落語とセロトニン
夏バテやらイロイロで、このところ体調も万全ではありません。
そのような時は「セロトニン」を出すのが一番。
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セロトニン(serotonin)、別名5-ヒドロキシトリプタミン(5-hydroxytryptamine、略称5-HT)は、動植物に広く分布する生理活性アミン、インドールアミンの一種。ヒトでは主に生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに関与する。
中略
生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などの生理機能と、気分障害・統合失調症・薬物依存などの病態に関与している。ドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。
ホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御している。
(wikipediaより)
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そしてこんな大切なセロトニンを増やす方法があるそうです。
上記サイトを参考にすると以下の通り。
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キーワードは7つ。
1.早寝早起き、2.太陽光、3.リズム運動、4.よく噛む、5.グルーミング、6.トリプトファン、7.継続すること
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そこで、この頃は朝早く起きてウォーキング。
大体20分から30分ですが、歩くだけでチョットスッキリ。
また食べ物(トリプトファンを摂ると良いそうです)やら軽い運動(スワイショなど)やら、よく噛む(これって虫歯予防にもいいですね)なども心して生活するようにしたら、
セロトニンが沢山分泌されるかな、、、、と期待。
継続が大切ですね、、、あっはは。
そんな中、昨日はセロトニンをもっと出そう、と言う事で夫と落語に行って来ました。
私たちは落語が好きで、テレビの落語や図書館からDVDを借りて来てよく観ています。
元々、楽しいな、、、と思っていたのですが、
NHK朝ドラ「ちりとてちん」を観てからすっかり落語ファン。
草原にいさんを演じた桂吉弥さんや、柳家三三さんの落語を聴きに行ったりと、この頃「落語づいて」います。
さて、このドラマでも「常打ち小屋」を作る、と師匠やらニイさんたちが言って、主人公のわかさを悩ませていましたが、東京には4つの定席(常に寄席をやっているところ)があります。
上野鈴本演芸場、新宿末広亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場。
私たちは浅草演芸ホールにはよく出かけるので今回は上野鈴本演芸場に行きました。
演目は以下の通り。
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12:30
落 語 入船亭 遊一 (元犬)
桂 文楽 (替わりめ)
マ ジ ッ ク アサダ二世
13:00
落 語 川 柳 つ く し(十低の男)
落 語 春風亭 一 朝 (牛ほめ)
漫 才 ロ ケ ッ ト 団
14:00
落 語 春風亭柳朝 (悋気のコマ)
三味線漫談 柳 家 紫 文
落 語 春風亭 百 栄 (誘拐家族)
14:50 お仲入り
ジャグリング ス ト レ ー ト 松 浦
落 語 三遊亭 歌 武 蔵 (相撲のはなし)
落 語 柳 家 喜 多 八 (短命)
漫 才 ホ ー ム ラ ン
16:00
落 語 川 柳 川 柳 (ガーコン)
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12時半まえに前座の朝太郎さんの「平林」がありました。
前座と言うことで本当に若手の朝太郎さん。真剣さが伝わってきました。そのうち、出世していくに連れ、会場の空気と一体なれるのでしょうが、今は修行の身ゆえ、この一生懸命さが初々しくて良かったです。
それにしても、みんな個性的な方ばかりで、どれも面白かったです!!!
さすがプロ!!!
落語も面白いが漫才や奇術、ジャグリングもプロの迫力を感じました。
なかでも夫は百栄さんの「誘拐家族」がお気に入り。
百栄さんはこの落語家をよろしくと言う本を書いた広瀬和生さんによると「風変わりな噺家」らしいです。
入門する前の8年間、アメリカ・ロサンゼルスで寿司屋修行と放浪生活をしていたと言う事で入門も遅かったらしいのですが、英語を時々使ったりしてユニークな語り口でマニアも大勢いるとのことです。
とにかく、夫は最初から最後までゲラゲラ、おなかを抱えていました。
私は女性のつくしさん「十低の男」が好きでした。
テレビ「ちりとてちん」のわかさもそうでしたが、女性は声の質や体型やらで、古典には向いていないと思います。やはり女性の特質を活かした現代落語が良いと思うのですが、つくしさんはまさにその王道。
時代を風刺しながら女性らしい柔らかな語り口で聴かせました!!!
そして、昼のトリは、川柳さん。
あの有名なガーコンには度肝を抜かされました。
wikipediaよりガーコンの説明を引用します。
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軍歌やジャズを取り入れた漫談で、川柳の代表作とも言える演目。ガーコンという題名は本編中に出て来る脱穀機の動作音の擬態語に由来する。
かつてこの演目は『歌で綴る太平洋戦史』『昭和歌謡史』『歌は世につれ』などと表記されていた。ガーコンと呼ばれるようになったのは、1994年10月8日に木馬亭で行われた落語会『川柳川柳祭』がきっかけである。この落語会は、川柳の得意演目(新作および古典)を他の落語家が演じるという企画で、本作品を担当した古今亭右朝がプログラムにはじめてガーコンと表記した。やがて川柳本人もガーコンという表記を使うようになった。
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先に紹介した広瀬和生さんによると「川柳さんは寄席の爆笑王」らしいです。
落語もハチャメチャですが、生活そのものも破天荒で、このひとをネタにした落語があるくらいだそうです。
そして、ご自分でも言われていましたが「あれが落語か???:」というくらい想像を超えた落語。
しかし、一度は絶対、生でみることをお勧めします!!!
歌が凄くお上手で、つい「時代に引き込まれ」てアッというまに時間が過ぎました。
今83歳との事。いつまでもお元気でご活躍頂けたらと思います。
と、言う事で笑って、わらっての4時間。
いっぱいセロトニンが出たもよう。
とても充実のひと時を過ごしました。
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