2016.04.08

どうなる西川委員長暴露本

西川さんの暴露本で国会は紛糾。
ついに今日8日は審議が中断。
あらら、、、

ニュースがなんだか削除されているので、
これについてここが詳しくかいてあります。
読むとかなりひどいです。
うううむ。

なんだかな〜〜〜
ちょっと長いのですが、どこを抜粋していいかわからないので全文ままで掲載します。
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リテラ > 社会 > 政治 > TPP国会では黒塗りも担当者が内幕本
安倍政権が“黒塗り資料”でTPP交渉を完全秘密に! 一方で担当者に内幕本を出版させ印税がっぽりの背信行為
【この記事のキーワード】編集部, 自民党
2016.04.08

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西川公也公式ウェブサイトより


 現在、国会で集中審議が行われているTPP問題。民進党は政府の交渉資料の情報開示を求めていたが、5日に開示されたそれは、日付と表題以外はすべて黒く塗られている、まさに“のり弁”のようなシロモノだった。

 国民が不利益を被ることを顧みず、アメリカの言いなりで交渉を進めたことを隠すために、すべてを黒塗りしてしまう安倍政権の国民不在の姿勢には、改めて唖然とさせられるが、この問題では、もっととんでもない問題が浮上した。

 政府がすべて秘密にしたそのTPP交渉の過程を、自民党TPP対策委員長を務めた西川公也・元農林水産相が、著書として来月出版する予定だというのだ。

 その著書のタイトルは、『TPPの真実 壮大な協定をまとめあげた男たち』。出版社は中央公論新社で、5月6日に発売される予定だという。タイトルからも伺えるように、TPP交渉で手柄を立てた自らをアピールする本なのだろう。

 本の紹介文には、こうある。

〈未曾有の多国間交渉で、自国の将来をかけて繰り広げられた駆け引き――。自民党TPP対策委員長として最前線に立った著者が、その熾烈な内幕を明らかにする!〉

 しかも、この問題を昨日の衆院TPP特別委で質問した民進党の玉木雄一郎衆院議員は、この本のゲラ刷りを入手しており、本の中には「交渉過程そのものにかんする情報」が書かれていると指摘した。つまり、国民には黒塗りの“のり弁”資料を出しておいて、本のほうには開示しなかった情報が書かれている、というのだ。

 政府が国家機密に仕立てている情報を、与党の担当者が「内幕を明かす」と称して本にし、印税をがっぽり手に入れる。こんなことが許されていいのか。

 交渉過程を黒塗りにした言い訳を、石原伸晃経済再生相は「外交交渉は相手国との信頼関係などの観点から、内容を公開することに制約がある」と言い張り、さらに安倍首相は、こうも述べていた。

「交渉は妥結した結果がすべてだ。結果に至る過程の協議が、すぐ表に出るようなら、外交交渉はそもそも成立しない」

 まあ、よくも言ったものだ。安倍首相の答弁でいえば、西川氏の本の出版は外交交渉なんて成立しない、とんでもない暴挙ということになるだろう。

 しかも、このやり方が問題なのは、交渉過程が国家機密になっているため、本ではいくらでも事実関係を歪曲、捏造して、情報を操作できることだ。実際、西川氏の本は、かなりの部分で、政府、与党に都合よく情報を書き換えられているという。

 まさに、国民をなめているとしか思えない背信行為。しかもこれ、安倍首相は「知らなかった」では済まされない。というのも、西川氏のこの本の出版を、安倍首相は確実に知っていたからだ。

 じつは同書は当初、西川氏が4月の政治資金パーティーで配布するべく、4月10日に発売する予定だったが、3月末にテレビ東京が同書の内容が交渉過程にかなり踏み込んだものであることを報道。この取材に対し、与党側が「TPP協定の承認と関連法案の成立に万全を期すため、本の発売も遅らせたい」と考えていることも報じていた。そして本の発売日は4月から5月に延期されていたのだ。この問題を、安倍首相が知らなかったわけがない。

