘汰を受けた4つの遺伝子が明らかになりました。
ASPM,FOXP2,AHI1,HARIFがそれです。
(ある研究では正の淘汰を受けた遺伝子の数はチンパンジーの方が多いそうです)
脳の大きさを決定するASPM遺伝子。
言語に関するFOXP2遺伝子。
体位を調整するAHI1遺伝子。
なお、これらは調節遺伝子で、脳の物質そのものを作っているものではありません。
非コードRNA遺伝子であるHARIF。
700万年という短い時間で既存の遺伝子の点突然変異によって進化上の「進歩」がなされたのです。
興味のある方はNatureやScienceなどのJournalをご覧下さい。
年、巻頁についてはご要望があればお知らせいたします。
この研究は今後さらに調節遺伝子の探索を含め進化について明確な証拠が出てくるものと期待されています。
さて、
ここで近代科学の獲得した最大の成果は自然現象の説明に目的論を排したことである、という極めて当然の事に思いを馳せる必要があります。
それは生物進化理論も例外ではありません。
まず自然現象に対して合目的性を排除していく姿勢が研究者に問われるものと考えます。

と,言う事で、脳遺伝子についてツラツラと見ていた矢先のこと。
いつも鋭い切り口でエントリーを挙げていらっしゃるTAKESANさんの記事。
さらに経由して[生命哲学]2008年10月20日放送の『あいのり』での茂木健一郎さんの発言と言うエントリーを挙げられたspiklenci-slasti さん。
凄いですよ、この時の茂木さんのノリノリ発言。
頭が痛くなりました。
またliber studiorumと言うブログではブログ主のa-gemini さんが詳細に茂木健一郎さんについて分析(?)なさっています。

私は今まで茂木さんはあまり知らなかったのですが、
これらの方のブログを拝見して、ビックリ。
それではと、いろいろ当たってみました。茂木さんを。
そしてクオリアを。
クオリア、、、、

ううううううう〜〜〜〜〜ん。

「心的生活のうち、内観によって知られうる意識の現象的側面(現象的意識)のこと、またはそれを構成する個々の質感のこと。感覚質(かんかくしつ)とも訳される。」
これがクオリア。
なるほど、医学、心理学と哲学との境界学問ですね。
内観ですかぁ、、、
ふと白隠の禅やら気功を思い出します。
難しいところに挑戦なさっているんですね、茂木さん。
未だ明らかにされていない事があまりに多くて、学問そのものについては、ちょっとやそっとでは評価出来ません。
ただ、
ただ、
先のブログ主の方々が疑問を呈されているのは、研究者としての茂木さんの研究アレコレについてではなく、
テレビ・マスコミへの露出の有り様、述べている事についてです。
私もそれは「やむなし」と思います。
未だ明らかではない事を,ある時は事実のように述べ、また相手が変われば同じ事を「今、研究中です」と言い、そしてまたまたある時はあろうことか「編集したメディアが悪い」といいのけるそのあり方が小賢しいと思います。あっ、この辺りで内田さんと三砂さんが彷彿と思い出されますね、、、
この手の切り口は常套手段なのか?彼らのと思ってしまうくらい似ています。

さてさて茂木さん。
あざといそのあり方には,研究そのものさえ疑わしくなる事を茂木さんは果たして認識しているのか???
脳科学者という肩書きでアレコレと説明をし,判断を下すのですが、その影響は大です。
大体、脳科学ってどんな学問なのか???なぁ。
しかし、視聴者は、
「あっ、茂木さんが言った事だから」
「そうか、茂木さんが言った事ってこれだったのね」
とかとか納得する人は少なからずいると思います。

それに対して
「まった!!!!」
それは違うよ、まだ分からないんだよ。
まだ発表の段階ではないし、ましてや決定なんてトンデモナイ。
と、呼びかけているのが伊勢田さんや先の方々。
フムフム。
TAKESANさんのブログのコメント欄が面白い。

来年4月の応用哲学の学会で伊勢田さんと茂木さんを招いてのシンポジュウムがあるそうです。

個人的にはチョイトチョイトの茂木さんをもっと知りたいので、行ってみたいと今から思っているのですが、、、

いずれにしても、
私たちの周りには未だ分からない事が満ちあふれているにも関わらず、判断や決定を望む雰囲気が出来上がろうとしている事。
すぐに白黒をつけたがる。
二分法でバサリバサリと切り捨てる。
このような事態を招く手助けをしているのが茂木さんでは???と危惧を表明します。


先に書いた言葉をもう一度。
「近代科学の獲得した最大の成果は自然現象の説明に目的論を排したことである、という極めて当然の事に思いを馳せる必要があります。
それは生物進化理論も例外ではありません。
まず自然現象に対して合目的性を排除していく姿勢が研究者に問われるものと考えます。」

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2008.12.26

高校英語教育から見えるもの

このニュースが出た時から書かなきゃと思いつつ、バタバタしていて書きそびれました。
高校新学習指導要領案:英語の授業は「英語」でがそれ。
これに関しては、
ブログでも多くの方が意見を書かれています。
また、例によって内田さんも書かれています。
いつもいつも書いていますが、内田さんとはこと教育に関しては気が合う事が多いです。
当該記事を読みながらフムフム。
本文の細切れな引用は、ひょうっとしたら牽強付会になるかも、と思いつつ、以下の文を読んで,先に技術開発者さんから頂いたコメントと重ねています。
まず、内田さん。
次に技術開発者さんのコメントを紹介します。
「ところが現在の教育行政は「自分の身の行く末のみ考えて、如何したらば立身が出来るだろうか、如何したら金が手に這入るだろうか、立派な家に住むことが出来るだろうか、如何すれば旨い物を食い好い着物を着られるだろうか、というようなことにばかり心引かれて」勉強するのが標準的な人間だと思い、それをデフォルトにしてすべての教育プログラムを構築している。
それは知識や技能を習得することそれ自体ではなく、知識や技能をもつことで得られる「利得」に照準することへと子どもたちを向かわせる。(内田さんの文)」

「江戸から明治に成ったときに、明治政府は国民を野心的にするためにいろいろと苦労したわけですよ。「立身出世」を良いこととして、「平民でも偉くなれるんだぞ、それはとても良いことなんだぞ」ってね。そういう人生観の変更で、明治以降現代に至るまで「経済成長」はできている訳です。長いですよ、ずいぶん。たぶん5世代から6世代は「偉くなるのは良いことだ」みたいな人生観が続いている訳です。意識の固定も当然です。(技術開発者さん)」


こうして私たちは時代を背景によりよく生きる事のひとつの証として、他人よりも抜きん出る事を目標において、ひたすら頑張った、ガンバッタ、がんばった、、、
そして、明治を。
大正を。
昭和を、生き抜き,今に至る。
今、いろんなものが飽食ではあるが、未来が見えず飢餓が手を差し伸べている。
そんな時代。

以前は確かに拠り所とされて来た教育さえ揺るぎだしている。
なぜなら、
教育はその本質を資本に譲り渡したのだから、、、

今、「教育」がもの申しても、そこからなんら未来を見通す事はできない。
透けて見えるのは「カネ」だけ。

結局、英語をどのようにいじろうとも、学力テストをどれほどしようとも、
この本質を変えない限り、教育の教育たる存在は無くなるように思えてなりません。

小手先の成果に一喜一憂,飛んだり跳ねたり,落ち込んだりしゃがみ込んだり、
と、教育行政がオタオタしてどうするのか???
もっと、長い目と広い展望で子どもたちに質の高い教育を提供する事を願ってやみません。

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教育雑感アレコレと。

昨日25日から冬休みに入った学校も多かったと思います。
通知表なんかも渡されて、一喜一憂。
その時は「次は頑張るぞ!」なんて思うのですが、
クリスマスにお正月と楽しいイベント目白押しの冬休み故,すぐに忘れます。

全国学力テスト:秋田県開示 独自判断、市町村は批判 知事「情報共有」を強調なんてニュースもあったりして,混迷が浮き彫りになっています。
ふっ====
そもそも、この学力テストの導入時期から疑問を持ち、意義から問いただしたいと思っていた私には、
この様な事態は「想定の範囲」ですが、、、
学力テストについてはここでも何回か話題にしています。
過去の記事を以下に挙げておきますので、興味のある方はご覧頂けると嬉しく思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
全国学力テスト実施前にあたり
全国学力テスト その1
全国学力テスト その2
全国学力テスト その3
全国学力テスト その4
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

あからさまに競争の原理を学校教育に持ち込む学力テスト。
しかもその主導や統括が一般の企業。
子どもはたんに金儲けの対象でしかないのかと異論が噴出していました。

上記ニュースにもあるように、
今では子どもはもとより、教育もさしおいて「政治」に問題が移っているようです。
こうした時って、結局一番の犠牲者は子どもなんですよね、、、

本当に願う事は何か?
子どもたちが学ぶ事を自らが求める教育を思い出す事ではないでしょうか?
そう、フルスイングのように。
高畠先生が遺した言葉。
胸に沁みました。
NHKでアンコール放送、観ながら涙ポロポロ。
「気力」。
高畠先生直筆の、それこそ気力溢れる文字をみながら、
その偉業と遺したものの大きさと、これからの歩む道を考えたものです。
教育とは巣立ったとの生き方にも責任を持つ事なのでしょうね。
心して自分を律する必要を感じたものです。

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2008.12.24

勉強が出来る事って、頭がいいってこと?

勉強が出来る? 頭がいい?と言うエントリーをTAKESANさんが書かれています。
元ネタを辿ると勉強が出来る=頭がいい?と言うエントリーでした。
元の記事と、それにトラックバックしてある記事、またTAKESANさんの記事を読みながら,私もチョイト考えました。
勉強が出来ることと頭がいい事は同じか???って。
TAKESANさんはいつもの用に詳細に分析なさっています。

さて私は。
うううううう〜〜〜ん。です。
多分,一般的な答えは「勉強が出来る事は頭がいいが、頭がいい事は必ずしも勉強が出来る事ではない」と言う事になるのかな????
能力っていろんなものがあるのだから、単純に二分法で分けることなんて出来ないのでは???
また、人によっての発達段階って差があるから。
ある時点での瞬間最大値は天才ってこともありえるかな???
なんて思って読んでいました。
元ネタのように「出来ないものの負け犬の遠吠えか?」なんて書かれると、結局結論なんてそこに行き着くのかな???そこへしか行きようがないのかな???と思ってしまいますが。
つまり、自称(他称)頭のいいと思っている人が「勉強なんて関係無いさ」って言えばむかつく。
自称(他称)、勉強に自信が無い人が言えば、負け犬の遠吠えってことになるわけで、
結局,結論は出ないってことかぁ。

それで、それで、、、
これを読みながら、ちょっと閑話。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以前、友達とこんなことを話していました。
「何が腹立つって、顔を見ながら女は顔じゃないよ、性格だよ,愛嬌だよって言われる事だよね。」

これって、どう解釈したらいいぃ???
と、さんざん二人で話していました。
男性が言ったのなら、今なら即セクハラもんだねぇ。
女性ならば二通り。
言う方が美人だったら、チョーむかつく。
言う方がそれなりの人だったら,気休めでお互いに痛みを分け合うってことか???
これまた腹が立つ、、、わなぁ。
ううううう〜〜〜〜ん。
結局、「美人が得」ってことなんだよね。
認めろってことか???
うううう〜〜〜〜ん。
悔しいぃいいい
って言っていたのです。
ははは
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
閑話休題。
書かれている皆さんも,
勉強だけが人生ではない、とは思いながらも、、、デモデモってところが悩ましいのでしょうね。


そして、
私は、この記事を読みながら更に思った事は、
だから教育って大切なんだよな、、、ってことです。
勉強が出来る、理解する事にだけ焦点を絞るなら、これは教える側のスキルって言うのもかなり問われますね。
随分前に読んで、それから本棚にしまい込んでいたのですが、ゆえあって先日,本棚から出してきた本のタイトルは「子どもはどこでつまずくか」
この本の中にとても興味深いエピソードを心理学者の波多野誼余夫さんが書かれていました。
内容の要約は私が勝手に纏めましたので、興味のある方は直接,この本に当たる事をお薦めします。
では要約。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
算数の時間。
飴が5個あります。お母さんがさらに足してくれて8個になりました。
お母さんは何個足してくれましたか?
と言う質問に,ある子が次のように答えた。
「どうしてそんな事聞くの?お母さんは、はじめから足してくれた個数を知っていたのでしょう?」
と。
子どもにとっては、初めからお母さんは知っていたのに、そんな知っている事をどうして聞くのか不思議なのですね、、、
そこで担任は「お母さんは袋から取り出した」と説明を加えた所,納得して、その子は正解にたどり着いた。

子どもにとっての不思議と大人の当たり前は、かなり差があることを、教える側は十分に承知知る事が大切である。
適宜,指導していく事で子どもは飛躍的に伸びていく、、、、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
勉強が出来るできないのそもそもは、初期の段階で、褒める事や体験する事を通して、「やる気」を出させ,自信を持たせる事が左右する。
と、言うものです。

なるほど。
私には思い当たる節がやまほどあります。
子どもは、少なくとも今,学校で学んでいる教科を理解する能力は持っていると私は思います。
それを開花させるのは大人の指導ですが、
それは、いきおい早期教育に繋がるものでは決してないことを、ここでハッキリと波多野さんは述べていらっしゃいます。


と,言う事で、
勉強が出来ると頭はいいの論争(?)の行き着く先は私には分かりませんが、、、

個人的には、歳を取ると物忘れがひどくなり、新しい事が覚えられなくなり、理解力が減り、、、
と、ガッカリの私です。
こんな私ですが自分では、そんなに頭が悪いとは悲観していないのだが、、、
まぁ,人並みかと思っていますが、、、
(歳のせいにするなぁ====と私の歳が私に言う。ははは〜〜〜)

さてさて、どうなんだろ???

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2008.12.23

大学の経営破綻から(内田樹さんの記事より)

大学は市場に選別されるのか?と言うタイトルの内田さんの記事は面白かった、、、
内田さんの経済に関しての提言(?)や政治への箴言(ご本人は箴言なんて思ってはいないだろうが)には、疑問を呈すること大の私ですが,教育に関しては是とすることも大です。
と,言う事で元ネタの内田さんの記事。
「構造改革特区制度を利用して、株式会社が設立したLCA大学院大学(大阪市、学長・山崎正和中央教育審議会会長)が平成21年度の学生募集を停止することが17日、分かった。
学生数が定員を大幅に割り込み、経営難に陥っていた。」と言う新聞記事をもとに、素朴な疑問を2つ挙げています。
その2つが面白い。
まず1つ目は、
「一つは「企業経営を教える大学」が企業経営に失敗した場合、その大学で教えていた教育「商品」は無価値であったと推論することを防ぐことができるかどうか、防げるとすればどのようなロジックによってか、という問いである。」
と言う些か(本当は全部)皮肉を入れての自問自答形式で話を始めています。
そして、結論は
「企業経営を教えていた当の大学が経営破綻したという事実から私たちが引き出しうるのは、「教育にビジネスのロジックは適用できない」という言明である。」
と,言うとても納得いくものでした。
私も「そうだそうだ,,,」と思いながら読みました。
確かに教育に資本の論理は無用です。
儲けから無縁であるところに教育の有意性であると思います。

さて、次に第二。
「この破綻した大学の学長が「中央教育審議会会長」であるという事実にかかわるものである。
教育にかかわる国策の根本を議する審議会の長が経営破綻した大学にかかわっていた。
この事実から私たち大学人が引き出しうる実践的な(「にべもない」)教訓は「中教審の答申を真に受けて大学の制度改革に走ると危ないかも・・・」ということである。」

ふむふむ。
まさにここに教育の荒廃があると私も思います。
中教審の言う事をまともに受けて大学制度改革をしても、結局,競争原理ですべてが疲弊して何も残らないと言う事でしょうか???

大学も競争化と言うエントリーを挙げたのは一年前です。
そのとき,私は以下のように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「聖域なき財政改革」のもと、国立大学が法人化、そして予算削減、大学の差別化と突き進んでいったわけです。
当然、大学のそもそもの研究、とくに基礎研究は日があたらなくなりました。
基礎研究がないがしろにされれば、またまた理の当然で、積み上げられる研究も底の浅いものになります。
教育は長い時間をかけて花が咲き、実が残ります。
今、その教育が小学校から大学に至るまで、
競争原理に貫かれ、促成栽培のようにすぐに結果が出るものだけが重視されるような流れが出来ています。
大切なものがドンドン失われていくようです。
この国の未来を思うとき、
本来の教育のあり得るべき姿に早く経ち戻すことが急務と感じます。
つまり、
教育の独立と財政の保障です!!!

教育はすべからく深く、広く、豊かに
です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

教育の成果が出る前に自らの論理が破綻してしまった教育再生会議のあり方。
ここから導く教訓は重大です!!!

結局、
教育に資本の論理はなじまない!!!
ことの見直しを図る時期ではないでしょうか?

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2008.12.22

今年の科学の成果

今年の科学の成果、1位はiPS細胞 サイエンス誌と言うニュース。
やっぱり。
という所ですね。
本当に実用化されたら画期的。

なお、今年の科学成果トップ10は以下の通りだそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(1)細胞の初期化

(2)太陽系外惑星の観測成功

—がん遺伝子変異の網羅的解析

—新しい高温超伝導物質

—活動中のたんぱく質の観察

—余った電力を蓄える新触媒の開発

—胚(はい)の発生する様子を撮影

—「良い」脂肪と「悪い」脂肪の解明

—陽子など粒子の質量を精密計算

—ゲノム(全遺伝情報)解析の高速化・低コスト化
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
個人的には国際観測チーム、太陽系外の3惑星の直接撮影に成功(2008/11/21)が夢溢れていて好きです。
あと、「ゲノム(全遺伝情報)解析の高速化・低コスト化 」。
これはもう技術の進歩って凄いと驚嘆。
先日も和田昭允先生の講義で、如何にゲノム解析が早く低コストになったかを聴きました。
一番はじめは一人4000万円。今では100万円。2年後には10万円で全ゲノムが解析できると言う内容を聴きました。
ただ、ゲノム解析は技術の進歩でドンドン進んでいるが、分析はまだまだだそうです。
今後は、こうした情報を分析する分野が開拓される事と思います。
ENIACで戦時中コンピュターを操作していた女性数学者たちのように、コンピュターによる情報、それも平和と医学、工学,あらゆる分野にわたり、これからますます女性の仕事も開発されるのではと期待しています、、、

技術と言う意味では「がん遺伝子変異の網羅的解析」も凄いです。
この「網羅的解析」と言うのはFocused-methodやTargeted-methodとともに分析手法としては確立したものですが、
「がん遺伝子変異」というところが今後に繋がるので,創薬や予防に光が見えてきますね、、、

それにしても、
やはり科学の日進月歩の進みに、ワクワクするばかりです、、、

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2008.12.18

小粋な入試問題

「もしあなたが鳥なら?」英名門大の入試と言うココログニュースを見ました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イギリス名門大学の入試問題に注目が集まっている。「小説と詩のどちらが好みか」(オックスフォード大学)、「あなたが仮にカササギ(鳥)なら何をするか」(ケンブリッジ大学)など、紋切り型の受験知識では答えられないユニークな問題が出題されたのだ。勉強で得た知識の量ではなく、受験生自身の「考える力」を見極めようというのが、大学側の狙いだ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
だそうです。

確かに入試問題って、面白いし、質が高いですね。
予備校や塾の模擬試験は、どうしても基礎知識と応用力を問う問題が多くて「はずせない」のですが、
入試はユニークで艶やかな問題を受験生に付きつけてくるので、たまらなく面白い問題がよくあります。
以前、
よ〜く見れば楽しい入試問題
やっぱり面白い入試問題と言うタイトルでエントリーを挙げた事があります。
このとき,友人からメールがきて「早く答えを教えて」とせっつかれたのですが、
実は、こうした粋な問題は好きな方が多いようですね。

粋な問題と言えば、かなり受けているのは、
やはり、
1995年京大後期文系第4問、
でしょうか???
ちょっと古いのですが、、、
でも、みてみましょう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
自然数 n の関数 f(n),g(n) を
f(n) = nを7で割った余り,
g(n) = f(Σ[k=1,7](k^n))
によって定める.
(1) すべての自然数 n に対して f(n7) = f(n) を示せ.
(2) あなたの好きな自然数 n を一つ決めて g(n) を求めよ.
  その g(n) の値をこの設問(2)におけるあなたの得点とする.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(2) あなたの好きな自然数 n を一つ決めて g(n) を求めよ.
  その g(n) の値をこの設問(2)におけるあなたの得点とする.
と言うこの部分が、多くの入試マニア(?)の心をくすぐっているようです。

私なんか,こんな事書かれたら、もう100とか入れてしまいそう。
ははは〜〜〜答えの気になる方は過去問集などをご覧下さい。

ちなみに京大は整数問題が多い事で有名です。
論理と思考と発想を問う問題で受験生の柔軟さを試しているのでしょうか???

いずれにしても、
これから本格的な受験シーズン。
受験生の皆さんは、体調管理はしっかりなさって下さいね。

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2008.12.16

数学の歴史、、、学びつつ

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数学の歴史

人類が「数」を今のような形に発展させるまでには
長い歴史と多くの天才が必要でした。
まず、そもそもの数の始まりは「量」からです。
自然に有るもの、実在するものを固まりとして認識することを私たちの祖先は見つけました。それは偶然であったり、必要に応じてでした。
例えば山に木があるとします。この木のそれぞれが高さ、重さ、体積、表面積、、、などいろいろの側面を持っています。
この一つ一つの違いを
1、比較する
2、差をみつける
という操作を考案しました。
そこから、思考はドンドンひろがり、やがて量は数を生み出します。これは飛躍的なことでした。
集合の「数」、順番を表す「数」が同じであることを発見するのに人類は相当の時間を費やしました。
次に連続量(長さ、重さなど連続していて最小のものが存在しない)、分離量(人数、本数など最小=1が存在する)というように量の分類を行いました。
さらに、外延量(そのまま足せる)内包量(単位当たりの量でそのまま足せない)の分類も行われ「数学」が確立していきます。
その後、「正、負の数」「実数、虚数」と広がり、天文学の発達とともに指数まで拡張していきます。
その歴史を辿るだけでも、先人たちの苦労と汗、そして知恵の上に立っている事をあらためて思います。
長い時間の流れとともに発達して来た「量と数」の話でした。下の図は「算数大好きにする意味の授業26章」(あゆみ出版)P203を参考にして作りました。なお、この本はとても読みやすく書かれています。

瀬戸智子の実験教室から引用。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今、もう一度読み直しているんです「算数大好きにする意味の授業26章」という本を。

当たり前に思っていた足し算、引き算。そしてかけ算に割り算。
その一つひとつに意味があります。
ところが学校教育の中では、その意味をみんなすっ飛ばして、ゴチャゴチャに足し算を引き算を。
かけ算割り算を教えます。
結果、子どもたちは混乱していくのですが、、、
ではどこで、どう躓いていくのか???
これは子どもたちと私自身の躓きでもあります。
そういう事で、もう一度見直している私です。
何回読んでも目からウロコ。
ポロポロです。
以前、実験教室のホームページを作る時に書いた記事をそのまま上に引用しました。
これからも折りに触れて、書き足していきたいと思います。
興味のある方は是非ご覧下さい。