 ようするに、政権側はTPP暴露本の出版事実を知りながら、一方で求められていた情報開示には黒塗り資料を出すという、国民をバカにするにも程がある行動に出ていたのだ。

「むしろ、最初から、政府と西川氏の本の出版は連動していたと考えるべきでしょう。政府としては、“国家機密”と称してすべての情報を隠し、一方で、与党の責任者に“内幕”と称して、自分たちに都合のいい情報を出させて、国民を誘導する。そういう作戦だったんじゃないでしょうか。出版元も政権べったりの読売新聞社系の中央公論新社ですしね」(全国紙政治部記者)

 そもそも今回の西川委員長による出版行為は、議員辞職に値するものだが、それを黙認していた安倍首相の責任も問われるべきだろう。
(上記サイトより全文まま)
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あらら。。。
これってすごい秘密暴露。
しかもその秘密って配信的ですね。。。

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2016.03.08

宮部みゆき「あっかんべえ」と「おそろし」を読んで

読後の感想は面白かった!です。
早速、つぎの宮部みゆきを読もうと探したくらい、
面白かったです。
まぁ、面白いという感想で果たしていいのか、と言えば、
違うかなという気もするのですが。。。
もっと自分の感想を分析するなら、
「切なかった」「悲しかった」「愛おしく感じた」などなどの模様が表れては、そこに止まらず浮遊している感じなので、最後のまとめの感想が「面白かった」という一言にしたというのが本当です。

とくに個人的には、ラスボスという立ち位置のお寺の住職が亡者として主人公おりんの前に立ちはだかるあたりから、
鳥肌がたつくらい興奮しました。
あまりに怖くて、あまりに悲しくて、あまりに切なくて。
亡者となり怨念のこの世に残しながら、新たな罪を重ね、仏に問うその住職の怨霊が凄まじく飢えている様がビンビンと伝わってくるのです。
この怨霊がもつ苦しみは実はみんなが持っているものではなかろうか、誰が「非」とうちすてることができるだろうか、と思いました。
そして、最後のシーンはすべての蒙が払われていく様が丁寧に描かれていて、私自身もその場に立ちすくみ、ことの成り行きを見守っているような臨場溢れ、迫力ある筆致で、作者宮部みゆきの力量を感じ入ったものです。。。

本当に胸に深く染み入る本でした!!!

この作者に興味をもったので、つぎに手に取ったのが、この本です。
タイトルが「おそろし」なんていうから、はじめはコワゴワと読み始めました。というのも私はホラーは苦手だから。
が、読み進むうちに主人公おちかの優しさと、まわりのひとびとの深く沈みきっている憂が「おそろし」であることに気がつきました。
だれも悪くない。
みんなが己の正義に誠実に生きようとするのだが、
その正義をまげ、抑え、押し殺すところにキシキシと生じるひずみが、やがて罪となり科となる。
だれでもが陥るその闇がこわい。
が、その心の闇から逃げようとすれば暗黒はさらに追っかけてくる。
なら、その業とも言える闇に誠実に向き合うことしか己が己として生きて行く道はない、、、
と、いうことを教えてくれました。
なかなかに辛い本でもあります。
自分を救うのは自分なのだけれど、
助けて励ましてくれるのは周りの人たちの愛情なのです。それを感謝しながら、ふんわりと受け止めることこそが、自分を救うことなんだよ、と作者は語りかけてくれます。
重く苦しい本でしたが、示唆に富む良い本でした!!!

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2016.02.05

謀略法廷を読みました

謀略法廷を読みました。
あらすじは以下のとおりです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次の長者番付は何位だろう?ニューヨークに豪華マンション、自家用ジェットに美術品オークション。巨大企業グループ総帥トルドーの栄華は天井知らずだった。自社工場をめぐる損害賠償訴訟で敗北するまでは。土壌汚染。水道水に発ガン性物質。株価暴落。若き弁護士夫妻にしてやられた男は州最高裁での反攻を期すが―。司法制度の盲点を突く問題作、骨太のリーガル・サスペンス。
(上記サイトより)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

最後の結末はため息しかありませんでした。
「うううむ」

世の中ってまぁ、こうしたものなのかと作者のグリシャムは教えてくれているのかも。
それにしても、
残念な結末で、ちょっと読み終えたあとはザラザラ感しか残りませんでした。

感想は途中、いっぱいあったんですよね。
とくに今の世相を穿っているようなことがいっぱいあって、アメリカ社会で起きていることっていずれ日本にも上陸するから、
あああ、こんな世の中になるんだなって、そう思いながら読みました。
しかし、
どんなに企業や金持ちが悪くても、民衆、大衆には最後の拠り所として法廷がある!と信じていたかったのですが。

以前、私はエリン・ブロコビッチじゃないけれどという記事を書いたことがあるのですが、
あのときの爽快感たらありしゃしなくて、実に爽やかだったことを思い出しています。
尤も、作者グリシャムはこの本を通して、
法廷の危うさと企業の悪を暴きながら、
実は大衆の愚かさ、しかも「知らないこと」「知ろうとしないこと」がいかに悪で、それはいずれ自分にブーメランのように返ってくるのだと、私たちに伝えたかったのかもしれません。。。
目先の利益だけで、いろんなことを判断する愚を思いながら、今、ここに感想として書いています。

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2015.10.29

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone? を読みました。

面白かった!!!
さすが森博嗣さん。
「すべてがFになる」を読んで森さんの作り出す世界に、いつのまにか入り込み我が家の壁までが真っ白な研究室のそれに感じたくらい一気に読んだ、あの感覚が戻ってきました!!!
いやぁ、、、面白かった。
来たるべき未来。
人間はウォーカロンという人工知性体を作り出し、苦役や単純作業、さらにはペットのような癒しの対象まで生活のあらゆる場面を担う「ロボット」?を作り出す。一方、自らの体は細胞交換で不死のように長生きする術を得るのだが子どもが生まれないという時代になるという設定なのです。
「これって、かなり今の科学技術に対して警告を発しているよね」と思いながら読み進みます。
「生きるとは何か」「死ぬと何か」そして「人間とは何か」なぜ人間でなければならないのか、、、などなど究極の質問を直球で投げてくる著者。
読者である私はタジタジになりながら、ジャストミートを試みるも投げられたボールはみんなコロコロとあらぬ方向に転がっていくようなそんな不安を覚えながら読みました。
それくらい、この本は哲学であり、心理学であり、医学であり工学でありそしてミステリーであるのです!
途中の謎にも引き込まれるものがあり、
全体として、話の進み方も計算されて、こなれています。
が、
そんな私でも最後の結びこそが森さんの伝えたかったことでは、と確信しました。
それは、
「結局のところ、人の心をどう捉えるかという問題に帰着する。生まれるとは、人間とは、社会は誰のものか、、、、、とりあえず暴力的な行為だけはやめてもらいたい。そんな非生産的なエネルギー消費は不合理だ、、、、、」。(要約です)

今の世の中を穿つ言葉だとしみじみと思いながら本を閉じました。
この本、多くの方が手にとって、それぞれの方がそれぞれの読み方をなさればいいな、、と思いながら読み終えました。

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2015.10.02

「夜と霧」を読んで

夜と霧を読みました。

素晴らしかったの一言。

ナチスの強制収容の話は個人的には怖くて今まであまり手にしていなかったのです。
が、
戦後70年の今年。
あの戦争はなんだったのかと、改めて向き合うことが大切ではと思い、読み始めました。
作者は心理学者で、強制収容所の有様、被収容者の心理的な葛藤をメタ視点で描いているので、恐がりの私も抵抗無く読む事ができました。
そして、
読み進むうちに、
これは戦争告発の本でも歴史小説でもなく、
哲学書なんだと思いました。

生きる事、死ぬ事の意味。
それは極限に追い込まれたいった人間だけが経験する者であると、同時に、人はいつだってそれぞれの人生で今、極限に生きているんだと、強く語りかけてきます。
後半は目が離せませんでした。
作者は私に畳み掛けてきます。
私の過去に対しての自己評価はいかなるものか?
私の今に対しての取り組みは甘くないだろうか?
私の未来に対しての展望はそれでいいのだろうか?
と。

読んでいる私は一つ一つ、自己点検させられました。

これは戦争犯罪告発の本であり、
平和への希求の本であることは論を待たないのですが、
生きる事への勇気を与えてくれる啓蒙書でもありました!!!