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脂質メタボロームの研究

脂質メタボロームについて講義をうけてきました。
脂質の生理的・生化学的な役割は、生体膜の抗し得成分であること、エネルギー分子であることに加えて、
整理活性メディエーターであることが重要です。
相変わらず、難しい講義でチンプンカンプンだったのですが、
今回の講義でとても興味を惹かれたのは「技術の進歩」が如何に画期的な成果を生み出しているかと言う事を改めて知りました。
その技術は2002年のノーベル化学賞の田中耕一さんの「ソフトレーザー脱離イオン化法」と、
ジョン・フェン博士のエレクトロスプレーイオン化法だそうです。
この二人の業績によって、今まではゲノムとトランスクリプトーム(つまり遺伝子とm-RNA)までの研究が、
プロテオームとメタボローム(つまりタンパク質と代謝物)まで格段に分析されるようになったとのこと。
ただ、こうした技術の発達で、ドンドンと情報は出てくるのですが、
その解析がまだまだ間に合っていない現状。
データーバンクも漸く立ち上がりつつあるそうです。

今後の研究や動向に注目しつつ、
いずれガンやらアトピーやらやら、、、
いろんな病気の克服の為の創薬に貢献出来る日が来るものと期待しています。

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2008.12.14

見る事ができたらいいなぁ、ふたご座流星群

今日はふたご座流星群が出現する日なのですが、天気はイマイチですね、、、
先日まで暖かい日が続いたのですが、昨日の雨でめっきり寒くなりました。
夜の冷え込みは辛い。
が、
ふたご座流星群は安定しているので、興味ある方は是非ご覧下さい。

さて、さっき読んで2年前の雑誌にたまたま第一世代星についての説明がありました。
読み込んでいるうちに、いつのまにか遠いとおい140億万年前と言われるビッグバンに心が馳せます。
そして約38万円年後の水素ガス中性化の「宇宙の晴れ上がり」
その後の第一世代星の誕生。
続く太陽の誕生、、、
などなど。
宇宙の話が展開される中、その観測の拠点になった望遠鏡の話なども織り込まれていて、
天文にかける人々の思いと夢を楽しく読みました。

本当に広大な宇宙。
その中の太陽系の、その惑星の地球。
私たちは、すごいすごいすごい気の遠くなるような偶然の中で、
それでも必然として「ここにいる」のですね。
不思議を思い、
そして、知りたいという溢れるような思いを込めて、
今晩は星を見ていこうと思っています。

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2008.12.11

ノーベル賞授賞式

ノーベル賞授賞式開催、日本人受賞者らが受賞と言う事で、
改めておめでとうございます!!!

益川さんも無事、日本語での講演をなさったようで、なんだか私までホッ。
基礎教育の大切さ、また平和の尊さなどを語られたとか、、、
いつか機会があれば、じかにお話を伺いたいものです。

科学と技術の発達は日進月歩。
生きたがん細胞だけ発光=東大などが蛍光分子開発−早期診断・治療に期待なんて報道をみると、
本当に凄いな、、、と思います。
あるいはちょっと前の記事ですがヒトたんぱく質を簡単に合成=全遺伝子の7割で可能に−産総研など技術開発なんてニュースをみると頭がクラクラ。
ヒトゲノムの解析ってほんのちょっと前だったのに、、、
うううう〜〜〜ん。
凄すぎて、ついていくのにヤットコサです。
が、
いずれにしても、
素晴らしい研究や開発がなされ、地球環境や生物にとってよりよい方向に行く事を祈りながら、、、
日々のサイエンスニュースを追っています。

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2008.12.10

教科書検定は透明化できるか??

<教科書検定>概要公表へ 議事録は作らず 文科省と言うニュースを読みました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
非公開としてきた教科書検定の審議内容について、検定終了後に概要を公表することを盛り込んだ検定制度の改定案をまとめ、教科用図書検定調査審議会の作業部会で了承された。来年度の検定から適用される見通し。昨年、沖縄戦の集団自決を巡る高校教科書検定で審議の密室性に批判が集まったことなどを受けた措置だが、議事録は作成せず詳細は公開しないため、さらなる公開を求める声も出そうだ。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これに関しては上記新聞社が社説も出しています。
それによると、
やはり透明性をはかるためには公開、その後の議事録の提出など、まだまだ道のりは遠い感がします。

教科書は学校教育の根幹、基本です。
この教科書が今までのように密室で作られていたことへの反省から、「透明性」を打ち出した文科省には、
いっていの評価をしつつも、
さらに中身が充実していく事を望みます。

なお、教科書検定については以前、かなり調べたので、過去のエントリーを以下にあげておきます。
お時間がおありでしたら是非ご覧下さい。
教科書検定
教科書特殊指定廃止
検定教科書の歴史

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数学・理科の国際調査から

日本の子どもの得点微増 数学・理科の国際調査と言うニュース。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
調査の名称は国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)。問題は基礎学力をみるものが中心で、全体の平均点が500点になるよう換算されている。
日本の小4算数の平均得点は568点で前回03年より3点増。1位の香港とは39点差だった。小4理科は548点で5点増、1位のシンガポールとは39点差。中2では、数学は570点で前回と変わらず、理科は554点の2点増。1位国との差はそれぞれ28点、13点だった。
得点で4分割した最も高得点の層(625点以上)の割合は、小4の算数23%、理科12%、中2数学26%、理科17%。四つの調査中二つで世界1位だったシンガポールと比べると、こうした高得点層の割合は2分の1から3分の1程度にとどまっている。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この調査だけでは何も言えませんが、
微増でもそれが子どもたちの自信につなぐことができたら良いなと思います。
ただ、教育するが側が、子どもたちをガンジガラメにすることがないように願うばかり。
学力テストの成績開示をせまる大阪の橋下知事。
討論会でまた教員批判 「教育には競争必要」なんてにゅーすを見ると、
些か不安にもなります、、、
教育に競争、、、ねぇ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「社会に出たら全部競争。競争を否定して、競争の荒波に子どもたちを放り投げて後は知らん顔する。一部の教員の無責任な態度だ」「できる子には競争してもらう。だけどできない子は絶対に救います」と理解を求めた。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そりゃ、比べることも必要でしょうが、何と比べるかって言うと、
自分の過去と、今の自分の成長を比べることじゃないかな???
と、思うのですよ。
決して他人の成績と比べる、競争することではない。
就学時期に他人との比較に暴露される子どもたちが、人間として健全に育つのだろうか?
弱者へのいたわりとか、思いやり。
自分ではない「他」という存在への敬意。
そして、何にもまして、自分自身が挫折したときの拠り所を何に求めるのか???

橋下さんの乱暴な教育論からは、そうしたきめ細かさが一つも伺えません。

「他人の物指し 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな」
相田みつおさんの言葉です。
教育って、そんなことを教え育てることが大切では、、、と思うのですが。

さてさて。
どうなんでしょう???

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2008.12.09

科学の大衆化

「科学は社会に於けるイデオロギー・上部構造であったが、この社会的所産は、社会が所有する一種の財産(文化財とも呼ばれる)の性質を持っているのである。」
と、述べたのは戸坂潤です。

前のエントリーネットってアゴラですねに示唆にとむコメントを多く頂きました。
なかでも私自身が考えさせられたのは「科学の大衆化」についてです。
そもそもはひえたろうさんのエントリーで紹介されていた大衆の反逆と言う本を受けて、愚樵さんから頂いたコメントに触発されています。
最初のコメントでは愚樵さんの拘り、問題意識がどこにあるのか分からなかったのですが、直近(12月9日 8時46分)のコメントを読んで、漸く納得いたしました。
なるほど。
愚樵さんの問題意識は「そこにあったのか」と。
では「そこ」とは何か?
これに関しては私がへんに要約するよりは、愚樵さんのコメントをそのままご覧下さい。
さて、
私はこのコメントを読みながら思い出したのは、もちろん戸坂潤です。
戸坂潤の科学論
早速本棚から取り出して来て、読みました。
とくに「五 科学と社会」の科学の大衆化についてです。
青空文庫に全文がありますのでお時間のある方はどうぞご覧ください。
格調高いです。

と、言う事でこれからは科学の大衆化について戸坂をなぞってみたいと思います。

「今特に科学の大衆性に就いて分析しておく必要がある。というのは、科学は社会に於けるイデオロギー・上部構造であったが、この社会的所産は、社会が所有する一種の財産(文化財とも呼ばれる)の性質を持っているのである。今この財産の所有関係から、科学を見よう。」

まず、
戸坂は財産(社会が保有する財産と言う意味)の所有について述べていきます。
過去において「科学(一般に文化も亦)は決して人類全般、社会全般のものではなくて、或る特定の而も支配的な社会階級乃至社会身分の、占有物だったのである。」と言います。
そして、
科学を所有し、かつ利用するのは政治的な支配権を握った社会層であると戸坂は分析します。
それについて以下のように述べます。

「科学が支配者の占有物だというこの一見非文化的な社会現象は、資本主義の文化に這入っても少しもその本質を改めなかった。資本制によって支配壇上に登場したものは、少数の封建君主・貴族・僧侶達に代った多数の市民であったが、併しそれにも増して多数の無産者が、依然としてそして又愈々、被支配者の深い層を形成しなければならなかった。之が今日の科学の所謂ブルジョア的階級性に他ならない。——階級的社会支配が存在する限り、科学は支配者の占有物に止まる(少くとも夫が対立科学—— Oppositionswissenschaft でない限りは)。即ちその限り科学は大衆化されず大衆性を有つことが出来ない。」

つまり、
科学の大衆化とはとりもなおさず階級闘争であると言うのです。
科学はいまだ、大衆・庶民のものではない。
なお獲得の為の闘争を必要とする。
して、大衆化において注意すべき事は通俗化ではない、と申し添えています。
では大衆化と通俗化を見ていきましょう。
ちょっと長いのですが、全て必要なので以下に掲載します。

「だが科学の大衆化・大衆性と云ったが、之は必ずしも科学の通俗化のことでもなければ、まして又卑俗化のことでもない。元来通俗(popular)ということは、支配階級自身を標準として計った社会全般(people)の平均値のことであって、従ってブルジョア社会に於て通俗と呼ばれるものは、実はブルジョアジー自身の通俗性を物語るものに他ならぬ。処がこの支配者層は今も見たように、決して社会大衆ではなかった。——又卑俗ということが、この通俗ということを感情的に云い表わした一つの表現である限りは、この言葉も亦支配者的観点に立ってしか内容を持たないものである。云うまでもなく之は大衆性とは全く別な規定だ。
 大衆化とは併し、科学なら科学という事物を、与えられた多数者の平均水準にまで近づける(恐らく低めることによって)ことではなくて、却って、与えられた多数者をこの科学にまで近づけるべく(恐らく高めることによって)組織することである。大衆化とは多衆を組織化することだ。多数者を大衆にまで組織化すことによって、初めて科学がこの大衆みずからのものとして所有され利用されるということが、科学の大衆化・大衆性の唯一の意味なのである。だから例えばブルジョア科学を大衆化すると云ったような言葉は、元来無意味なので、ここから、唯一の大衆的科学は所謂「プロレタリア科学」の他にはあり得ない、という結論にまで来るのである。」

なるほど。
なるほど。
もう一度確認。
「与えられた多数者の平均水準にまで近づける(恐らく低めることによって)ことではなくて、却って、与えられた多数者をこの科学にまで近づけるべく(恐らく高めることによって)組織することである。」

そうなんですね。
さらに科学と大衆に付いてはイデオロギーの論理学に詳しく述べられています。
ここではまず「大衆」とは何かが述べれています。
そして科学を語るにあたり、通俗化、報道化、実際化について分析を試み、以下のように現状を述べます。

「かくて科学の大衆化は、通俗化・報道化・実際化——要するに普及化——である理由が無かった。併し之は寧ろ初めからそうありそうなことであったのである。何故なら、大衆化とは階級化であったのに、今まで挙げた様々な普及化は必ずしも階級との関係を示す必要はなかったからであり、又、科学の大衆性が、科学概念を批判・変革する程、科学にとって根本的なものである約束であったのに、科学のかの普及化は、科学のもつ真理価値——科学のこの根本的なるもの——へ何の変化をも影響しないのだから。普及化は超階級的啓蒙であり、超価値的啓蒙であった。大衆化は然るに、そうではない。」
こうした未だ、成熟しない大衆化の中にあって、科学は如何にあるべきか?
その後、政治との帰着をみながら、戸坂は最後に以下のように纏める。
「科学の大衆性は、論理の階級性の一つの名に外ならない*。そして論理の階級性は、科学の階級性の最も優越な顕著な場合であるだろう**。科学の大衆性とは、かくて科学の階級性の一つの実質であった。」と。

これは1930年に書かれたものです。
それから80年近く経ったいまなお、新しい。
科学が社会に果たすべき役割、それを利用するものの意識の高まり、などなど深く考えさせられました。
愚樵さんの思いにはまだ達していない私ですが、
愚樵さんの抱える歯痒さにちょっと近づけた気がします、、、

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2008.12.08

外国人籍の子どもの就学について

国籍法を巡る法律改正について国会を中心にネット界でも討論・議論があちこちで盛り上がっています。
私個人は、この問題は改正案には同意の立場ですが、今後も注意深く見ていきたいと思っています。
さて、今日は国籍法とは別に「外国籍の子どもたちの就学状況」について調べてみました。
外国人集住都市会議が中心になってこの問題を取り上げるようになったのは、つい最近の2005年です。(四日市で開催)
この会議で「政府の規制改革要望書」に就学義務化の項目も入ったのです。
そして17の自治体で外国人労働者の定住化には子どもの就学義務化も打ち出しました。
が、
外国人の権利を保障しようと考えている論者の中でも「子どもの就学」については疑問が出されたりと、未だ停滞している現状です。
では以下に現実の数字と、法律的解釈の変遷と国際的な関わりを見ていきます。
まず数字。
外国籍の子どもの不就学は1.1%(2005年)です。しかし不明は17.5%です。
転居や出国などの理由で調査できないことが大きな理由です。
また理由のもう一つに外国籍の子どもたちの就学は法律上義務化されていないことがあります。
学校教育法では外国人学校は「学校」とはみなされていません。
ゆえに公的支援もされていません。
まず外国人学校の法的整備を確立することが前提です。
また日本の公教育は、教育基本法改正に伴い愛国心教育が前面に打ち出されるようになりました。外国の子どもたちに日の丸や君が代を伝えていく事はいかがなものかという論などが討論されています。
就学の概念が曖昧であったり、受け入れ皿の不備なども現状の一つです。

と言う事で、次に法律解釈の変遷を見ていきます。
日本国憲法26条。
「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。
2 すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」

この「すべての国民」に外国人が入るか否かと言う事に付いて、従来の解釈は「教育を受ける権利を社会権のなかに分類」するというものでした。
つまり「国民のみを対象」とするとのことです。日本が教育に責任を負うのは日本国籍の子どもたちだけである。外国籍の子どもたちは当該国が責任を負うという解釈でした。
ところが国際人権規約批准により、外国人の権利保障が一段と考量されるに至り、この就学義務化もクローズアップされました。
憲法解釈として「権利性質説」が出てきます。
外国人の権利が大幅に広がり深まりました。
が、まだこれだけでは就学義務化には至りません。
次に出てくるのは「教育を受ける権利」です。
この権利に関しては国際人権法からの展開が必要とされます。
国際人権A規約13条に「初等教育は義務」と定めています。
また「この権利は人種や皮膚の色や性、言語、宗教、政治的意見、、、、」など諸々において差別される事無く保障されると謳われています。
こうして、国際法上、外国籍の子どもたちにとっても就学の義務と保障がなされたのです。
文科省も2006年には就学手続きでの確認に外国人登録証明があってもなくても、一定の信頼出来る書類で、子どもたちに就学の門戸を開きました。
現実には、受け入れる日本の公教育が未だ整備が整っていないなどもあり、
どの学校を選択するか(日本の公教育が外国人学校)は保護者の選択に委ねられています。

と、言うことで初めに戻るならば、
ますます外国人学校の保障と日本の公教育での受け入れ方(言葉や慣習など)を見直す必要があります。
いずれにしても、
国籍の有無を問わず、一人の人間として成長発達の機会である教育を保障する事の大切さを望みながら、このエントリーを結びます。

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生命:隕石の衝突が起源か

生命:隕石の衝突が起源 物材研と東北大、実験に成功と言うニュース。
ワクワクします。
生命。
この神秘なもの。
未だ解明されないその起源。
なぜ?
どうして?
今、我々はここにあるのか?

多くの科学者、また哲学者をも含め、
人類はかかる謎に挑み、これからも挑むのでしょう、、、
その起源について。

その一つの足跡になるであろう実験が成功したという報には、
やはり目を輝かせ、胸がはやります。

続報に注目です!!!

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2008.11.27

小学校学習指導要領解説 理科編

小学校学習指導要領解説 理科編 と言うタイトルでapjさんが今年の10月末にエントリーを挙げていらっしゃいます。
私は以前の解説以降、今までに変わった経緯は、寡聞にして知らなかったのですが、apjさんから前の記事にコメントを頂き、教えていただきました。
と言う事で、apjさんに感謝しつつ、変更部分を読ませていただき、
私も早速「小学校学習指導要領解説」をネットで読み直しました。(2008年7月分)
pdfですが全文を読む事が可能です。
興味のある方は是非、ご覧下さい。

と言う事で、縷々みていきます。
まず第1章第1節で「改訂の経緯」が掲げられています。
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「21世紀は,新しい知識・情報・技術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる
領域での活動の基盤として飛躍的に重要性を増す,いわゆる「知識基盤社会」の時
代であると言われている。このような知識基盤社会化やグローバル化は,アイディ
アなど知識そのものや人材をめぐる国際競争を加速させる一方で,異なる文化や文
明との共存や国際協力の必要性を増大させている。このような状況において,確か
な学力,豊かな心,健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐくむことがま
すます重要になっている。
他方,OECD(経済協力開発機構)のPISA調査など各種の調査からは,我
が国の児童生徒については,例えば,
① 思考力・判断力・表現力等を問う読解力や記述式問題,知識・技能を活用す
る問題に課題,
② 読解力で成績分布の分散が拡大しており,その背景には家庭での学習時間な
どの学習意欲,学習習慣・生活習慣に課題,
③ 自分への自信の欠如や自らの将来への不安,体力の低下といった課題,
が見られるところである。
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そして、以下の観点に留意して改訂したと述べています。
2006年12月の教育基本法「改悪」が彷彿と思い出される様な文言が並んでいます、、、
科学教育と教育基本法
科学教育と教育基本法 その2
科学教育と教育基本法 その3
と、言うタイトルで当時2006年の4月に教育基本改正(私は改正と言うより改悪と思うのですが、、、、)について理科教育との関連で書き込みました。
今回の指導要領にも反映しているのは「科学技術立国」の思想かなぁ、と思いながら、
先に読み進みます。

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この答申においては,上記のような児童生徒の課題を踏まえ,
① 改正教育基本法等を踏まえた学習指導要領改訂
② 「生きる力」という理念の共有
③ 基礎的・基本的な知識・技能の習得
④ 思考力・判断力・表現力等の育成
⑤ 確かな学力を確立するために必要な授業時数の確保
⑥ 学習意欲の向上や学習習慣の確立
⑦ 豊かな心や健やかな体の育成のための指導の充実
を基本的な考え方として,各学校段階や各教科等にわたる学習指導要領の改善の方
向性が示された。
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ここでも、相変わらず「生きる力や豊かな心」が鏤めれていますね、、、

そして理科教育の定義を始めとしてその実際へと解説は進みます。
この部分に関してはapjさんのご指摘とおり、定義や捉え方は、
以前のものからみて格段の進歩というか前進だと思います。

ただ、第4章指導計画の作成と内容の取扱い
と言う具体的なあり方、とくに(4)の道徳教育との関わりに付いては、今後とも注意が必要かと思いながら解説を読みました。
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(4) 第1章総則の第1の2及び第3章道徳の第1に示す道徳教育の目標に基づ
き,道徳の時間などとの関連を考慮しながら,第3章道徳の第2に示す内容に
ついて,理科の特質に応じて適切な指導をすること。
学習指導要領の第1章総則の第1の2においては,「学校における道徳教育は,道
徳の時間を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳の時間はもと
かなめ
より,各教科,外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応
じて,児童の発達の段階を考慮して,適切な指導を行わなければならない」と規定さ
れている。
これを受けて,理科の指導においては,その特質に応じて,道徳について適切に指
導する必要があることを示すものである。
理科における道徳教育の指導においては,学習活動や学習態度への配慮,教師の態
度や行動による感化とともに,以下に示すような理科の目標と道徳教育との関連を明
確に意識しながら,適切な指導を行う必要がある。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
理科の目標と道徳の目標との関連ってナァ〜〜〜〜ニ???
これはかなり「教師への縛り」になるかと思いながら読み込んでいます。

いずれにしても、現場で如何に運用されるかが最も大事なことゆえ、
今後の成り行きを見守りたいと思います。

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2008.11.21

ブロガーの間で「科学論争」がブーム!?

ブロガーの間で「科学論争」がブーム!?と言う記事を見つけました。
あらあら、、、と思って読んでいたら、
なんとお馴染みのTAKESANさん発信の近頃の討論・議論ではないですか。
今、私は毎日が大忙しで、ニセ科学関連の記事はROM状態。
今回の件もザザッとは見ていたのですが、
いつのまにか、アチコチで話題になり、もう追いかける事をギブアップしていた矢先の、このニュース。
なるほど、なるほどと、
もう一度、中心ブログをいろいろ拝見させていただきました。
やはりニセ科学では私もいつも啓発されるお馴染みの黒猫さんがコメント欄で言われている事に私も同意。
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新規参入者による議論の活性化よりも、寧ろそれをきっかけとしてより多くの方々に前提となる知識を共有して戴くことのほうに、「ブーム」が周期的に起こることの総体的な意義はあるでしょう。
外側から視れば、たしかにネット界隈では定期的に科学論の議論が沸騰しているように見えますが、よく議論の内容を視ると、前提となる積み重ねられた知見を共有しないままに為された放言が波紋を呼んでいるだけ、と謂うことが多いわけで。
(黒猫さんのコメント原文ママ)
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この討論・議論が発端の一つとなり、多くの方に、今一度「ニセ科学とはナァ〜〜〜ニ?」とか、
「科学とは?」とかとか生産的な討論が出来るといいなぁと思います。
まず、その前提として論者の共通の認識と言うか出発点の共有が担保されていないと、
徒に労するだけで益がないことは、この間、多くの経験が語っています。
ニセ科学批判まとめ %作成中というFAQなどをまずは読んでから、討論参加していくと、確かに効率的に議論が構築されていくかもしれません。
とくに私個人は何故ニセ科学を批判するのかと言う事が最大の関心です。
FAQには以下の5つの点について説明があります。
1. 「ウソはいけない」という動機
2. 「結局損をするからやめよう」という動機
3. 「科学の発展を妨げる」という動機
4. 「社会が住み難くなるのは嫌だ」という動機
5. 「(初等的なレベルの)間違いが広まっているので,間違いを指摘しましたが何か?」

とくに3の 「科学の発展を妨げる」は重大です。

私は、今「ゲノムからタンパク質をよみとる」と言うテーマについて勉強しなおしています。
学んでいる内容はチンプンカンプン。
やっとやっと付いていっている(いや、付いていけないかも?)のですが、、、
さて、
講義では「未来の遺伝子工学への予測・展望」するにあたり、
かならず古典遺伝学の礎を学びます。
ダーウィンやメンデル、シュレジンガー、ポーリング。
そしてワトソンとクリック、、、、、です。
こうした先人たちの努力と、それを支えた多くの科学者(研究者や技術者)の業績の上に過去があり、
今があり、これからがあるのだと、
改めて思うのです。
科学は「連続の点」ということでしょうか。
連続はあるときは絡まり、あるときは後戻りするかもしれません。
が、
それでも続いているのです。
いきなり、ポォオオオオ====ンと出て来る「説」も例外なく「連続の検証」を必要とされるものだと考えます。