本当に心が晴れやかになるステキな本でした♪

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2015.04.08

本屋大賞「鹿の王」に決まりました

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今年の本屋大賞、上橋奈穂子さんの「鹿の王」に決まりましたねぇ。
この本はまだ読んでいませんが、
私は上橋さんの構築する世界観が大好き!!!
「守り人シリーズ」なんて一気に読みました。

昨年は国際アンデルセン賞を受賞するし、
今、旬の上橋さん。
これから、どんな本を書いて下さり、
どんなファンタジーを届けて下さるのか楽しみです!!!


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2015.04.07

伊坂幸太郎、モダンタイムスを読んで

伊坂幸太郎のモダンタイムスを読みました。
あらすじは以下の通り。
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恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海が請け負った仕事は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。けれどもそのプログラムには不明な点が多く、発注元すら分からない。そんな中、プロジェクトメンバーの上司や同僚のもとを次々に不幸が襲う。彼らは皆、ある複数のキーワードを同時に検索していたのだった。
(データベースより)
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モダンタイムスと言う事ですぐに思い出すのはチャップリンの同名の映画です。
個人の意志とか考えとか無関係にシステムに組み込まれていく、そんな時代が近未来にはやってくるという設定です。
上記あらすじにもあるように「ネット検索」という如何にも今風のテーマ。
ある言葉を検索するとトンデモナイ事が起こり、
知らず知らずに事件に巻き込まれていくと言う、なかなかスリリングな小説。
いつの間にか、読み進んでいきます。
そして、その検索の意味が明らかになってくるのですが、
その辺りの迫り方は、個人的は「あまり面白くなかった」と言うのが感想です。
ネタばれになるといけないので、書きませんが、
謎が謎でなくなったとき、
ちょっと肩すかしをくうものですが、
この本も例外ではなかったと思います。
が、
が、
そうした、本筋とは別に、「ネット社会の怖さ」というのが、
とてもリアルでこれは読み応えがある部分でした。

人は何かのシステムの一部分でしかないのだろうか???
そんなテーマを抱えて小説は終わります。

さて、この本、実は「魔王」の続編だったのです。
魔王については私は
投票しよう 総選挙2009年のエントリーで書いています。
ちょっと抜粋。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何気ない日常に流されることの危うさ、、、
では、その危うさとは何か。
ズバリ、憲法改正とファシズムです。
縦糸に憲法改正とファシズム、とそれを推進する強烈な個性をもつ指導者、つまり「魔王」。
横糸は、決して良くはない景気の中でどうにか生きていく庶民の生活、それは兄弟への思いだったり、恋人を守ることだったり、同僚と笑うことだったり、、、、、と営むアレコレの生活。
縦糸と横糸が織り成し紡ぐものは「考えること」と「流されないこと」。


経済が悪化し、景気低迷が続く日本。
失業率が史上最悪。
次第にゆっくりと、、、ではあるが国民の心は希望の無い諦観包まれていく。
そしてそれは対外的な不満や怒りへと向け変えられ、、、、、
やがて憲法改正や国民投票へと指導者は国民へ導いていくのだが。

国民が一つにまとめられて個人の自由が奪われるのか、
国民が一つにまとまって集団の結束や民族の自覚を強めることができるのか、、、、、
物語は進みます。

♪デデデデデデデデ ダリラリラリダッタッタ〜
あれが見えないの?
魔王に連れて行かれるよ!
魔王が僕をひっぱっていくよ!

なんとも、
胸につまります。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ウウウウム。
なんだか、
今の時代ととてもシンクロしているようで、
落ち着かない気分になります。

と、言うことで、
今日は伊坂幸太郎「モダンタイムス」の感想をツラツラと。

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2015.02.19

「満願」を読んで

米澤穂信の短編満願を読みました。
これは短編集ということで、一つひとつの話が気楽に、なおかつ一気に読めるから話の全体が頭にスッと入ってきます。
「満願」には6つの話が収録。
みんなティストが違っていて、今更ながら米澤穂信さんって、いろんな作風が書けるんだと感心。
ネタばれになってはいけないので、ここには詳しくは書けませんが、
アマゾンの内容紹介は以下の通り。
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内容紹介
第27回山本周五郎賞受賞
2015年版「このミステリーがすごい! 」第1位
2014「週刊文春ミステリーベスト10」 第1位
2015年版「ミステリーが読みたい! 」 第1位

2014年のミステリー年間ランキングで3冠に輝いた、米澤ワールドの新たなる最高峰!