と言う事で、ここで元に戻るならニセ科学。
例として何時も挙るのは「水からの伝言」。
水に美しい言葉をなげかけると美しい結晶が出来ると言うアレです。
それで、
「おいおい、水に言葉がわかるかい?」と連続、構築してきた科学が提唱者に問う。
すると提唱者は答える。
「ポエムだよ、ポエム」と。
検証不能のポエムの部分に逃げ込まれては、あらあら科学じゃなかったの、となります。
これは科学の連続に加える事はできません。
提唱者自らも認めているのだから。
だがしかし、
したたかに科学の分野から飛び立ち、科学の連続をズダズダに切断することに逡巡しません。
また、こうしたニセ科学が今まで積み上げて来たものをバラバラにしようとさえしています、、、
これを、野放しにしていることや、その野放しを認めたり、譲ったりすることは、
科学そのもの後退であると言うことを、しっかりと認識することが肝要だと考えます。
その危惧を表明しているのが大阪大学の菊池さんを中心とした方々です。
社会に警鐘を鳴らすと言う意味で、とても意義深い事と、敬意を表しています。

さてさて、
上のFAQには書かれていませんが、ニセ科学を糾弾する必要がある理由に、
「自分で考える事を放棄するようになる、と言う害悪」があろうかと思います。

水に善悪を判断してもらう、
これは、自分で考える事を「水」に譲るということです。
相対主義的な理科教育と言うタイトルのエントリーを以前挙げた事があります。
初等中等教育に関する提言と言う物理学会の提言を中心に論評を加えました。
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「自然の特性は人間と無関係に自然の中に存在するのではなく、人間がそれを見通して発想し、観察、実験などによって検討し承認したものであり、自然の特性は人間の創造の産物である。」と言うのです。
そしてこの指導は2002年度から教育の現場に取り入れられました。
「科学の理論や法則は科学者という人間が創造した物」であると言う相対主義的な科学観に立脚した理科教育は、絶対的な真理や知識をを教えることを放棄。子どもの生活体験や経験、概念を重視する方向へと進みました。
「自然の規則性や法則性はア・プリオリに自然の中に埋め込まれているのではなく、人間が働きかけることにより創り出していくものである」と強調するのは「改訂小学校学習指導要領の展開理科編」を作成した日置光久さん。
これは自然科学を自分の都合のいいように解釈していくものです。
ある予想(仮説)をたて、それに基づき実験・観察してその結果から仮説が正しいか否かを判断していく方法は普通、科学では取り入れられているやり方です。
結果が違えば仮説をもう一度考察しなおし、
また新たに実験・観察をしていく、、、
そうした過程の中で自然の規則や仕組みが解明されて来ます。
しかし、今、学校教育の中での理科教育は、
「観察・実験の結果が違ってもいいんだよ。
自分が最初に立てた仮説こそが正しい」とするものです。
つまり結論は先にあるのです。
この結論に結びつく物だけが正しく、そうでない物は捨て去られていくという論理の展開はまさにニセ科学への道に繋がるものだと思います。
もちろん科学は全てを網羅することはできません。
ある条件で正であっても別の条件では成り立たないことはよくあります。
白か黒か二者択一という単純なものではありません。
しかし、先にあげた相対的理科教育ではあらゆる物事を単純にラベル貼りしてそれ以上考察を深める作業は捨て去られます。
これは論理学で本質を導くためと称して捨象・抽象を安易に行う場合に似ています。
では、今私たちが出来ることは何か?
それは身近な現場での「相対主義的な構成主義理科教育」の存在に気づき、警鐘を鳴らしていくことです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この思いは今も同じです。

ニセ科学を批判する事は、とりもなおさず科学そのものの健全であろう姿を守る事であり、
また教育、つまり自分の頭で考え、判断することを守っていく事では、と強く思うものです。


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あゆさんの「リア王」から

いつもコメントを下さるあゆさんがとても素敵なエントリーを挙げられたのでご紹介!
その名もリア王
リア王と言えばシェークスピア。
タイトルを見て、初めは文学論かと思ったのですが、
内容は社会問題でした。
全体は7章にわたり、戦争と平和について書かれています。
まず東京裁判。
次に当時の軍について。
続いて当時の庶民の感覚をポピュリズム、マスコミと分析。
最後の6と7は政治家と天皇についてです。
こうして分析を試みたあと、あゆさんの感想が縷々書かれています。
私は歴史は事細かに分析・検討をしたことがないので、
あゆさんのように縦横にわたり書いて下さると、とても分かりやすく、刺激になりました。
そして、
最後のあゆさんの思いには共感をよせるものです。
〜〜〜誰もが自分らしく生きられますように〜〜〜

本当に。そのとおりですね。

さて、タイトルのリア王が、ここにきていきいきと蘇ります。
本当の敵は何か?だれか?
甘い言葉の裏にある真意は何か?
そして、
いつか、狂気へと誘っていくかもしれない時代の意思があるとしたら、
今、
天才シェークスピアを改めて読む直す事も、また必要かと、、、、、

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2008.11.19

吉井勇と小林一茶

〜〜〜句を讀みて泣かむか世をば怒らむか 一茶はまこと寒く生きたり〜〜
吉井勇の歌です。
今日11月19日は歌人吉井勇と俳人小林一茶の命日です。

吉井勇と言えば祗園。
「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のなかるる」

以前の記事にも書いたように、
この歌、音に出すほどに風情があります。
「かにかくに」とは「とにかく」と言う意味です。
とにかく、祗園は良い。
祗園は恋し。
と詠っています。
表の喧噪をはずれて、ちょっと小路に入ると、時間がクルクルと逆戻りするような感覚になるのが京都です。
白川沿いの家並みと流れる川のそそとした音が思い出されます。
川と同じように時間はゆっくりと豊かに流れます。

吉井勇は祗園とお酒とそして文学を愛しました。
鴨川のほとりを歩き、あるき、、、
ちょっと足を伸ばして先人の縁の神社や仏閣を訪れ、
さらに懐ふかい京都人の人情にふれて、
彼の作品は出来上がったのでしょうか、、、

読むほどに、あの景色、この情景と思いが飛びかう京。
そして、祗園の人々もまた吉井勇を愛し続けています。

一方、一茶の方は吉井勇のような華やかさはありません。
その生涯も悲しいし辛い。
と、私は思うのだが、
本人一茶は己の運命に対して敢然と闘い、受け入れ、そして超えたと思います。
〜〜露の世は 露の世ながら さりながら〜〜
辞世の句と言われています。

この世は露のようなものである。
が、露なら露のように、露らしく、、、
そんな生き方を徹した一茶。
一茶を思うと、ちょっ思いが沈みがちになる私ですが、
それは、半分の一茶なのだろうと自分で思っています。
ユーモアがあって、お茶目で、豊かな感性をもってして家族を愛し、
生き抜けた一茶というのも、また真の姿の一つだから、、、

今日11月19日。
吉井勇と小林一茶の命日です。

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2008.11.18

科学の進歩アレコレと

ブログも書くロボットが話題(?)。
凄いものだ、、、
ついにロボットが執筆活動する時代到来ですかぁ。
ロボットと言えば私の中ではアシモフですが、
今日は「文を書く」という事に焦点をあてて無限の猿定理
つまり、〜〜猿がタイプライターの鍵盤を無限の長さの期間ランダムに叩きつづければ、「ほとんど確実に」所望のテクストを打ち出すことになる。たとえそれがウィリアム・シェイクスピアの全作品であろうとも〜〜。というアレです。

これは進化の問題として方々で議論されているようです。
ヒトとチンパンジーのゲノムは殆ど同じと言う事が分かって、大きな波紋を呼んだ時代もありました。
が、
今や、ゲノム解析からさらに一歩踏み込み、
オミック・スペースと言う概念が確立されようとしています。
そこでは、
機能から、さらに病気の治療や予防、そしてネットビジネスにまで進んでいます。
まさに「情報の時代」です。

「従来から研究者達は,オミックスの各 階層(ゲノム,プロテオームなど)の 各研究分野に自分の専門領域を見つけ て個別に成果を出そうとする傾向にあ るが,まとまった体系として全体を理 解しないかぎり本質は見えてこない。」 と述べるのはオミック・スペース提唱者の和田昭允さん

実は先日、和田先生の講義をじかに聞くことが出来ました。
内容の殆どは『宝は学際にあり~生命王国/物質帝国では~』 と言う昨年、第1回日本物理学会キャリア支援センターシンポジウムでの講義と同じでした。
視野を広く、視点を高くと、、、初めに聴いている私たちにご自分の経験とともに、
先人たちの偉業や苦労、それを乗り越えてきた話などを、とても分かりやすく、また迫力をもって話してくださいました。

人類が今、到達している所、
そして、これから目指すところ。
思いを新たにしたものです。

猿はひょとっしたら素晴らしい文学を生み出すことができるかもしれない。
だがしかし、
今は、その膨大な確率の1を待つよりは、
ゲノムの文章を読み、そして、それが何を意味し、何に役に立つか?
を、学ぶことができたらと思いました。

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2008.11.14

そしてウチュウはどうなるのか???

もう一つ、宇宙の話題です。
山崎直子宇宙飛行士、宇宙へなんて素敵なニュースを見ていて感激。
がんばれ!!!山崎さん。

山形の板垣さん、コップ座の銀河に超新星を発見なんてニュースもついこの前見つけて、なんだかワクワク。
宇宙が広がり、なおかつ身近に感じられ嬉しくなります。
そんな宇宙。
だが、
だが、
ここに無粋な話があったりします。
宇宙開発戦略本部(本部長・麻生太郎首相)の専門調査会が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)を動員した軍事開発研究の推進を検討していることがこの12日、衆院内閣委員会の質疑で明らかになったのです。
ううううう〜〜〜〜〜んですねぇ。

JAXAは、勿論、今回の山崎んも所属している日本の宇宙科学研究や開発利用を実施する独立行政法人で、JAXA法第四条は、研究開発を「平和の目的に限り」行うと定めています。

戦略本部事務局が四日の専門調査会で、今後の人工衛星利用の課題として「防衛利用にかかる今後の研究開発活動において、宇宙機関との連携について検討」すると述べたのですが、この「宇宙機関」が「主としてJAXA」と説明しました。
そうかぁ、、、
やはり宇宙基本法がネックだったのだと改めて思いました。
「専守防衛の中で、JAXAのあり方の見直しを検討している」とのこと。
ふっ〜〜〜〜
ここでも専守防衛ですかぁ。
なんだか田母神さんの顔が彷彿と思い出されます。
表向きは専守防衛と言いながらその実「攻撃は最大の防御」と部下に教えていたのは誰でしたかね???
麻生さん>

バラマキ、ばらまきととかく評判の悪い給付金ですが、
税金が足りないと言う事でその後、バッチリ消費税率をあげて取りまくる算段をしているようですが、
宇宙にもばらまいているようですね。無駄を。
軍事衛星の保有・利用の具体化に向けた政府・防衛省の動きが、本格化している。政府の宇宙開発戦略本部は
09年度の宇宙関係予算の概算要求は、11府省庁の合計で約4086億円が計上。
08年度予算比で約926億円増(29%増)とのことですが、これは宇宙基本法が成立した今年の5月から言われ続けて来ている「米軍の下請け」のためにバァ〜〜〜〜ンと予算をつけたのでしょうか。

なにしろ、今や宇宙は市場なのです、、、
そして、
ウチュウはどうなるのでしょうか???

もうすぐ流れ星が出現する夜を迎えるにあたり、
願わずにはおれない。
平和がつづくことを、、、
と、思ったものです。

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2008.11.13

木村資生さんの日です

中立進化説で有名な木村資生さんの誕生日でもあり忌日でもある11月13日。

実は今、タンパク質についてチョイト勉強をする機会に恵まれ、カチカチの頭に無理矢理ねじり込んでいます。
遺伝子工学が長足の発展を遂げた時には、もう学窓から巣立っていた私には、
聴く事、みることが新しい。
へぇ〜〜〜〜。
そうなんだ、、、
ええええっ。今のナァ===ニィ。
とかとか。
さっぱり分からないのですが、、、
友人と帰る道すがら「私たちって古生物だね」と言っています。

先日も「生命情報学の歴史」を講義で聴いたのですが、メンデルからポーリング、シュレジンガー、とずっと進化の歴史を辿りました。
お馴染みの名前が出て来ると嬉しくなって分かった気になるのですが、実はチンプンカンプンですぅ。
そして、
こうしたとき、必ず出てくるのが、
木村資生さんの中立説。

「大部分の変異は中立である」と言う事から来た名前です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
分子レベルの進化はダーウィン的な「サバイバル・オブ・ザ・フィッテスト」(適者生存)だけではなく、生存に有利でも不利でもない中立的な変化で「サバイバル・オブ・ザ・ラッキエスト」、すなわち、たまたま幸運に恵まれたものも残っていくという学説である。中立説は発表当初多くの批判を浴び世界的な論争を引き起こした。その後、この説は広く認められるようになり、現代進化論の一部となっている。
wikipediaより
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私も学生時代、集団遺伝学の授業は木村先生の教科書で学んだのです。
キイロショウジョウバエの実験もしたのですが、
今から思えばあの時もサッパリでした、、、ははは。
結局、いつでも分かっていないんだね、わたし。
やれやれ。
と、自分にため息。

講義から帰った夜は待ち構えて夫にしゃべりまくります。
「今日はね、、、これとね。これとね聴いたんよ、、、」
と。
「ふぅ〜〜〜ん。
で、ここはナァ〜〜〜ニ?」
とツッコミがくると、全然答えられないのです。
「うっうっう====」

あああああ〜〜〜
まだまだです。
ただ、まだまだではあるが、
知らない事をする事は楽しいものですね。
この歳になっても、楽しいことだと実感。

まぁ、それはともかく。
生命情報は今やコンピュータの導入で、生体を構成する莫大な数の分子が持つそれぞれの情報を再構築する局面を迎えています。
木村先生の時代にはまだ到達していなかった様々の技術を駆使して、
中立説の正しさが立証され、
そして、
さらに時代は進んでいくようです、、、

これから先、人類は「生命」に対して何を求め、どうしていくのか?
一つひとつの課程を大切にしていく必要を改めて思うと同時に、
やはり先人の歩んだ道を敬意をもって学ぶ事の大事さも思っています。

今日は木村資生さんの命日です。

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2008.11.12

戦争とは正義と不正義なのか?

今日は正しい戦争について考えてみようかと思いました。
いつも深い洞察でコメントを下さる技術開発者さんから改めてシビリアンコントロールと言うエントリーに頂いたコメントを拝見して、考え続けていました。
「野生の解決手段」という戦争論について事細かに説明をいただきましたので、まずはコメントそのものを読んで頂ければ幸いです。
技術開発者さんは最後を以下のように纏められています。
「戦争の結果の紛争解決というのは「正しい・正しくない」の入る余地は無いんです。なぜなら「正しい・正しくない」で解決するのは文明の解決であって野生の解決の求める解決ではないからです。正しさというのが有るとすれば、「いかに再燃しないか」だけです。再燃を防ぐ上で一番良いのは「皆殺し」でそれに次ぐのが「解体・同化」です。ただ現実にそれができないというかあまりにしんどいときに「考え方(価値観)の押し付け」で解決します。現実にそうやったという事実があるだけのことなんです。
(原文ママ)」

私はこの纏めを読みながら、「戦争正当化」を「道徳」と「法」に読み替えながら、
過去の歴史を追うため本棚を漁っていました。
まず「正義戦」正戦論の始まりは、3世紀、初期キリスト教の最高権威、教父アウグスティヌスから始まりまったそうです。
「モーゼ七書問題集」で正戦について「不正を罰するもの」と定義しました。
そして、、、
中世神学の確立とともに、トマス・アクィナスの「神学大全」では、この精神を受け、異教徒に対する戦争を「聖戦」と名を付けました」。
その定義は以下の通り。
1:君主の命令による事
2:正当な理由(不正の処罰)を持つこと
3:正しい意図に基づくものであること

その後カノン法に「正しい戦争とは不正な者への報復である」と言おう意味で「正当な権威」「正当な理由」「正義の意思」「勝利の展望」「均衡性」「最後の手段」と言う条件がそろっている場合のみ戦争の開始を承認するという原則ができあがりました。

しかし、近世スコラ哲学者の登場によって戦争は宗教から「自然法」へと移りました。
時はスペイン植民地時代。
野蛮と未開には自然法は適用されないと言う主張でインカ帝国や北米の先住民が虐殺されました。
野蛮・未開に対して文明の戦いは正義であると言う時代でした。
こうして1648年のウェストファリア条約に至るのです。
国家主権の独立性が ここに認められました。
そして、そこには戦争を起こす外交決定権も含まれていたのです。
戦争は対等な国家間の紛争になりました。
これ以降、主権国家を超える上 位の権威は認められず、一元的権威を前提とする正戦論を適用することは困難になり、戦争の合 法性・違法性を問うことのない戦争合違無差別論(無差別戦争論)が支配的になっていくというのが過去の歴史でした。


戦争への正義(jus ad bellum)
1正当な理由
2正当な権威
3比例性(結果として得られる善が戦争という手段の悪にまさる)
4最終手段
5成功への合理的見込み
6動機の正しさ

戦争における正義(jus in bello)
1区別の原則(戦闘員と非戦闘員を区別する)
2比例性の原則(なされた不正を正すのに必要以上の力を行使しない)

jus ad bellumよりjus in belloが関心・重大になってきます。
やがて陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約 (ハーグ陸戦法規 1907)などで戦争は合法化していきます。

しかし、
しかし、
人類は漸く戦争違法化への道を歩みだします。
それは第一次世界大戦後のパリ不戦条約
国際連合憲章
こうして、丸く収まるかに見えた正義の戦争論は、その後も二転三転します。
まず「侵略戦争か自衛戦争」というテーマで正しいか否かが争われました。
またマイケル・ウォルツァーの「正義と不正義の戦争」では1977年版では「戦争が地球上から消えるのは夢物語」と述べました。
が、1997年の第3版では「人道的な介入」と言う言葉で「他国での人権侵害されている人々の擁護」のための外交圧力や経済制裁もろもろを認め武力の介入も是としました。
しかし、このウォルツァーさえ、現実のイラク戦争に「正義」を当てはめる事は至難の業のようです。
こうして、人類は幾度となく戦争を行い、
その都度、正しいか、正しくないかの判断をある時は宗教に、またある時は法律に求めてきました。
戦う者の心理として、それは自分に取って都合がいいかもしれないが、とにかく「道徳」に基準を求めて来たように思います。

と、言う事で、技術開発者さんから頂いたコメントをきっかけに、
自分なりに歴史を追ってみました。
調べながら、技術開発者さんが言われた最後の纏めがイキイキとよみがえります。
戦争とは「現実にそうやったという事実があるだけのこと」である。
なるほど。
本当に。
アレコレの理由や原因や言い分は資料としては必要ではあるが、
結局、歴史とは事実なのですね!

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2008.11.06

オワンクラゲの蛍光物質のタンパク構造

昨日、タンパク質のフォールディングについての講義を聴く機会に恵まれて、行ってきました。
例によって「さっぱり????」でしたが。
ははは〜〜〜〜

講義の中で、
ノーベル賞のオワンクラゲの蛍光物質のタンパク構造を教えてもらいました。
構造の拡大図を見ながら、
発光する構造を学びました。
Gfp1ema

この図から分かるように、籠構造の中央部を通るスレッドの中央部のグリシン‐チロシン‐スレオニン(又はセリン)に一箇所新しい結合が出来て、CとOで5員環を作る珍しい構造と言う事です。
これが青色の蛍光を発するようになるそうです。

家に帰ってから
The molecular structure of green fluorescent proteinや、
タンパク質構造データーなどで確認しましたが、
やっぱり、難しいぃいいいい。

それにしても、
調べれば調べるほど、
知れば知るほど、
学べば学ぶほど、「生命」の奥の深さに驚かされています。

そういえば今日、こんなニュースがありました。
ヒトの大脳組織 ES細胞で作製…理研グループ
これって、
なんと言うか、、、
凄い、すごすぎです。
医療に光明が射す予感もしながら、どこかで、不安であったりと。
このニュース、もうちょっと調べてみようかな???

と、言うことで、
この話の結論は、何かと言う、当たり前すぎなのですが、
「生命は不思議でそして逞しい」。
と、言う事。

生きていることの不思議を顕微鏡を通して実感しています。

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2008.11.05

クローンマウス

クローズアップ2008:凍結死骸からクローン 絶滅種、復活近い?と言うニュース。
凄いですね、、、
何回読んでも凄い。
技術面もさることながら、倫理面でも話題を呼びそうな研究ですね。

それはそうと、先日郷通子さんの講義を聴きました。
学業を離れて随分になるので、授業内容は殆ど分からないという情けない私でしたが、
郷先生の迫力ある講義に、刺激を受けてきました。
内容は、タンパク質の構造と進化というものです。
ヒトゲノムが解読され、さらに弾みがついた遺伝子工学。
それを支えている研究者の研究実績とアレコレの悩みや壁を話して下さいました。
今更ながら、
「いきもの」の不思議を思ったものです。
本当は講義内容をもっと書こうと思ったのですが、
まだ勉強不足で書けません、、、残念。
いつか、このブログにも、タンパク質の構造やゲノムについて、書きたいものですが、、、

いずれにしても、日進月歩の科学。
先のクローンマウスもそうですが、さてさて、どうなることか?
一つ、ひとつを丁寧に見て、考えていきたいと思います。

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2008.10.24

地球温暖化が加速?

地球温暖化
果たしてどのように受けとめるべきか?
そんな時期が来ています。
私も京都議定書に始まり、
京都気候変動防止宣言
気候変動といくつか環境問題・温暖化問題についてふれてきました。
思えば、
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がノーベル平和賞を受賞したのは一年前。
あれからどのように変わったのだろうか?
地球温暖化対策と言うタイトルで
今年はとくに洞爺湖サミットがありましたがその記事を書きました。
日本が環境問題で牽引役を担うべきだったのに、、、
その実、内容は目標提示がウヤムヤ。
とても議長国のそれではありませんでした。
温暖化対策にはほど遠いものでした。

そんななか、この21日。
世界自然保護基金(WWF)が地球温暖化が加速と言う報告を示しました。
それによると北極海の海氷が2013〜40年に、夏には完全に消失する恐れがあるとのこと。
WWFは、北極海の海氷消失は過去百万年以上にわたって見られなかった現象だとし、欧州連合(EU)に対し、20年までに温室効果ガスを1990年水準の20%削減するという現目標を少なくとも30%に引き上げるよう求めたとのことです。

ううううう〜〜〜〜〜ん。
事態は思っている以上に深刻です。
昨年発表された国連「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第四次統合報告より30年以上早く進んでいると警告。
うううううう======ん。
です。
理由は海氷面の縮小で海水面が拡大し、太陽光の吸収が増えて海温が上昇、海氷消失が加速されるという循環メカニズムがIPCC報告では過小評価されたためだと指摘。
これに関しては実は昨年から指摘されている事でもあるのですが、、、
北極海:多年氷面積が2年前から23%も減少…NASAと報道された時の動揺を忘れもしません。
日本の国土の二倍に匹敵する面積の氷が消滅。
融解中の多年氷が太陽光を50%反射。
無氷の海面は10%の反射しないのですが、融解氷によりさらに無氷海面は太陽光を吸収して水温が上昇。
結果、またまた氷が融けるという循環がおこるそうです。
さらに、
WWF報告はこのほか、温暖化で世界の穀物生産が年間約4000万トン(約5000億円相当)減産しているなどの食料、保健、気象などへの影響についても指摘。
これとは別に、
海洋による二酸化炭素吸収の低下など気温上昇の原因はいっぱいあります。
どれ一つをとっても深刻です。

C40気候変動東京会議:都内で開幕と言う事で22日から開催されているC40気候変動東京会議。今日で終了です。
「都市は河川や海岸のそばに立地しており、気候変動で影響を受ける危険性が高い。他都市の取り組みを学ぶだけでなく、対策を成功させるために自治体側から国に何を求めていけばいいか考えていこう」とニュースにはありますが、やはり森林の大切さを思い出させます。