人生を賭けた激しい願いが、6つの謎を呼び起こす。人を殺め、静かに刑期を終えた 妻の本当の動機とは――。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在 外ビジネスマン、美しき中学生姉妹、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇 する6つの奇妙な事件。入念に磨き上げられた流麗な文章と精緻なロジックで魅せる、 ミステリ短篇集の新たな傑作誕生!
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個人的には「柘榴」の淫微な雰囲気や、「関守」の独特の怖さ、最後の「満願」の人が最後に拠り所とする矜持などが好きです。
人間がもつ「ややこしい」いやらしさ、
つまり、
出世欲だったり、性欲だったり、名誉だったり、
とかとか、
そんな欲を、仄暗い穴蔵に押し込めて静かに棲息している小動物のように捉え、
普段は、その己の小動物をなんとか押さえ込んでいるのだが、
だが、
あるきっかけで、それはプツンと箍がはずれ瓦解していく様を米沢は一気に書き込んでいます。
読者である私は、読み出したら、次のページを開けずにはいられない。
開けなかったら不安でしょうがない。
そんなドキドキ感が押し寄せて来る短編集でした。

お薦めです!!!

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2014.12.29

「幻想映画館」を読んで

幻想映画館を読みました。
あらすじは以下の通り。
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趣味はシリトリ。ちょっぴり学校に行きたくない高校生・スミレは、「不思議なもの」がよく見える。ある日、「不思議なもの」と同時に父の不倫現場を目撃。後を追い、商店街の映画館に迷い込む。そこで生まれて初めての恋をしたはいいが、失踪事件に巻き込まれ―生死の狭間に繰り広げられる癒し小説。
=============

作者の堀川アサコさんは「幻想郵便局」で大デビューした作者で、
ファンタジー作家。
とても優しい本を書く方です。
私は「幻想郵便局」についで2作目ですが、
ホンワリと流れる時間にホッとする作風は同じでした。

映画館というちょっと日常から離れたミステリアスな所を舞台にして、
「この世とあの世」の橋渡しをテーマにするところは、
堀川さんならのアイデアだと思いました。

初めはとても面白くて
ドンドンと話に夢中になってくるのですが、
最後の結末近くなるとチョット「どたばた」感がして
個人的には「残念」でした。

が、
全体としてミルク色のゆったりとした話の中に鏤められている人物たちの
それぞれの苦悩がソッと伝わってくる話として、
面白い話でした♫

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2014.12.18

「ハンナのかばん」を読んで

ハンナのかばんを読みました。
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第二次世界大戦中、アウシュビッツのガス室で
十三年の生涯をおえたハンナ・ブレイディ。
半世紀後、偶然、ハンナが残した旅行かばんと
日本でであった、石岡ふみ子。
ハンナはどんな少女だったのだろう・・・?
どんな家族にかこまれ、どんな生涯をおくったのだろう?
そして、少女になにがおきたのだろう?
ふみ子のハンナ探しがはじまった。
(上記サイトより)
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児童書なのですぐ読めます。
が、
読み進むうちに胸が詰まって何回もなんかいもため息。
そして気がついたらジンワリ涙が出ていました。
14歳にもなることなくガス室に消えて行った少女ハンナ。どんなにか生きたかったか、どんなにか歌を歌い、恋をして生きたかったか、、、

そして今、そんなハンナが世界に驚くほど増えているという現状を思うと、声を出さずにはおられません。
パレスチナで、パキスタンで、あるいはイラクで、イランで、、、
ハンナが声を出している。
叫んでいる。
と、思うこの頃です。

多くの人に読んでもらいたい本です。

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