こんなニュースを見ると、
本気で地球環境を守る取り組みをしていくこと、しかも急務である事を強く感じます。
この問題に関してはさらに調べて、また記事にしていくつもりです。
が、
マスコミももっともっと声を挙げて、日本全体、世界全体の共通の認識にしていきたいものです。

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2008.10.23

NHKスペシャル世界同時食糧危機その2 遺伝子組み換え作物から

NHKスペシャル世界同時食糧危機その2は食糧争奪戦というサブタイトルで輸入大国日本の現状と取るべき道は如何に、、、という設定で番組は構成されていました。
この中で遺伝子組み換え作物(GM)が話題になっていました。
そこで今日は遺伝子組み換え作物について考察を試みます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遺伝子組み換え作物とは、遺伝子組み換え技術を用いた遺伝的性質の改変によって品種改良等が行われた作物のこと。
日本語ではいくつかの表記が混在使用されている状況である。「遺伝子組換作物反対派」は遺伝子組み換え作物、厚生労働省などが遺伝子組換え作物、食品衛生法では組換えDNA技術応用作物、農林水産省では遺伝子組換え農産物などの表記を使うことが多い。
英Genetically modified organismからGM作物、GMOとも呼ばれることがある。ただし、GMOは一般にはトランスジェニック動物なども含む遺伝子組換生物を指し、作物に限らない。
(wikipediaより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
遺伝子組み換え作物は消費者にはすこぶる評判が悪い。
その主な理由は違和感です。
自然界に無い物が作られることの。
また、技術やリスク管理が追いつかないままの市場導入などで、安全性への危惧もあります。
発がん性や催奇性についての不安です。
wikipediaをザァッと見ただけでも、利点が述べられるとともに問題も多岐にわたって述べられている事がわかります。
そもそも遺伝子組み換え作物(以下GM)は社会の要請で生まれた物です。
多投入集約型の近代農業にあって環境問題、経営コストは大きな問題です。
この解決と増え続ける人口に見合う食糧の供給の期待を担って登場したのがGM作物です。
そして開発企業や研究者は日進月歩の科学に合わせ、当初は見られないようなGM作物がどんどんと開発されて来ています。
こうした開発に対してリスク管理の方は追いつかないのが今の現実です。
国際的には2000年のバイオセイフティに関するカルタヘナ議定書に多くの国が批准しています。
ただ実効性在るかどうかは未だ定かではありません。
また、も健康管理や安全性に付いて検討を加えています。
国際ルールの背景には当然、自由貿易原則のWTO協定があります。
ここで歴史的にはアメリと欧州諸国とのリスクに関しての意見の対立がありました。
GMO紛争WTOパネル裁定と言うページに詳しく書いてありますので興味のある方は是非ご覧下さい。
いずれにしても結果は規制緩和を断行したアメリカへの疑問や批判が噴出しました。
しかし、現実にはアメリカでは大豆の9割、綿花の8割トウモロコシの6割がGM作物。アルゼンチン、ブラジル、インド、南アフリカ、中国、、、、
とGM作物の作付けは広がって来ています。
こうしたGM作物の拡大は推進者に取っては「夢の作物」なのです。
主張は、生産者の便益と収穫大ということです。
除草剤や抗菌性、病気に強いなどなど、、、を挙げています。
だがしかし、
計量経済学だけで押しはかってはいるものの、リスク管理に関しては先にも述べたように未だ確立していないこと、更に加えて計量経済学的にも必ずしも安価で便益性に優れていないと言う報告もあったりします。
とくに重要なのはディフェンシン産生遺伝子の問題です。
この記事を書くにあたり日本の科学者を参考にしたのですが、ディフェンシン産生の遺伝子組換えイネが高感染性のヒト病原菌を生み出すと言う金川貴博さんの記事を読んで、とても怖くなりました、、、
「これは大変」。
もっと、多くの方に伝える事と、もっと注目する事の必要を強く感じたものです。
内容は耐性菌ができることで私たち自身が持っている自然治癒力まで侵害される可能性があるという警告でした、、、
これについては、また時間がある時、別枠で書きたいと思います(今、忙しくて、なかなか書けないのですが、、、)。
いずれにしても、
食糧という最も根源的な問題に関して、どのように将来に責任を持つか真剣に考える時期が来ている事は確実です。

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2008.10.17

オリオン座流星群極大近し

オリオン座流星群が極大になるのは10月21日です。
今年は下弦の月の影響で、昨年ほど活発には見る事ができないそうです。
しかし、「もしかすると、約3000年前にハレー彗星から放出されたダストを起源とする流星を、目にすることができるかもしれません。今年もオリオン座流星群にご注目ください。」なんて嬉しい情報が入るとやはりウキウキ。
是非、観たいものです。

オリオン座流星群かぁ〜〜〜
「ハレー彗星」が由来の流星群でみずがめ座η流星群とは兄弟です。

夜空がううう〜〜〜んと美しい時期です。
暖かい格好をなさって是非ご覧下さい。

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イノベーション教育その後

安倍さんが盛んに言っていたあの言葉「イノベーション」。
その後、そして今どうなっているか?
ちょっと調べてみました。
と、言う事で今日は第3期科学技術基本計画を中心に推移を見ていきます。
これは平成18年から22年度の概要です。

基本理念や基本姿勢 は以下の通り。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1社会・国民に支持され、成果を還元する科学技術
絶え間なく科学水準の向上を図る ⇒ 知的・文化的価値の創出
研究開発の成果をイ ノベ ーション を通じて、社会・国民に還元 ⇒ 社会的・経済的価値の創出

2人材育成と競争的環境の重視
科学技術の政策目標の明確化
政府研究開発投資が何を目指すのかを明確にするため、3つの基本理念の下で目指すべき具体的な政策目 標を設定。

大目標
1飛躍知の発見・発明 2科学技術の限界突破 3環境と経済の両立 4イノベーター日本 5生涯はつらつ生活 6安全が誇りとなる国

○政府研究開発投資
政府研究開発投資の総額規模約25兆円 (計画期間中の対GDP比1%、GDP名目成長率3.1%を前提)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3期は2期の目標をさらに具体化しています。
「イノベーション」がズラリと並んできました。
やはり安倍さんの顔を思い出しますね、この言葉を聞くと。
さて、それはさておき、このような背景が出て来たのは勿論、日本経済の国際的地位低下への危惧があることは間違いありません。
1990年代後半、つまりバブル経済崩壊とともに低下した日本経済の国際的地位。
円高・製造業や金融業の空洞化・雇用不安と列島を吹き荒れたバブル崩壊。
経済界は、これに対処すべく規制緩和や内需型経済への政策転換、また過剰生産構造への対処に追われていた頃です。
そして、1998年、「産業競争力強化に向けた提言」を発表した経済界は、次々と産・官・学へと提言をする事になります。
国家産業技術戦略などに詳しくその方向性が定めらています。

こうして、ついに大学教育にまで「グローバル化時代の人材育成」と題する提言まで経団連が発表する事になります。
人材かぁ〜〜〜〜
うううう====ん。
個人的にはこの言葉のニュアンスはあまり好きではありませんが、、、
また、この「人材教育」の裏の事情として、経済界は「ゆとり教育」への不信があったようです。
さて、人材委員会は2002年に世界トップレベルの研究者の養成を目指して 科学技術・学術審議会人材委員会  第一次提言を発表。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1 世界トップレベルの研究者に求められる能力

2 我が国における研究者養成の現状と課題
  大学院博士課程の教育上の問題点
  大学院組織における同質性
  博士課程学生の経済環境
  博士課程卒業者の進路の状況

3 世界トップレベルの研究者を養成するための改革方策
  博士課程における教育機能の強化
  大学院組織における人材の多様性の確保
  博士課程学生への経済支援の充実
  人材養成面における産業界との連携
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして産業界や経済界は大学に対して、人材の確保を求めてきたわけです。
「イノベーションを生み出すストラクチャー」は「知の創出」→「イノベーション種の創出」→「種の育成」→「イノベーションの実現」の4つの段階で出来上がると考えている産業界。
しかし、現実には大学への資金的援助は必ずしも多いわけではなく、大学へは「人材」だけを生み出せ、と言っているに等しい提言であることは否めません。
文科省そのものも、2003年の国立大学法人化などで、大学の有り様に対して根幹が揺らいでいる時期でもあったので、ますます学問・知の探求よりは、企業の出先やもっとひどい言葉で言うなら奉仕のような感さえしてならない「人材教育」です。
本来の「人材」と言う言葉の意味は決して私にとっては否定的なものではないのです。
が、今、企業が求めているものは「材料としての人間」であるように思えてなりません。
本来の「人間教育」「人間とはなにか」に始まり、
「働く」ことやそこから付随する科学技術などをしっかりと根をおろさない上辺の教育ではすぐに吹き飛んでしまうだろうと危惧します。
ハイゼンベルグ(これについてはまた後日書く予定です)曰く「われわれはここに再び精神生活が栄え、、、、、」とし「ヨーロッパの外的条件もまた最近の50年間におけるよりも幸福になるだろうということに、われわれの生存をかける」。
が思い出されます。
どんな時でも人は人として幸せであるために、何かをなさねばならぬと言う事でしょうか?
科学も、技術も宗教も芸術も文学も、、、
全て幸せである事をもとめる。それがまさに存在証明であると物理学者は言っているのでしょう。

いずれにしても、
「人とはなにか」をとことん考え、
そこから何事かが始まる様なそんな基礎教育の大切さを思ってなりません。

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2008.10.15

ノーベル賞効果は如何に

ノーベル賞ラッシュも一段落。
しかし、その及ぼす影響は大です。
放しで喜べないノーベル賞ラッシュ 日本に「狭く深く」の軽視はないかなど基礎教育や大学間格差、また頭脳流出など浮き彫りになった問題もあります。
今、立ち止まり、見直す時期かもしれません。
上記ニュースによれば「競争力に不安抱える日本の大学」とのこと。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 しかし、世界の先端研究者を惹きつけるべき大学をみると、日本の競争力は実に心許ない。国際的な高等教育情報機関であるイギリスのQS(Quacquarelli Symonds)は、2008年版「世界大学ランキング」を10月9日に発表した。研究者による評価、論文の引用数など研究力を中心に、教育力、企業からの評価、留学生比率なども加えたうえでの総合評価だ。
 1位は米ハーバード、2位は米エール、3位は英ケンブリッジ、4位は英オックスフォードで、15位までは米英が独占している。20位までに米国が13校、英国が4校入るなか、日本からは東京大の19位が最高で、100位以内でも京都大(25位)、大阪大(44位)、東京工業大(61位)の計4校にとどまった。
(上記ニュースより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

児童・生徒の学力も問題になるのですが、大学教育でも、かなり厳しい物がありそうです。

これに関しては、学士課程教育の再構築などいろいろ審議されるなか、2007年あたりから随分見直しを図りだしたようです。
今までの競争的な環境では研究や開発は表面的なものでしかない。
今後は他大学との共同・調和をはかる。
などいっていの前進がみられます。
ただ、国際的な取り決めに関しては消極的な日本政府の姿勢と言うのもいまだあります。
ユネスコとの関係や国際人権規約の批准に関してなどなど、、、です。


いずれにしても、
国際的に通用する研究や技術は一朝一夕で出来る物ではありません。
ゆっくり・じっくりと研究する時間や環境の保障を願ってやみません。

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2008.10.10

ノーベル化学賞も!!!

ノーベル化学賞、下村脩さんがとりました。
凄い!!!
このニュース聞いたときにすぐ書かなくちゃ、と思いつつ、バタバタと忙しくしていました。
それにしても、凄いですね。

研究内容、さらにその応用を知れば、
素晴らしさが実感。
と、同時にこんな記事を読むと
「頭脳流出」と言うことなのか、、、と、ちょっとばかし考え込みます。

今は時間がないので書けませんが、
そのうちポスドクの問題なんかとも併せて書きたいと思います。

なにはともあれ、
おめでとうございます!!!
と、大声で言わせていただきながら、
自分自身が何よりも幸せなのです!!!

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2008.10.08

ノーベル賞は基礎研究から

ノーベル賞受賞の話題も一夜明けて。
昨日は、私も興奮して喜んでいました。
テレビや新聞で知れば知るほど「よくわかんないけれど凄いな」という感想の私です。
とくに南部さん。
本当に良かったですね。
ノーベル賞受賞の条件に長生きがありますが、本当にそうですね。
87歳のご高齢とは思えない矍鑠となさっている姿に、また感動していました。
それにしても今回の受賞は30年前の論文とのこと。
本物は時間をかけるものなのでしょうね。

また、
湯船でひらめいた世紀の理論 ノーベル賞益川・小林両氏なぁんて記事を読むと、微笑ましくもあります。
お人柄を彷彿とさせます。
テレビでもご家族の談話などが紹介されて、なんだかコチラもホカホカとしてきました。
そういえば、益川さんは組合も一生懸命になさっているとのことを朝のテレビで話されていました。
湯川さんや朝永さんも「活動の人」というイメージが私にはあります。
二年前、湯川・朝永生誕100年で京大で記念行事がも開催され多くの方々が湯川博士や朝永博士、そして坂田昌一博士を偲んだそうです。
また市民団体も様々な催しを行いかました。
私は参加は出来なかったのですが、参加した友人から話を聞くことができました。
湯川秀樹 生誕100年と言う記事を昨年の1月に書いたのですが、そこで次のように書いています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
湯川、朝永、坂田は核をめぐる政治問題に臆することなく立ち向かいました。
ラッセル・アインシュタイン声明。
パグウォッシュ運動。
科学者京都会議。
その中心で湯川はいつも核抑止を表明すると共に自分に続く若い研究者を育てていくことも忘れはしません。
科学者の社会的責任を最後まで貫いた湯川秀樹。

「疲れても寝ても命ある限り思ひとどまるときはあらなく」。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
と。
湯川さんは歌人でもありました。

今回の受賞者益川さんは、まさに平和の人でもあります。
九条の会賛同人でいらっしゃいます♪
素晴らしい〜〜〜〜〜


さてさて、そんなこんなで嬉しいニュースのノーベル賞。
先に受賞した小柴さんも「基礎教育の大切さ」を訴えていらっしゃいますが、
これを機に、新たな教育への見直しがより良い方向で進む事を願ってやみません。
なんというか研究って目立つものではないと改めて思います。

小林・益川理論はProgress of Theoretical Physicsという雑誌に発表されたそうです。
これは京大基研にある刊行会から出版されている雑誌だそうです。
夫はしみじみと「別にNatureやScienceに出した論文が偉いわけじゃない。
と、言う事を分かってもらえたらいいな、、、」と言っていました。

実際
今、大学に於かれている現状をみると論文が何本、何処の雑誌に何本という感じで評価される研究者たち。
大変です。
私もこのブログで何回も高等教育のあり方について書いた事がありますが、
目先だけの成果主義ではなく、
じっくり・ゆっくりと育成を計っていくことの大切さを思います。

この受賞で素粒子に関心をもつ若者や子どもたちが多く出るといいなぁ〜〜〜
私自身は、実のところ、よくわからないのですが、、、
ハッハッハ。

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2008.10.07

ノーベル賞受賞

素晴らしいニュース!!!
ノーベル物理学賞に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏
おめでとうございます!!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2008年のノーベル物理学賞を、米国籍で日本人の南部陽一郎・シカゴ大学名誉教授(87)、日本学術振興会の小林誠理事(64)、京都産業大学の益川敏英教授(68)の3氏に贈ると発表した。

 授賞理由は、南部氏が「対称性の自発的破れ」、小林、益川氏が「対称性の破れによるクオーク世代の予言」。日本人の3人授賞は初。日本人受賞者は15人になった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本の理論物理学者の快挙です!!!
小林さんや益川さんはいつノーベル賞をとっても不思議でない方々だったし、
南部さんだってそうだったのですが。
それでも実際ノーベル賞をとられると、
やっぱり、
嬉しいです!!!


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2008.09.21

水伝汚染が広がりつつあるのか?

不見識と言うタイトルでTAKESANさんが挙げているエントリー。
中身はううう===ん、と唸ります。
『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)と言うブログで水伝の江本さんが学校教育者相手に講演、さらに美しい(?)冊子を配布という記事につてです。
この問題に関してはapjさん
poohさんもエントリーをあげていらっしゃいます。poohさんは別のエントリーで「迷信」について言及しているのですが、
この内容も面白い。
人は「不幸になりたくない症候群」「幸せになりたい症候群」から、
「迷信」や「一人ルール」をつくるのでしょうか?
さて、
さらにさらに国土交通省にも神戸市にも「水伝」汚染?と言う記事は渋谷の亀さんのブログ。調べまくっています♪
うわっ〜〜〜〜〜〜
もう、ウンザリするくらい蔓延っていますね。
めまい、くらくら。
それにしても、
由々しき問題です。
個人的にはこの問題、もっと煮詰めていきたいのですが、
今は、リーマンショックと後期高齢者問題と食の安全を調べだしたので、
まずはそちらを先に書き上げたいと思います。
と、言う事で、
この深刻で由々しき問題は、上記の分析深いブログをご覧下さい。


なおなお、
同じくTAKESANさん。
調べてみたでは、ゲーム脳について書かれています。
いわゆるゲーム脳。
信じやすくてとっかりやすく、まるで科学そのもののような装いをしながら、
立派な「偽もの」であることを、追求し続けているTAKESANさんです。
こちらもご覧ください。

それにしても、このエントリーで、
「ゲーム脳の方が教育の現場には親和性があるのかしらん」、と書かれている亀さんの言葉。
うううう〜〜〜ん。よく分かります。
私も考えてみました。
なるほど。
「水にありがとう」ってのは、ちょいと気恥ずかしい。
なぁんか、、、道徳って言われてもよ、、、なぁんて感じです。
が、
が、
「朝ご飯」やゲーム脳は「学力」と結びつけやすい。
と、いうことなのでしょうね。
本来、子どもは「知らない事を知りたい」という要求はもっているので、学校の順位づけのような勉強はご免だが、それでも「頭はよくなりたい」と思っています。
そんな思いに付け入ってくるんでしょうね、このゲーム脳云々論者は。
また、親にしても机に向かい勉強する我が子の姿には(たとえ勉強していなくても)安心するが、ゲームに興じる姿には「その時間に勉強しろ、、、」と思うものです。
親の気持ちにもフィットしていくんでしょうね、、、
そして、無批判に、いつのまにかゲーム脳を受け入れていくのだろうか?

つらつら考えると、
行き着く先は、やはり「ニセ科学」。
この問題、本当に根性をいれて取り組みたい物です。
ニセ科学フォーラム2008と言う講演会が 11 月 9 日 午後 1 時半から 5 時半まで 学習院大学・西 5 号館地下 B1 教室で開催されるそうです。
興味のある方、関心ある方は是非是非足を運ばれてください。
私も密かに検討中です♪
なお詳細はニセ科学フォーラム 2008 のお知らせ(http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/nk08/)をご覧下さい。

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2008.09.18

柔軟な発想

教育まぐまぐと言うメールマガジンに今回載っていた親子さんすう教室の問題。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ある規則にしたがって数字が並んでいます。□に当てはまる数字はなんでしょうか。

2 9 4 11 6 □ 8 3 10 5・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これは小学校一年程度の問題らしいです。

私はず〜〜〜〜〜っと考えていました。
等差数列にしたり、あるいは等比(?)、そんなわけないかぁ。
小学校一年の問題だよ。
とかとか言いながら、
やっぱり分かりませんでした。

で、
この問題、かなり有名なのでしょうか?
ネット検索で答えがありました。
答えを見て、
「はっはっは」
なるほど。
そういうことか。

私って頭、固い。
と、思う事しきり。
そういえば友人の津村さんのところで、
5年考えて解けなかった問題と言うエントリーがあって、頭の体操になった記事を思い出します。
まだ挑戦なさっていなくて興味のある方は是非試してみてください♪
私は津村さんのようにずっと考えないですぐ答えを見るタイプなのですが、津村さんはやはり凄いな、、、と感心。
そして、津村さんのエントリーに以下のような文があって、問題とは別に「学ぶ事の意義」を考えさせられる素敵な記事です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大学に入って、数学が得意そうな知り合い(理学部の学生)ができた。その人にきいてみた。果たして彼はこの問題を解いたことがあって、自分の解法を教えてくれた。たしかに中学生レベルの知識で十分だ。でも、私には考え付かない解法だった。こんな人に出会えただけでも、大学に来た価値があると思った・・・とまで言っては大げさかもしれないが、何しろ5年以上考えて解けなかった問題だから、感慨は大きかった。
(津村さんの記事)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちなみに解答をスラスラと解いた人も私の友人です。
この人はパズルが大好きで、
私の中では「いつもパズル」をしている人です。
発想が豊かで、柔軟なのでしょうね。

今、子どもたちに求められている「学ぶ意欲」とか「関心」とかなんだか、そんなもののアレコレはともかくとして、
やっぱり、いくつになっても柔軟でありたいと思った次第。

算数教室から、いろんなことを考えて、
なんだか得した気分の私です。


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2008.07.29

教科書が厚くなるらしい

教科書ページ数の大幅増を確認と言う事で教科書が厚くなりそうです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾塾長)は28日、都内で会合を開き、小中高校の教科書の充実策に関する素案をまとめ、ゆとり教育からの脱却を目指して、国語や理科、英語の教科書のページを倍増することなどを打ち出した。年内に福田康夫首相に提出する第2次報告に盛り込む。
 素案によると、教室で授業を受けながら使うことが前提となっている現在の教科書について、練習問題や文章量を増やした「自学自習に適した教科書」への転換を提言。学習指導要領の範囲を超える発展的内容について、現在、小中学校で教科書全体の1割、高校で2割としている上限の撤廃を求めた。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ゆとり教育の脱却かぁ〜〜〜〜
ううううう〜〜〜〜ん、、、
結局、ゆとり教育ってなんだったのか????

確かにゆとりについては見直すべきところ、問題点は山積みです。
ゆとり教育 その1
ゆとり教育 その2
などでも随時、疑問を呈してきましたが、、、
が、、、
今回のように教科書の厚さだけに拘って案を出されてもねぇ〜〜〜〜
問題の解決からはほど遠い感がします。


この問題、もう少し突き詰めていけたらと考えています。

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2008.07.24

教員採用不正事件、当事者は辞職

<大分教員採用汚職>矢野容疑者の長女、小学校教諭を退職と言うニュースを目にして、なんとなく胸が詰まります。
確かに不正はあったし、悪いのはウマウマと私腹をこらした連中だし、
知らなかったとはいえ本人も責任があります。
辞職というのは妥当と思います、、、

ニュースには、「娘の人生を狂わせて、娘に悪いことをした」と言う当事者の弁がありました。
これを読みながら、私は目蓮尊者とその母を思い出しました、、、
優しくて我が子思いの母が餓鬼道に堕ちている。
尊者は悲しみ、途方にくれ、そして釈迦に相談。
堕ちている全ての人を供養する事で母は救われ、それが盂蘭盆会の始まりとなるという話です。
尊者の母は、母として一生懸命であった、ゆえに我が子だけ、我が子のみの幸せを願い一生を過ごし終えた。
そして、その思いの強さ故、餓鬼道に堕ちたと言い伝えられています。

我が子はかわいい、
が、
人の子も同じ、とまではいかなくても、
我が子の為なら、人の子はどうでもいい。
と、言うのはやはり餓鬼道と言う事なのでしょうか?

今回の教員不正事件。
我が子いとおしいあまり、餓鬼道に堕ちた親たち。
罪は罪です、、、
勿論、金銭を受け取った者たちは地獄です。
が、
親とは罪深く、また哀れで、そしてかけがえのない者だと思う私です。

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2008.06.21

火星地表の「氷」

火星地表の「氷」